iレイチェル The After Wife

iレイチェル The After Wife

キャス・ハンター/著 芹澤恵/訳 小学館文庫

 

突然亡くなったレイチェルが研究していた
AIアンドロイドと傷ついた家族と交流する。
話の流れと結末は予想つく王道展開。
最初は気味悪がっていたiレイチェルの存在が
受け入れられる過程はいい話ではあるが
早い段階でアナログハックされていたのが気になるところ。

日本庭園の秘密

日本庭園の秘密 (ハヤカワ・ミステリ文庫)

エラリー・クイーン/著 大庭忠男/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫

 

国名シリーズのようでシリーズではない?
日本とアメリカの関係が微妙な時代背景があるためか。
トンチキ日本文化はどうしても出てくるが
当時としてはましな方?
事件の背景と真相がスッキリしない。

街とその不確かな壁(上) (下)

街とその不確かな壁(上) (新潮文庫) 街とその不確かな壁(下) (新潮文庫)

村上春樹著 新潮文庫

 

全部で三部構成。
『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の
世界の終りとほぼ同じストーリーが一部でまとめられている。
二部が結構長くて名前も不明な主人公が
福島県にある私設図書館の館長となり生活するストーリー。
奇妙な現象は起こるが、基本静かに進むところで
イエロー・サブマリンの少年が登場してまた異世界三部への話へ続く。
ファンタジーな場面でなくてもファンタジーな不思議物語だった。

 

 

失われたものたちの本

失われたものたちの本 (創元推理文庫)

ジョン・コナリー/著 田内志文/訳 創元推理文庫

 

第二次世界大戦中のイギリスにて
家の庭から異世界へ行く少年が試練を超えて成長する物語。
というと、ナルニア国物語に影響を大いに受けてそうな印象。
実際にラストがそんな感じだった。
異世界は歪んだお伽話がもとになっている。

 

なお、宮崎駿の映画「君たちはどう生きるか」のモチーフ本らしい。

スケープゴート

スケープゴート (創元推理文庫)

ダフネ・デュ・モーリア/著 務台夏子/訳 創元推理文庫

 

すごくデュ・モーリアらしい内容。
フランス人になりたい歴史学者のジョンが
瓜二つの伯爵ジャンと出会ったことで強制的に入れ替えされ
フランス人として七日間過ごすサスペンス。
ジョンがジャンによって歪んでしまっている家族たちや
閉鎖が確定されている工場をなんとかしようとして奮闘。
ジョンが悪意ない優しい性格(に対しジャンは残酷な性格)で
がんばれジョンと応援したくなるが、結末はビターエンド。

捜索者の血

捜索者の血

ハーラン・コーベン/著 田口俊樹/訳 小学館文庫

 

展開がスピーディーでストレスがたまらない。
息子殺しの冤罪で終身刑になり無気力になっている主人公が
実は息子が生きていることを知り事件の真相を知るため
刑務所を脱獄する。
主人公が息子が生きているという執念を知った
彼に関わる人たちが協力的なので
敵側が明確になってわかりやすい。