読書の記録_国内作家な行

ポストコロナのSF

日本SF作家クラブ/編 ハヤカワ文庫JA <収録作品>『黄金の書物』小川哲『オネストマスク』伊野隆之『透明な街のゲーム』高山羽根子『オンライン福男』柴田勝家『熱夏にもわたしたちは』若木未生『献身者たち』柞刈湯葉『仮面葬』林譲治『砂場』菅浩江『粘膜…

悪の芽

貫井徳郎/著 KADOKAWA 無差別大量殺人から始まりいじめの過去やプレイバシーのネット晒しなどなにが最終的に「悪の芽」とはなんだろうと考えさせられる。

愛鳥自伝 〈上〉〈下〉

中西悟堂/著 平凡社 日本野鳥の会の創始者で歌人・詩人など マルチな著者の自伝。 内容は、日本野鳥の会を創設する以前の前半であるが 生誕自体が既に波瀾万丈でそれがノンストップで続くのがすごい。

大菩薩峠〈20〉

中里介山/著 ちくま文庫 未完だけど20巻で完結。 勝小吉の自伝引用がまだ続いているのは 少々呆れた。しかもカタカナ文章になって読みづらい。 最後の話のオチが終わらせる気が全くしないという内容。

大菩薩峠〈19〉

中里介山/著 ちくま文庫 話は進まずだが、この段階にきて 新撰組が久々の登場、複数の登場人物と接触と 幕末のいつの時代だ? という状況に。 あと、勝小吉の自伝の引用がページ稼ぎかというくらい長い。 自伝に対する神尾主膳のツッコミは面白かったが。

大菩薩峠〈18〉

中里介山/著 ちくま文庫 一旦離れた机龍之助とお雪ちゃんが また一緒になって大変なことに。 と予想しそうなのに引き合わせたお銀様いいのか? ラストお銀様別件でお怒りではあったが。

大菩薩峠〈17〉

中里介山/著 ちくま文庫 恐山からやってきた柳田平治という 登場人物が新たに登場、とまだ新たな人物出るのか。 話が進むようで進まないまま終わってしまいそう。

大菩薩峠〈16〉

中里介山/著 ちくま文庫 関ヶ原で土地を購入したお銀様。 この土地でユートピアを創ろうとしているあたりが 作者の思想がもろに反映しているらしい。

大菩薩峠〈15〉

中里介山/著 ちくま文庫 読むのが面倒になったけどあと5巻なので 最後までつきあおうという感じ。 登場人物の話でいいところまでいくと 場面転換して別の登場人物の話になるので散漫としている。

大菩薩峠〈14〉

中里介山/著 ちくま文庫 「弁信の巻」途中からと「不破の関の巻」 机竜之助がお雪ちゃんと別れてお蘭と旅たつ。 お雪ちゃんは弁信とやっと再開したが、 なんだか心根がかみ合わずだが一緒に別天地へ向かう。 駒井一行も船が出航して仙台へ向かう。 などなど…

大菩薩峠〈13〉

中里介山/著 ちくま文庫 「勿来の巻」と「弁信の巻」途中まで。 何気に、イヤなおばさんが死亡してからの方が 活躍しているではないか。 とにかく死亡してからも周囲に迷惑をかけまくっている。

大菩薩峠〈12〉

中里介山/著 ちくま文庫 道庵先生&米友組と、お角&お銀様組が その他登場人物も名古屋に集結。 米友・お角・お銀様が三すくみ関係になって笑えた。 机竜之助とお雪ちゃんは白骨温泉を出て 白川郷を目指して旅を再開。

菩薩峠〈11〉

中里介山/著 ちくま文庫 「Oceanの巻」とか時代小説らしからぬ タイトルの章が収録されている。 章によって話がガラリと変わるので 時々なんの話の続きかわかりづらくなってきた。

大菩薩峠〈10〉

中里介山/著 ちくま文庫 ここで物語の半分までやってきた。 神尾主膳サイド以外の登場人物は 江戸以外にいる状態に。 道庵先生と米友は中山道の旅を続けているが 白骨温泉にいる机竜之助一行とは 果たして出会うのか、それともニアミスを起こすのだろうか。

大菩薩峠〈9〉

中里介山/著 ちくま文庫 元気だったお雪が 逗留客の不審死が続いたせいで病んできた。 弁信の不吉な予言が実際に起こりそうなフラグ。 慶応3年秋で話が固定されてしまって話の進みが遅くなってきた。

大菩薩峠〈8〉

中里介山/著 ちくま文庫 お銀様も机竜之助一行をおって 宇津木兵馬と一緒に白骨温泉を目指したり、 道庵先生と米友も旅立つなど 各登場人物たちの動きがまた活発になってきた。

大菩薩峠〈7〉

中里介山/著 ちくま文庫 なかなか進まないというか、 今度は信州の白骨温泉と舞台が飛ぶという展開に。 前巻までのあらすじがどんどん長くなってきた。

大菩薩峠〈6〉

中里介山/著 ちくま文庫 芳浜の茂太郎、弁信が主要登場人物に追加。 神尾主膳がひどい目にあってざまあみろ状態。 それにしてもで道庵先生家へ向かったはずの 与八はどこに行った? 犬のムクはなぜ机竜之助には敵意を見せないのだろう。

大菩薩峠〈5〉

中里介山/著 ちくま文庫 登場人物たちの舞台が 甲府から江戸に戻りつつ。 道庵先生と彼が巻き起こす騒動が中心。 江戸時代では絶対使わなそうな 現代的(とはいえ大正時代だが)セリフに困惑。

菩薩峠〈4〉

中里介山/著 ちくま文庫 悪人は結構多いけど、 その中でヘイトを集めそうなのは神尾主膳。 早く罰がくだされないかと思うのは彼くらいだったり。 後半で久しぶりに与八が登場。道庵先生の親戚だったのかー。 純粋すぎなためか作中数少ない癒しキャラだと思う…

大菩薩峠〈3〉

中里介山/著 ちくま文庫 登場人物が減るどころか増えていく。 印象深いのはお銀様か。 机竜之助が盲目になって落ち着いたかと 思いきや辻斬りをまた始めてしまった。

大菩薩峠〈2〉

中里介山/著 ちくま文庫 お玉や宇治山田の米友などの山の芸人や 女性のみで行商するリーダー的存在の お徳などが2巻で新たに登場する。 全てが机竜之助を中心に縁が繋がれている。

大菩薩峠〈1〉

中里介山/著 ちくま文庫 未完の大河小説。 「三輪の神杉の巻」まで。 メインの机竜之助は今の所冷徹で あまり魅力は感じない。 伝説の盗賊で特殊能力持ちの 裏宿の七兵衛のパートの方が盛り上がる。

なにかのご縁

野崎まど/著 メディアワークス文庫 野崎まどとしては ほのぼのハートウォーミングストーリーで 別人の作品かと思ったくらい。 うさぎさんが可愛すぎる。

ラストワンマイル

楡周平/著 新潮文庫 末端の運送会社を軽んじる ネットショップサイトの会社が楽天を 連想させるなあと思ったら解説でもそんな感じな ことが書かれていた。 結構うまくいく展開になっていたが物語としては盛り上がる。

後悔と真実の色

貫井徳郎/著 幻冬舎文庫 山本周五郎賞受賞作。 警察小説で、途中犯人は想像ついたが、 途中で主人公の警察官が辞職する展開に なるというのは予想外。 結構つらい描写が多かった。

聖職の碑

新田次郎/著 講談社文庫 同タイトルの映画を数年前に観たことあったので 内容は知っていたが、 改めて読むと遭難事件もそうだが 当時の長野県で白樺派に影響された教育の話、 悲惨な遭難事件があったのにも関わらず、 かえって中学生たちに登山をさせる体験…

十二大戦

西尾維新/著 集英社 十二支メンバーのバトルロイヤル。 途中で誰が優勝になるかは予想がつくので、 途中過程を楽しめば良いのか? 異能力バトルだが優勝者の能力はやりすぎ。

バッカーノ!1935-D Luckstreet Boys

成田良悟/著 電撃文庫 Dで完結してなくて、Eへ続く。Eはまだ未発行。 読む間が空くと内容忘れそうだから、まとめて読みたかった。 「転」の割にはあまり話は進んでいなかった。 セントラルパークの部分はEへの伏線か、各登場人物の 立ち位置を彼ら自身が確認…

バッカーノ!1935-C The Grateful Bet

成田良悟/著 電撃文庫 カジノパーティーが開催。 ここで起承転結の「承」ということか。 話の進み方がゆっくり。