英国紳士、エデンへ行く

マシュー・ニール/著 宮脇孝雄/訳 早川書房

プラチナ・ファンタジイ叢書だし

タイトルからのイメージや

あらすじにてユーモア系小説かと思いきや

思いのほかシリアス展開の多い歴史小説だった。

いや、エピローグ的部分を指してユーモア小説といってるのか?

複数の人物の視点から構成されていて内容は面白かったけどさ。

19世紀のマン島人への差別、

オーストリアの存在意義、アボリジニの扱い等

当時のイギリス人(というかイングランド人)の一面が

重いんだよな。