2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

大菩薩峠〈6〉

中里介山/著 ちくま文庫 芳浜の茂太郎、弁信が主要登場人物に追加。 神尾主膳がひどい目にあってざまあみろ状態。 それにしてもで道庵先生家へ向かったはずの 与八はどこに行った? 犬のムクはなぜ机竜之助には敵意を見せないのだろう。

大菩薩峠〈5〉

中里介山/著 ちくま文庫 登場人物たちの舞台が 甲府から江戸に戻りつつ。 道庵先生と彼が巻き起こす騒動が中心。 江戸時代では絶対使わなそうな 現代的(とはいえ大正時代だが)セリフに困惑。

沈黙の少女

ゾラン・ドヴェンカー/著 小津薫/訳 扶桑社文庫 ドイツミステリ。 誘拐事件の被害者少女「きみ」、 復讐に燃える主人公「わたし」、謎の狩猟集団「彼ら」の 章が時系列もバラバラに構成。 「彼ら」の存在がドイツにいそうかというとどうだろう、 旧ソ連だっ…

バーニング・ワイヤー

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ9作目。 ウォッチメイカーの事件も対応しつつ 電気を使ったテロ的連続殺人を追う。 当時読んだ人はここでシリーズ完結を思った人が多そう。

マジカルグランマ

柚木麻子/著 朝日新聞出版 タイトルの「マジカル」は フィクションのご都合主義キャラクターにつけられる名称のこと。 他の作品もだが割と執筆当時の 時事ネタが入っているよな。 話の構成はいつもと同様で予定調和。

砂男 (上)(下)

ラーシュ・ケプレル/著 鍋倉僚介、瑞木さやこ訳 扶桑社文庫 北欧のシリアスキラーって凶暴すぎる。 胸糞悪いエピソードが連続であったが 唯一誘拐された子どもらが助かったのが救い。

1122 第7巻

渡辺ペコ 講談社 本当はあと2、2巻は必要だったのでは、 と思わせるほど詰め込みすぎな内容だった。 ほとんどが、いちこの暴走で走って 何とか着地をしていた巻だった。 美月一家の方はすっかり落ち着いたのに。

彼女たちの部屋

レティシア・コロンバニ/著 齋藤可津子/訳 早川書房 実在する女性保護施設を舞台に 現代と過去の話が交互に語られる。 フランスの女性問題で 若い女性がドロップアウトしてホームレスになる というエピソードがショッキングだった。

ソウル・コレクター

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ8作目。 とても現代的な事件。 ネット上の個人情報が書き換えられて 犯罪者にさせられるの怖い。 今回はリンカーンのいとこが冤罪事件に巻き込まれる。 リンカーン・ライムは…

白い悪魔

ドメニック・スタンズベリー/著 真崎義博/訳 早川書房 文学作品ぽさを匂わせるノワール小説。 ルネサンス期のイギリス人作家ョン・ウェブスターの 戯曲『白い悪魔』をベースにしているらしいが あらすじを読むとほぼそのままである。

本日は、お日柄もよく

原田マハ/著 徳間文庫 普通(と言いつつも、周囲環境が特殊だ)の OLが幼馴染の結婚披露宴での出来事をきっかけに スピーチライターという仕事に出会うお仕事小説。 作品が書かれた時期が東関東大震災の前なのだが 話の途中から「政権交代」選挙活動がメイン…

嘘、そして沈黙

デイヴィッド・マーティン/著 渋谷比佐子/訳 扶桑社ミステリー ほとんど善人が出てこない話。 家族の悲しい過去が全てのきっかけか。 巻き込まれた子どもたちが無事だったのと エピローグが救いがあるのが意外。

ウォッチメイカー

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ7作目。 『スリーピング・ドール』の主人公キャサリン・ダンスも登場。 ウォッチメイカーという殺し屋(このシリーズ殺し屋多すぎない?)が 敵なのに、過去作品の犯人たちと…

あしたの君へ

柚月裕子/著 文藝春秋 家庭裁判所と無縁だと知らない職種 家裁調査官を主人公とした連絡短編集。 とはいえ主人公は修習生なので 「カンポちゃん」こと家庭調査官補なのだ。 著者には珍しく? エグいエピソードもあるが 結果的には人情話に落ち着く話ばかりだ…

菩薩峠〈4〉

中里介山/著 ちくま文庫 悪人は結構多いけど、 その中でヘイトを集めそうなのは神尾主膳。 早く罰がくだされないかと思うのは彼くらいだったり。 後半で久しぶりに与八が登場。道庵先生の親戚だったのかー。 純粋すぎなためか作中数少ない癒しキャラだと思う…

大菩薩峠〈3〉

中里介山/著 ちくま文庫 登場人物が減るどころか増えていく。 印象深いのはお銀様か。 机竜之助が盲目になって落ち着いたかと 思いきや辻斬りをまた始めてしまった。

12番目のカード

ジェフリー・ディーヴァー/著 池田真紀子/訳 文藝春秋 リンカーン・ライムシリーズ6作目。 ハーレムの女子高生が犯人に狙われる。 それが140年前の解放奴隷のとある事件と関連していく。 どんでん返しは抑えめか。

最悪の館

ローリー・レーダー=デイ/著 岩瀬徳子/訳 早川書房 ゲストハウスが全然見知らぬグループと ブッキングされるというのって辛いな。 しかもそこから殺人事件に巻き込まれていって、 さらに自分の辛い出来事の真相もわかってしまうとは。

大菩薩峠〈2〉

中里介山/著 ちくま文庫 お玉や宇治山田の米友などの山の芸人や 女性のみで行商するリーダー的存在の お徳などが2巻で新たに登場する。 全てが机竜之助を中心に縁が繋がれている。