図書館大戦争

図書館大戦争

ミハイル・エリザーロフ/著 北川和美訳 河出書房新社

ウクライナ人作家によるロシア小説。

タイトルからだと有川浩のあの小説を連想するが

こちらはある20世紀の作家の著作が人に特別な能力を

与えるということを知った人々で形成された

いわゆる「図書館」同士で著書の奪い合いをるする話。

官憲にバレないように銃撃は行わず

自分に身近な武器を使用して戦う。

「図書館」や小規模団体の「図書室」については

なんだか宗教めいたものを感じた。