2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧
アダム・オファロンプライス/著 青木純子/訳 早川書房 1930年代から2000年くらいまで経営されたホテル 「ホテル・ネヴァーシンク」とそこを経営した家族、 その親族、従業員などの年代記。 皆、秘密を抱え込んでいる。
ミラクル・クリーク アンジー・キム/著 服部京子/訳 早川書房 ミラクル・クリークという町で起こった放火殺人事件。 事件の裁判をとおして韓国人移民一家を中心に なぜ事件が起こったかの経緯が書かれる。 裁判のシーン以外の人間関係がドロドロしすぎて 胸…
ヘニング・マンケル/著 柳沢由実子/訳 創元推理文庫 ヴァランダーシリーズ4作目でCWAゴールドダガー賞受賞作。 猟奇的連続殺人事件だが、犯人は途中で判明するなど 事件自体の謎はあっさりしている。 どちらかというと、ヴァランダー自身のことや その家族や…
ジャック・ドゥルワール/著 小林佐江子/訳 国書刊行会 モーリス・ルブラン初の伝記。 アルセーヌ・ルパンの生みの親なのに 今まで伝記にならなかったのに驚き。 タイトル通り、ドイルなどと同様自分の生み出した キャラクターが好きになれなかった。 ブルジ…
オインカン・ブレイスウェイト/著 粟飯原文子/訳 早川書房 タイトルどおり、 妹が付き合っている彼氏を毎度殺して、 それを姉がその隠蔽を手伝うという ブラック・コメディ風なナイジェリア中編小説。 過去の事情も関連しつつ 姉妹どちらも性格がぶっ壊れて…
ソフィー・エナフ/著 山本知子、山田文/訳 早川書房 シリーズ2作目。 サブタイトルが本作とあまり意味がなかった。 カペスタンの義父が殺害され、その事件の解決も 彼女自身にとってつらいものだった。 ラスト3作目への布石があったかも? 捜査班へは更に濃…
野田サトル 集英社 とうとう全員札幌に集合! またメンバーの同盟が変わって 札幌で起きているジャック・ザ・リッパーの犯罪に 立ち向かう。
カーリン・イェルハルドセン/著 木村由利子/訳 創元推理文庫 ショーベリ警視シリーズ第1作。 スウェーデンミステリ。 主人公のショーベリ警視は、5人の子沢山で 結構家事も手伝ったり家庭円満なところが珍しい? 21世紀になってるわりに 鑑識や各警察署間の…
ヘニング・マンケル/著 柳沢由実子/訳 創元推理文庫 ヴァランダー警部シリーズ4作目。 いきなりヴァランダーが重度のうつ病になっていて驚く。 知人が巻き込まれた殺人事件が 起こることで案外あっさり復活するが。 今作の犯人はヴァランダーの殺害も狙った…
セバスチャン・フィツェック/著 赤根洋子/訳 柏書房 サイコスリラー。 この著者の作品を読むのは2作目であるが、 文字通り読むとぐるぐるひっくり返されまくりで油断できない。 読後疲れる。
ラーラ・プレスコット/著 吉澤康子/訳 東京創元社 『ドクトル・ジバゴ』を使ってのスパイ戦争を背景に それに関わる女性たちの物語。 著者パステルナークの愛人オリガの人生は ほぼノンフィクションぽいが、パステルナークに関わったばかりに 強制収容所に2…
太田愛/著 KADOKAWA 現代社会の話ではなく、 架空の国の物語で戸惑うのだが 差別や戦争などの寓話的ストーリーなのだろうか。 各章の語り手の人生が皆壮絶。
バリー・ライガ/著 満園真木/訳 創元推理文庫 三部作の前日譚となる短編集。 ジャズだけでなく、コニーやハウイーを主人公にして 彼らから見たジャズの姿を書く。 中編となる表題作は、三部作内で都度触れられている G・ウィリアムズがビリーを逮捕した話の…
バリー・ライガ/著 満園真木/訳 創元推理文庫 三部作の三作目。 二作目ラストが次に続く! になって気をもたせたが ラストへ向けて一気に片がつく。 ジャズにとって厳しい現実を突きつけられるが コニーやハウイーなど周囲の人間関係に救いがあった。
石田衣良/著 文藝春秋 最新作まで追いついた。 表題のは度々過去作品でも触れられている 児童虐待話で最もキツイ内容だった。 IWGPシリーズは時事ネタが常にあるが 本作でもコロナの世界が書かれていた。
バリー・ライガ/著 満園真木/訳 創元推理文庫 三部作の一作目。 前回二作目から読んでしまったので 本作の内容が一部触れられていたということで 答え合わせや復習的な感じで読んだ。
ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ8作目で最新刊。 登場人物が多数で、途中誰だっけと 何度も確認しながら読了。 前作で結婚したピアの名字も変更。 オリヴァーの親友が失踪した42年前の事件が 絡む連続殺人事件。 や…
ヘニング・マンケル/著 柳沢由実子/訳 創元推理文庫 時々思い出すように読む。 スウェーデンの刑事ヴァランダーシリーズ第2作。 初期のは初めてで、時代が冷戦直後の 混乱期となっているラトヴィアまで捜査へ出向く ヴァランダーがなんだか新鮮。
立原透耶/編 新紀元社 <収録作品> 『太陽に別れを告げる日』江波/著 大久保洋子/訳 『異域』何夕/著 及川茜/訳 『鯨座を見た人』糖匪/著 根岸美聡/訳 『沈黙の音節』昼温/著 浅田雅美 訳 『ハインリヒ・バナールの文学的肖像』陸秋槎/著 大久保洋子/訳 『…