シャギー・ベイン

シャギー・ベイン

ダグラス・スチュアート/著 黒原敏行/訳 早川書房

 

2020年度ブッカー賞受賞作品。

1980年代イギリス労働階級の没落と

主人公のシャギーと母親アグネスの生活をが重なる。

シャギーが主役という扱いになっているようだが、

真の主役はアルコール依存症に陥るアグネスの方だろう。

暗くて救いがない話だが最後まで読ませる。