読書の記録_国内作家さ行

田舎のポルシェ

篠田節子/著 文藝春秋 <収録作品> 『田舎のポルシェ』『ボルボ』『ロケバスアリア』 ロードノベル3編収録。 どれも社会問題を反映し て暗い背景はあるものの、 結末は明るい。

廃院のミカエル

篠田節子/著 集英社 ギリシャが舞台。雪が降っているのが不思議な感じ。 途中からオカルト的展開になったのはなぜに。

精霊流し

さだまさし/著 幻冬舎 さだまさしの自叙伝かもしくは私小説。 さだまさしは別の名前になっているが 家族などは本名ぽい。 タイトルに沿ってなのか 身近な人との死別の話が中心だった。

また、桜の国で

須賀しのぶ/著 祥伝社 戦前の日本とポーランドとの 友好関係話は知っているがそれを元にした 小説は初めて読んだ。 第二次世界大戦で蹂躙されている ポーランドの描写は辛い。 またライスはほろ苦いものだった。

鬼女の都

菅浩江/著 祥伝社ノン・ノベル ホラーにいつ転ぶのだろうかという ハラハラ感がほぼ後半まで続くミステリ。 京都独特の雰囲気が味わえる。

鏡の背面

篠田節子/著 集英社 小野尚子が実は半田明美では、 というところから先が気になって一気読み。 半田明美が善人か悪人かと主人公的な 女性ジャーナリストと施設長がゆらぐが、 長島という昭和的な感覚の元ジャーナリストが 横槍入れて邪魔そうなのに結構役に…

罪の声

塩田武士/著 講談社 グリコ・森永事件をモデルとした事件 ギンガ萬堂事件のその後の物語。 未解決事件を追う新聞記者と別に 自分の声が犯行声明に使われたかつての子どもが 事件の真相に迫っていく。 モデルの事件が丹念に取材されていて それがしっかり物語…

ぼぎわんが、来る

澤村伊智/著 KADOKAWA 第22回日本ホラー小説大賞、大賞受賞作。 三部作構成で、語り手がつど変わることによって 話の視点が異なったものに見える。 特に第一部から第二部へ切り替わった後の 現実的にありそうな家族の歪さが怪異よりも怖い。 怪異自体も結構…

晩鐘

佐藤愛子/著 文藝春秋 佐藤愛子のおそらく最後の小説。 過去も元夫の話は書いているが、 本書はその集大成といったところか。

となりのセレブたち

篠田節子/著 新潮社 <収録作品> 『トマトマジック』『蒼猫のいる家』『ヒーラー』 『人格再編』『クラウディア』 短編集タイトルが『トマトマジック』のみしか 関連付けられていない。 全てテーマはバラバラなのになぜこのタイトルに? 『ヒーラー』みたい…

竜と流木

篠田節子/著 講談社 南国ものだが、毎回違う怖さをみせてくれる。 今回は両生類パニックホラーといったところか。 環境や生態系の乱れなどで 恐怖のトカゲ集団ができていくところが 現実的な感じを出していた。

聖域

篠田節子/著 講談社 不思議な話だった。 作中作『聖域』も超大作を予感させる内容。 主人公? の編集者の執念が強い。

ホテルローヤル

桜木紫乃/著 集英社 釧路のラブホテル「ホテルローヤル」に 関わる人間模様の連作短編集。 直木賞受賞作。 話は逆時系列で構成されている。 暗めな作風だが読後感は悪くなかった。

約束の方舟 (上) (下)

瀬尾つかさ/著 ハヤカワ文庫JA 表紙で損してそう。 女の子二人はあの登場人物だろうと推測は できるけど、話の設定的に現代的な格好は してなさそうなのでなんか違う。 SFとしては基本的な話だと思う。

恋雨

柴田よしき/著 文春文庫 主人公がマネージャーになるきっかけを始め、 殺人事件の動機やトリックなど 結構強引にまとめられていた。 芸能界怖い。

神様の伴走者 手塚番13+2

佐藤敏章/著 小学館 編集者側からみた手塚治虫についての インタビュー集。 『ブラック・ジャック創作(秘)話』みたいなものなので 知っているエピソードはいくつかあった。 (2010年9月発行なので本作の方が古いみたいだが)

スターバト・マーテル

篠田節子/著 光文社 <収録作品> 『スターバト・マーテル』 『エメラルドアイランド』 表題作は芸術選奨文部科学大臣賞受賞。 単行本は絶版らしいが、文庫版あり。 表題作は、やりばのない哀しさがずっと続く感じで 小池真理子っぽさがある。 『エメラルド…

はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか

篠田節子/著 文藝春秋 <収録作品> 『深海のEEL』『豚と人骨』 『はぐれ猿は熱帯雨林の夢を見るか』『エデン』 タイトルがどこかで……、ディックのパロディだった。 でも割とタイトルどおりっぽい内容だった。 SF短編小説集としてもよかった。

ゆび

柴田よしき/著 ノン・ポシェット ホラーミステリといったところ? 人差し指のみ現れ、 様々な事件を短期間におこす様はパニックものぽくもある。 唐突にゲーム世界と現実世界を融合とかいうのが?? ゲームソフトがフロッピーに収まるというのが1999年らしい…

少女達がいた街

柴田よしき/著 角川文庫 前半が1975年。 渋谷が若者の街と化しつつあったり ロック喫茶というのがあったりとか なんだか当時の日本の風俗描写が面白い。 後半がいきなり1996年に飛んで、謎解きが始まるが それはそれで面白い展開だった。

セラピスト

最相葉月/著 新潮社 自分自身が箱庭療法を受けてみたり、 またはその逆で受けさせる側に立ったり 大学院生として心理学を学んだりと 取材としてはのめり込み過ぎだなと思った。 その理由みたいなのが後半で出てきている。

聖なる黒夜〈上〉〈下〉

柴田よしき/著 角川文庫 結構読み易いけど、 BL描写はさらっとして欲しかった。 ここで書かれている主要登場人物は 著者のシリーズものにも出ているらしい。

銀婚式

篠田節子/著 毎日新聞社 離婚、会社倒産、転職先のリストラ とのっけから不運の連続な主人公。 途中、これは不幸フラグか? とう描写が 出るたびにハラハラした。

コンタクト・ゾーン

篠田節子/著 毎日新聞社 予備知識なしだったので 死線をさまようレベルのサバイバルものに驚き。 初登場時にはとてもいけ好かなく 傲慢な感じの日本人OL三人が紛争に巻き込まれてから、 したたかに生き延びるため行動力があり 勢いがあり面白かった。

自閉症裁判―レッサーパンダ帽男の「罪と罰」

佐藤幹夫/著 洋泉社 浅草女子短大生殺人事件ことレッサーパンダ帽事件の 裁判と、被害者加害者周辺の人々へのインタビューを行ったルポ。 犯罪を起こした障害者が、罪を犯したことをきちんと理解させ 反省させることの難しさともどかしさが浮き彫りにされて…

国家の謀略

佐藤優/著 小学館 初期作品。 インテリジェンスとは何かということが わかりやすく説明されている。

刑事一代―平塚八兵衛の昭和事件史

佐々木嘉信/著 新潮文庫 警視庁捜査一課の名刑事と呼ばれた 平塚八兵衛から退職後に聞き書きしたもの。 名刑事と言われつつも、強引な捜査等で 現在では賛否両論な人物らしいが ここで語られる口調からは誠実な感じを受ける。

下山事件―最後の証言

柴田哲孝/著 祥伝社 著者の祖父自身が、下山事件に関わっていたかも しれないという証言から始まり調査が始まる。 事件の真相はともかく、 戦後直後に暗躍したと言われる ビッグネームの人々が証言から芋づる式に登場してくるのと、 フィクサー矢板玄との対…

私を通りすぎたスパイたち

佐々淳行/著 文藝春秋 外事警察やインテリジェンス、スパイ等 今まで語られなかった経験の話。 特定秘密保護法についても考えさせられる。

沖縄 だれにも書かれたくなかった戦後史

佐野眞一/著 集英社インターナショナル 力作ルポルタージュ。 散漫な部分もあるけどぐいぐい読ませる 沖縄の戦後史だった。 約10年前の本なので、沖縄の状況はまた変わってきているだろう。