ぼくは漫画大王

ぼくは漫画大王

胡傑/著 稲村文吾訳 文藝春秋

第3回島田荘司推理小説賞受賞作。

1970から80年代前半の台湾の漫画の状況が

ほぼ海賊版の日本漫画ばかりというところが面白い。

少年漫画メインというか永井豪周辺のロボット漫画が

中心で登場人物が中華風な名前になっている。

ただし、殺人事件とその謎解きは

無理がある設定なのが残念。

島田荘司を冠した賞だからありなのか?