澤村伊智/著 光文社
<収録作品>
『ひとんち』『夢の行き先』『闇の花園』
『ありふれた映像』『宮本くんの手』『シュマシラ』
『死神』『じぶんち』
収録作品が『ひとんち』から始まり『じぶんち』で終わるが
テーマはバラバラのホラー短編集。
『シュマシラ』は過去作品の得体の知れない化け物系や
作者を模した語り手、香川(『キリカ〜』の主人公と同じ名前)の
友人が体験する実話ホラーなど。
『宮本くんの手』は宮本くんがどうなるか先が読めるがそれでも怖い。
ミシェル・バークビイ/著 駒月雅子/訳 角川文庫
サブタイトル『ミセス・ハドスンとメアリー・ワトスンの事件簿2』。
ハドソン夫人の入院先の病室で起こる
連続不審死の謎と少年行方不明に関連する幽霊少年団の謎の二本立て。
1作目もだが2作目もなんというか
異常な犯人像で明らかになるとおぞましくなっていく。
なんか例の教授の存在を感じるのは気のせい?
柴田よしき/著 実業之日本社
花咲慎一郎シリーズ5作目。その後新作ないのでここまでか。
連作短編が続いていたが本作は長編。
暴力はあるが殺人までには至る事件はないが
二つの事件が話が進むにつれて繋がっていく。