機龍警察 火宅

機龍警察 火宅 (ハヤカワ・ミステリワールド)

月村了衛/著 早川書房

<収録作品>
『火宅』『焼相』『輪廻』
『済度』『雪娘』『沙弥』
『勤行』『化生』

機龍警察シリーズのサイドストーリー的短編集。
こうしてみると話を作りやすい登場人物と
そうでない登場人物に分かれている。
姿や沖津みたいなのは短編読みたいけど難しそう。
短編もシリアス路線であるが、
宮近が主役の話は明るいオチでほっとさせられた。

印

アーナルデュル・インドリダソン/著 柳沢由実子/訳 東京創元社

 

アイルランドミステリ、エーレンデュル捜査官シリーズ6作目。
サマーハウスで自殺した女性の事件を調査する傍ら、
古い失踪事件も追う。

別々の事件ではあるがとあることがきっかけで一気に解決の道が開ける。
今回は完全に一人捜査をしているが、
ある程度親しくなっていたはずの同僚たちがなんだか冷たいのが気になった。
また、家族問題では離婚した元妻との和解は困難だと判明したが
子ども二人との関係は再構築できてきたのが救い。

伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男

仮面ライダー・仮面の忍者赤影・隠密剣士・・・ 伊上勝評伝 昭和ヒーロー像を作った男 (Tokuma critical biography Seri)

井上敏樹、竹中清/著 徳間書店

 

仮面ライダー』や『仮面の忍者赤影』の脚本家
伊上勝の評伝。
子息でやはり脚本家の井上敏樹から見た
伊上勝の話は少しかと思いきや一章まるまる本人が書いている。
他関係者証言もあるが、上記だけでも十分濃い内容だった。

天冥の標VIII ジャイアント・アーク

天冥の標VIII ジャイアント・アークPART1 (ハヤカワ文庫JA)  天冥の標VIII ジャイアント・アーク PART2 (ハヤカワ文庫JA)

小川一水/著 ハヤカワ文庫JA

 

前巻から300年後、1巻の時間軸へ戻る。
1巻で即退場したか? と思われた登場人物たちが復活!
イサリが子孫のイサリかと思ったら本人で驚いた。
起承転結の「結」へと向かう、怒涛の伏線回収の話だった。

余命1年のスタリオン

余命1年のスタリオン

石田衣良/著 文藝春秋

 

癌闘病もの。
二枚目半の俳優が肺癌になり余命1年を宣告され、
自分の生きている証を残すべく奮闘する。
抗癌治療などの部分はシリアスで深刻だが、
生活部分はコミカルにし明るい内容となっていた。