日時計

日時計

シャーリイ・ジャクスン/著 渡辺庸子/訳 文遊社

 

シャーリイ・ジャクスンの
既刊本の長編2作と同様、お屋敷が舞台。
世界が終わるが屋敷内にいれば助かるという
「お告げ」が起こる。
後唐突に終わるので世界は本当に終わったのかは不明。
ホラー風味な部分もあるが、ホラーという感じは受けなかった。


お屋敷に住んでいるor滞在している人々をはじめ、
村民他の端役の登場人物でさえ
どこか不愉快さがあって読者に共感を得る者が
誰一人いないのがジャクスンらしさか。