2017-04-01から1ヶ月間の記事一覧
コミケ話と他校のミステリ研究会との ビブリオバトル。 前々から、主要人物何人かの性格の悪さが ちょこちょこ出ていたけれど、 本作だとさらにあからさまに。 中高生だからありということだろうか。
山本弘/著 東京創元社 怪談と戦争がテーマのビブリオバトル。 どちらも「死」に関わるテーマであるためか 両方のバトルとも重い部分があった。 空と武人の亡き祖父との夢会話はほんわかした。
ベン・マッキンタイアー/著 小林朋則/訳 中央公論新社 第二次世界大戦時における英国のスパイ作戦は、 他国に比べてユニークな手段を使っている。 本作はノルマンディー上陸作戦を影で支えた 二重スパイたちの活躍ぶりを描いたノンフィクション。 登場人物が…
ジョゼフ・ディレイニー/著 金原瑞人、田中亜希子/訳 東京創元社 シリーズ3作目。 魔使いの弟子になってから初めての冬の話。 ここでラミアの魔女メグが登場するが、 昔は相思相愛だったかもだが、 一方通行的な愛に変化するのは当然かもしれないと思った。
トム・ロブ・スミス/著 田口俊樹/訳 新潮文庫 レオ・デミドフ主人公三部作の完結編。 下巻最後の一ページ以外は レオにこれでもかと試練を与えて気の毒。 冷戦時代の旧ソ連とアメリカとの謀略に巻き込まれすぎ。 アフガニスタンの部分はもう少し短くても良か…
諸星大二郎 講談社 全巻では、2巻で完結しそうな気がしたがまだ続く。 2巻ではかなりアクションシーンが多かった。 箱の中はどんだけ広いのだろう。
下村湖人/著 偕成社 シリーズ最終巻。 もう自伝要素は全くなくなっている。 故郷を追われた形になった次郎は東京へ上京し 朝倉先生たちと青年自由塾経営の手伝いをしている。 次郎の恋の悩みと並行し、塾への軍への圧迫をはじめ 二・二六事件の影響など暗い…
下村湖人/著 偕成社 第四部から、自伝小説ではなく 次郎独自の物語になって驚いた。 また、明治時代の田舎の話かなと思ったら 舞台は昭和初期だった。 第四部は、五・一五事件直後 (ということで1932年というのがわかる) 軍の批判をした朝倉先生の辞任を巡…
井上靖/著 新潮文庫 著者の自伝的要素はあるが、 『しろばんば』等の自伝小説と比べるといろいろ異なる。 こちらは、幼年期から壮年期までの期間が書かれていて、 各章ごとに主人公に影響を与える 女性たちが登場するのが印象的であった。
オリバー・ストーン、ピーター・カズニック/著 金子浩、柴田裕之、夏目大/訳 早川書房 オバマ政権まで。 とても読みづらかったが、なんとかシリーズ読了。 アメリカが誇示する アメリカの正義とは何か考えさせられた。
比嘉史果 KADOKAWA 表紙の印象とあった 柔らかい妖怪と人との物語だった。 収録作品の中では第1話の件が気に入った。
松田奈緒子 小学館 後半、3D印刷という最先端技術から 紙付録設計の職人の話などが出てきて すこし漫画の話からずれてきてたかも。
吉田秋生 小学館 たぶん、すずが中学卒業あたりで 終了しそうな感じだったのが具体化してきた感じ。 店長が無事でいますように。
下村湖人/著 偕成社 次郎中学生編。 第一部からやたら次郎を目の仇にしていた 本田のおばあさんはずっと憎らしい存在だったが、 次郎の精神の成長によって やや憎らしさがやわらいできて、話の不安材料が減って良かった。 また、継母の実家の人や中学校の先…
桜井画門 講談社 冒頭からの圭くんと圭くんの母親の対話。 母親は合理的すぎな性格なだけで、冷たくはなくて良かった。 また、圭くんは合理的だけど情もあって母親似のようで 父親似でもあったと。 亜人日本第一号の人、佐藤さん亜人化のきっかけ、 アメリカ…
下村湖人/著 偕成社 前作で母が死去してからの次郎は だいぶ落ち着いてきた。 本作では、継母登場、中学入試と大きな出来事が発生。 受験失敗する次郎だが翌年で合格し中学生活に入る。
ジョゼフ・ディレイニー/著 金原瑞人、田中亜希子/訳 東京創元社 前作で人物像がわかってきたので 本作(シリーズ二作目)はだいぶ読みやすくなった。 今回は悪霊だけではなく人間側でも 主人公側を迫害しようとしていて、 途中誰が死亡してもおかしくないほ…
井上靖/著 新潮文庫 『しろばんば』続編。 洪作、中学生編。 沼津の中学へ通うようになってからの 洪作は反抗期に入ったようで、成績も下がったり 不良扱いされている上級生と仲良くなったりと 次第に素朴だった子ども時代と変わっているようだ。
保阪正康/著 毎日新聞社 犬養毅、東条英機、鈴木貫太郎、吉田茂と 戦前〜戦後での歴史的事件に立ち会った首相たちの 家族たちへの取材をとおしての証言集みたいなもの。