ズッコケ中年三人組age43

那須正幹/著 ポプラ社

中年シリーズ4作目。

前作age42は親子関係話で流し読みだったから、

読了扱いしてなかったみたいだ(ここにUPしてません)。

今回は那須先生お得意の時事ネタで、

今までの中で一番面白い!

裁判員制度の話で、地元で起こった殺人事件の裁判にて

ハチベエ裁判員に選ばれる。

age42の世界の時間軸はあいまいな箇所もあるけど、

内容的には今から半年先の世界だよなあ。

ネタバレ含む内容は下記より。

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なんだか、三人組の活躍というよりも

裁判員制度がこうなりそう、な予言的小説でした。

家族や知人には裁判員なったこと話してOKと

なっているけど、モーちゃんが会社の人に話すことで

ハチベエの知らぬ人まで、あの殺人事件の裁判やったんだってと

話が広まっていたり、

裁判終了後、裁判員同士で交流もつのってあり? とか。

あと、この話でも出てるとおり裁判員制度で担当する案件って

殺人事件等民事系じゃない方が多いらしいが、

登場人物の話でも出てる通り、死刑判決だって出すケースだったありえるんだよなあ。

結構、裁判員とは何か? とも考えさせる内容。

ラストのオチは薮の中ぽいけどいいのかな?