われらが痛みの鏡 上・下

われらが痛みの鏡 上 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ル 5-5)  われらが痛みの鏡 下 (ハヤカワ・ミステリ文庫 ル 5-6)

ピエール・ルメートル/著 平岡敦/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

 

三部作完結。二つの大戦間の物語。
本作では、2作目に出ていた少女ルイーズが
大人になって登場。
彼女の物語を中心として、
脱走兵になった二人の青年や稀代の詐欺師などの話が
交互に語られ後半で同じ場所へ集結し物語は終わりへ向かう。
ナチスによってパリ陥落してしまうが、彼らにとっては大団円?
ルイーズと行動を共にしたジュールさんが
意外にも無事に生き残ってよかった。