ボックス21

ボックス21 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

アンデシュ・ルースルンド、ベリエ・ヘルストレム/著 ヘレンハルメ美穂/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

グレーンス警部二作目。

スウェーデンでの人身売買的売春事件と

また重苦しいテーマ。

グレーンス警部の宿敵の犯罪者との事件と並行して

話が進むが最後まで救いがない。

こんな内容なのにシリーズが続いているのがすごい。

以下ネタバレ。

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途中殉死する同僚刑事が売春事件の

関係者であることが判明し、

彼の妻子のことを思いやって真相を闇に葬るのは

読者が納得しにくい。

しかも、妻も人身売買関係者だとラストで判明するという。