2004-12-01から1ヶ月間の記事一覧

それいけズッコケ三人組

那須正幹/作 前川かずお/絵 ポプラ社 記念すべき第一作目は短編集。 三人組それぞれの性格がよくわかる内容。 後には丸一作分使うであろうネタを短編で使用してもったいないー。 一作目ではハチベエと安藤圭子と仲良いのが印象的。 未来報告では結婚してた…

写楽ホーム凸凹探偵団シリーズ

那須正幹/作 関修一/絵 ポプラ社文庫 タイトルは副題で、5冊分読了。 小学生三人組(男2女1)と写楽ホームという 老人ホームの老人二人で行く先々で起こる事件を解決する内容。 ズッコケにくらべればパソコンや携帯が普通に出てくる 21世紀な世界である。 …

花物語

なかにし礼 新潮文庫 吉屋信子の同タイトル小説も物悲しい雰囲気だったが、 なかにし礼のは幸福になる女性が一人もいないあたり、 もっと悲惨な内容。文章はさすがに上手。

トレンドの女王ミホ

全5巻 二ノ宮和子 講談社文庫 『のだめ』より勢いあるなあ。 今35歳前後の人が大学生だったバブル末期の話。 とにかく、当時のトレンド(らしい)ものを なりふりかまわずゲットするミホ。 中盤以降が人間技じゃない行動がパワーアップして笑える。

あやうしズッコケ探検隊

那須正幹/作 前川かずお/絵 ポプラ社 読んだ記憶があまりない……けど、 ラストの家へ帰るところだけぼんやりと覚えていた。 サバイバル生活が意外にも本格的なのがさすが那須先生。 アーサー・ランサムの「ツバメ号とアマゾン号」シリーズも そうだけど、外で…

響きと怒り

ウィリアム・フォークナー/著 高橋正雄/訳 講談社文庫 冒頭のつけたしの、登場人物紹介の小話の波乱万丈さが面白いので 本文を楽しみにしていたら、難解すぎで一週間くらいかかっての読了。 白痴のベンジャミン→自殺直前のクエンティン →ただ一人の正常人ジ…

ズッコケ○秘大作戦

那須 正幹/作 前川 かずお/絵 ポプラ社 スキー場で知り合った美少女が、 新学期に転校生としてやってくるという ベタな始まりが意外にも気に入ってる。 小学生以来だから、内容忘れているだろうと思っていたが ほとんどちゃんと覚えていた。やった! ちなみ…

ぼくらはズッコケ探偵団

那須正幹/作 前川かずお/絵 ポプラ社 一作目がなかったので二作目から読んでみた。 いまや、那須先生はいろいろなシリーズで 推理ものやっていらっしゃるが、 実は、この作品が初めての推理ものだったそうな。 そう思うと、全体の内容がすごく基本中の基本の…

赤ちゃんがいっぱい

青井夏海 創元推理文庫 死人は出ないほのぼのした雰囲気のミステリ小説。 結構先の展開が読みやすすぎなので、 長編よりも短編でかまわない 内容のような気がする。雰囲気は好きだけど。

ミカドの淑女

林真理子 新潮文庫 『平民新聞』にスキャンダラスな記事を書かれた 明治時代の女性 って誰だろうと、読んでみたら下田歌子だったとは、 と意外な感じがした。 下田歌子というと、歌塾の先生で、 その塾には樋口一葉も通っていた というのだけ知っていたのだ…

東京百話(人の巻)

種村季弘 編 ちくま文庫 昭和、それも昭和30年代以前の雰囲気の内容。 江戸から昭和を生きていた有名人、 無名人様々な人たちの話が100話。 かつて本郷にあった菊富士ホテルの話が ちゃんとあったのが嬉しかった。