のぞきめ

のぞきめ

三津田信三/著 角川書店

 

異なる時代・同じ場所で起こった
二つの怪異についての手記。
前半の手記の怪異は純粋に怖すぎる。純粋な怪異もの。
後半の手記は前半の手記より時代は遡り
全く独立した話だが前半の怪異が起こる原因らしきものが伺える。
最後に著者自身の怪異への解釈があるが
ここで一種の謎解きをすることで読者の恐怖が
少し薄らぐように構成されている?