アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム/著 ヘレンハルメ美穂/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫
グレーンス警部二作目。
スウェーデンでの人身売買的売春事件と
また重苦しいテーマ。
グレーンス警部の宿敵の犯罪者との事件と並行して
話が進むが最後まで救いがない。
こんな内容なのにシリーズが続いているのがすごい。
以下ネタバレ。
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途中殉死する同僚刑事が売春事件の
関係者であることが判明し、
彼の妻子のことを思いやって真相を闇に葬るのは
読者が納得しにくい。
しかも、妻も人身売買関係者だとラストで判明するという。