読書の記録_国外作家な行

英国紳士、エデンへ行く

マシュー・ニール/著 宮脇孝雄/訳 早川書房 プラチナ・ファンタジイ叢書だし タイトルからのイメージや あらすじにてユーモア系小説かと思いきや 思いのほかシリアス展開の多い歴史小説だった。 いや、エピローグ的部分を指してユーモア小説といってるのか?…

ヒジュラ 男でも女でもなく

セレナ・ナンダ/著 蔦森樹+カマル・シン訳 青土社 ヒジュラを初めて知ったのは西原理恵子の漫画だった。 その時は女装した男性の集団? ていうくらいの認識だった。 (漫画は、サイバラがインドで ヒジュラの家でホームステイして、 ヒジュラ祭りに参加とい…

ズッコケ中年三人組age43

那須正幹/著 ポプラ社 中年シリーズ4作目。 前作age42は親子関係話で流し読みだったから、 読了扱いしてなかったみたいだ(ここにUPしてません)。 今回は那須先生お得意の時事ネタで、 今までの中で一番面白い! 裁判員制度の話で、地元で起こった殺人事件の…

考えすぎる女たち

S・ノーレン=ホークセマ/著 古川奈々子/訳 ソニー・マガジンズ タイトルどおり、 余計な事でドツボに入って些細な出来事を考えすぎて 疲れてしまう女性の例とその対応みたいなのが 書かれていた。心理学本。 タイトルについてはそのとおり。 解決法について…

テヘランでロリータを読む

アザール・ナフィーシー/著 市川恵里/訳 白水社 珍しく話題本を読んでみた。 といっても話題されてたのは去年の秋くらいだが。 1978年のイスラーム革命から18年間の 著者のイランで経験した回顧話。 イスラーム革命前の西洋化された世界だったのが、 突然前…

死神とのインタヴュー

ノサック/著 神品芳夫/訳 岩波文庫 <収録作品> 『人間界についてのある生物の報告』『ドテーア』 『カサンドラ』『アパッショナータ』『死神とのインタヴュー』 『童話の本』『海から来た若者』『実費請求』 『クロンツ』『滅亡』『オルフェウスと……』 ハ…