読書の記録_国外作家な行

堕落刑事

ジョセフ・ノックス/著 池田真紀子/訳 新潮文庫 ノワール警察小説。主人公のマンチェスター市警所属のエイダン・ウエィツが麻薬の潜入捜査と並行して家出中の議員の娘と接触するが。主人公自身もスピードを接種していたりするが悪そのものに堕落はしていなか…

母の日に死んだ

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ9作目。 とにかく生死問わず登場人物が多い。 今回はピアの家族にまつわる物語もあるが、 本筋の過去の連続殺人事件の謎の方も濃厚だった。 他、オリヴァーが再婚し精神落ち着いたた…

森の中に埋めた

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ8作目で最新刊。 登場人物が多数で、途中誰だっけと 何度も確認しながら読了。 前作で結婚したピアの名字も変更。 オリヴァーの親友が失踪した42年前の事件が 絡む連続殺人事件。 や…

生者と死者に告ぐ

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ第7作。 ピアがおめでとうだが、彼女の家族が今回明らかに。 オリヴァーはやっと身辺落ち着いた。 しかし国家レベルの事件が多発しすぎ。 本作の狙撃事件も話が進むうちに規模が拡大す…

悪しき狼

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ6作目。 オリヴァーがやっと落ち着いてきて、チーム自体もちゃんと機能してる。 今回はおぞましすぎる児童虐待事件の話。 それと連動して今までのシリーズであった謎の部分 (特に素…

穢れた風

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ5作目 ということでやっと原作同様刊行順に読了。 風力発電は環境に良さそうだがいろいろしがらみもあるのね。 ここまで読んでいくと、オリヴァーとピアの立ち位置が逆転? オリヴァ…

死体は笑みを招く

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ2作目。 日本発行順で読んでしまったので時系列がバラバラ。 今回の容疑者たちの一部はその後の話に出るので 犯人じゃないと除外しやすいが。 ともかく、本作なピアが中心なためか や…

白雪姫には死んでもらう

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアのシリーズ。 翻訳が発行順通りではないので、シリーズ人物の動向の 時系列がバラバラである。 どの国でも閉鎖的な村は恐ろしいということか。 村民たちもだが、捜査するオリヴァーの部下たち…

悪女は自殺しない

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 ドイツミステリ。 オリヴァー&ピアのシリーズはここから始まる。 殺害された女性に対し皆動機があり そちらの捜査は結論がつくが、 途中で起こる容疑者一人への復讐の結末は それで良かったのだろうかと疑問…

友だち

シーグリッド・ヌーネス/著 村松潔/訳 新潮社 余命2、3年の老犬と過ごすことになった 初老の女性小説家の物語。 私小説風だがそうでなさそうな部分もあったり なんとも不思議で静かな雰囲気がある。

私のイサベル

エリーサベト・ノウレベック/著 奥村章子/訳 早川書房 主人公のカウンセラーが、受け持った患者を 自分の娘と思い込むが、それが事実かそうでないかの 周囲を巻き込む出来事がスリリングだった。 個人的にはエピローグがしっかりしたものある方がよかった。

はるかなるわがラスカル

スターリング・ノース/著 亀山龍樹/訳 復刊ドットコム アニメの原作小説。 ラスカルとの出会いから別れまでの一年間を この原作からよく広げることができたものだ。 現代の道徳観を1910年代に押し付けるのはよくないけど、 スターリングの動物の飼い方は駄目…

世界の果てのビートルズ

ミカエル・ニエミ/著 岩本正恵/訳 新潮社 フィンランド国境近くの スウェーデンにある田舎の村で育った著者の自伝的小説。 とされるけど、所々ファンタジー的エピソードがありで 不思議な感じに仕上がっている。

深い疵

ネレ・ノイハウス/著 酒寄 進一/訳 創元推理文庫 ドイツ警察もので、シリーズ三作目から紹介とのこと。 それは特に気にならなくて一気に読めた。 ナチスドイツの亡霊がまだ語ることができるのは そろそろ厳しくなっていくのだろう。

ハリー・オーガスト、15回目の人生

クレア・ノース/著 雨海弘美/訳 角川文庫 500ページ以上もあるけど、ぐいぐい読ませる。 何度も生まれ変わっていろいろな人生を過ごす ハリー・オーガスト。限定された時代で生きているが 同じような能力を持つ人たちとの連携で過去と未来の人と やりとりが…

ワン・デイ (上)(下)

デイヴィッド・ニコルズ/著 川副智子/訳 ハヤカワ文庫NV 映画化にもなっている。 約20年という中で、毎年7月15日を切り取ったエピソード。 二人がまさかの人生を歩んでしまうとは。

ネクサス (上)(下)

ラメズ・ナム/著 中原尚哉/訳 ハヤカワ文庫SF 近年海外SFで人気? な舞台である タイへ主人公が移動したところからどんどん話が進む。 結構アクションが激しいというか、人に優しくない展開。 主人公も痛そう。

愚行録

貫井徳郎/著 東京創元社 一家四人惨殺という事件。 殺害された夫婦の過去を追うインタビューと 交差してどこかの兄妹の会話が混ざる。 結構心の闇ぽい内容だが 最後の方で、タイトルの意味がやっとわかる構成となっている。

20世紀イギリス短篇選(下)

小野寺健/選・訳 岩波文庫 <収録作品> 『あいつらのジャズ』ジーン・リース 『確実な人生』ショーン・オフェイロン 『この四十年』ノーラ・ロフツ 『レディだけの旅』オリヴィア・マニング 『届かない花束』ウィリアム・サンソム 『蠅取紙』エリザベス・テ…

20世紀イギリス短篇選(上)

小野寺健/選・訳 岩波文庫 <収録作品> 『船路の果て』ラドヤード・キップリング 『故郷への手紙』アーノルド・ベネット 『ルイーズ』サマセット・モーム 『岩』E・M・フォースター 『上の部屋の男』P・G・ウドハウス 『キュー植物園』ヴァージニア・ウ…

殺人者の健康法

アメリー・ノートン/著 柴田都志子/訳 文藝春秋 フランス人受けしそうな、ほぼ会話のみの物語。 死にかけのノーベル賞作家が女性記者と話す段になってからが とんでも展開に。

畏れ慄いて

アメリー・ノートン/著 藤田真利子/訳 作品社 前から気になっていた本だったがやっと読めたー。 著者がベルギー人だとは知らなくて英米文学コーナーを探してた。 フランス文学コーナーだった。 なんというか、「アメリーくん」のみならず 日本人全ておかしい…

透明な対象

ウラジーミル・ナボコフ/著 若島正、中田晶子/訳 国書刊行会 ナボコフ遺作の前の作品。 うーむ、複雑。 ウィトゲンシュタイン『論理哲学論考』が下敷きになってるからか。 最初のヒュー・パーソンの名前に関する文章はユーモアあって笑えた。 なので、出だし…

世にも奇妙な人体実験の歴史

トレヴァー・ノートン/著 赤根洋子/訳 文藝春秋 タイトルと「マッドサイエンティスト」の前ふりが 際物本を思わせる。が、自分自身の身体で人体実験をする 医者や科学者の話であって、彼らのおかげで今の科学の進歩があるんだなと思った。 でも真面目な本じ…

恐竜クライシス

ハリー・アダム・ナイト/著 尾之上浩司/訳 創元推理文庫 『ジュラシック・パーク』よりも前に 発表された恐竜パニックもの。 こっちはある程度隔離された場所ではなく 田舎町なあたりが怖さ度高い。 しかも、恐竜だけでなくライオンや虎まで出てくるのだ。 …

英国紳士、エデンへ行く

マシュー・ニール/著 宮脇孝雄/訳 早川書房 プラチナ・ファンタジイ叢書だし タイトルからのイメージや あらすじにてユーモア系小説かと思いきや 思いのほかシリアス展開の多い歴史小説だった。 いや、エピローグ的部分を指してユーモア小説といってるのか?…

ヒジュラ 男でも女でもなく

セレナ・ナンダ/著 蔦森樹+カマル・シン訳 青土社 ヒジュラを初めて知ったのは西原理恵子の漫画だった。 その時は女装した男性の集団? ていうくらいの認識だった。 (漫画は、サイバラがインドで ヒジュラの家でホームステイして、 ヒジュラ祭りに参加とい…

ズッコケ中年三人組age43

那須正幹/著 ポプラ社 中年シリーズ4作目。 前作age42は親子関係話で流し読みだったから、 読了扱いしてなかったみたいだ(ここにUPしてません)。 今回は那須先生お得意の時事ネタで、 今までの中で一番面白い! 裁判員制度の話で、地元で起こった殺人事件の…

考えすぎる女たち

S・ノーレン=ホークセマ/著 古川奈々子/訳 ソニー・マガジンズ タイトルどおり、 余計な事でドツボに入って些細な出来事を考えすぎて 疲れてしまう女性の例とその対応みたいなのが 書かれていた。心理学本。 タイトルについてはそのとおり。 解決法について…

テヘランでロリータを読む

アザール・ナフィーシー/著 市川恵里/訳 白水社 珍しく話題本を読んでみた。 といっても話題されてたのは去年の秋くらいだが。 1978年のイスラーム革命から18年間の 著者のイランで経験した回顧話。 イスラーム革命前の西洋化された世界だったのが、 突然前…