喪失の冬を刻む

喪失の冬を刻む (ハヤカワ・ミステリ文庫 HMワ 2-1)

デイヴィッド・ヘスカ・ワンブリ・ワイデン/著 吉野弘人/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

 

アメリカはサウスダコタ居留地に住む主人公。
日本では馴染みが薄い、アメリカ先住民の現代生活描写が新鮮。
先住民内でも同じ部族同士ではない結婚で生まれた子どもは
混血扱いでいじめられるとかきつい。
主人公ヴァージルの甥が麻薬所持の容疑をかけられ
その解決に奔走することをきっかけに
ヴァージルの生き方が変わっていくあたりからが面白かった。