歩道橋の魔術師

歩道橋の魔術師 (エクス・リブリス)

呉明益/著 天野健太郎/訳 白水社

1980年前後数年の台北

実際にあった商業施設「中華商場」にいた人々と

そこで商売をしていた魔術師と呼ばれた男との

エピソードが語られる連作短編集。

「中華商場」1992年に解体したそう。

いずれも不思議な物語ばかりだが

ノスタルジックな雰囲気は日本人にも十分伝わる。