2014-01-01から1年間の記事一覧
久坂部羊/著 新潮社 <収録作品> 『病院の中』『他生門』『耳』 『クモの意図』『極楽変』『バナナ粥』 『或利口の一生』 いずれも、芥川龍之介の有名作のタイトルを もじった短編集。内容は作者お得意の医療ミステリ。 芥川小説を意識した内容のものもあれ…
手塚治虫 講談社手塚治虫文庫全集 1970年代半ばから 少年マガジンに連載された作品。 連続したストーリーもあるけど 一話完結もありで、アニメで観た時よりも統一感がなかった。 最終話も普通に続きそうな話だったし。
三津田信三/著 中央公論新社 実話なのか完全フィクションなのか曖昧なホラー本。 複数の恐怖譚が実は一つへ繋がっていって結構怖い。 家の恐怖が伝染するあたりは『残穢』と共通している。 あと、他の人も指摘しているがご本人の既存著作の宣伝が時々入って…
絲山秋子/著 講談社 何の気なしにエッセイを読んでみたけど 小説とはギャップある人なんだなあ。 躁鬱がすごそうなのはわかるけど押しの強さは 営業出身からなのか。
小川洋子/編 河出書房新社 <収録作品> 『河童玉』川上弘美/著 『仏頂玉』小川洋子/解説エッセイ 『遊動円木』葛西善蔵/著 『友だちに恵まれない人生』小川洋子/解説エッセイ 『外科室』泉鏡花/著 『鳴らないポケットベル』小川洋子/解説エッセイ 『愛撫』…
柚木麻子/著 幻冬舎 章ごとに、5人の女性を主人公にした連作小説。 共通点は伊藤くん。 文章は軽い恋愛ものであるが、 伊藤くんが実際にいそうだけどクズすぎで そこがミソだとはわかっていても不快だった。
諸星大二郎 朝日新聞出版 今まで判型がバラバラだった 栞と紙魚子シリーズが新装版で全4巻でるらしい。 本当は最終巻だけでいいかなと思ったが、 新作書き下ろしが数ページついてるので結局1巻から購入することにした。
岩明均 講談社文庫 物語も後半へ。 広川も市長になってるし大きなエピソードが入ってる。 意外にもシリアス一辺倒でなくギャグぽいシーンが まだ出ている。
永井豪&ダイナミックプロ 日本文芸社 デビルマン編が終わってマジンガーZ編に。 作者の顔が変わっている理由はすぐ説明が入っているけど 豪ちゃんすごいエピソードでもある。 再現漫画がやはり現代風(ケータイ持ってる人が出てた) になってるのがなあ。。。
新久千映 徳間書店 いろいろな種類の酒が飲めるって羨ましい。 何気に同じ店が何回か出てるんだと今回改めて気づかされた。 ドラマで人が食べる描写はあまり好きでないので ドラマ版はほぼ観ないだろう。
坂本眞一 集英社 噂の突然ミュージカルになる話が収録。 兄妹の心象風景とはいえびっくりした。 なんて実験的漫画なんだろう。 いよいよマリー・アントワネット(眉毛太すぎ!)の 輿入れが決定でベルばら色が濃くなってきた。 あと、天然痘の描写がベルばら…
久世番子 白泉社 相変わらず、二人の関係が可愛らしくキュンキュンするが 別の感情や周りの反対勢力が増えて不穏な空気が漂ってきた。
神林長平/著 ハヤカワ文庫JA 80年代出版のバージョンで読了。 今も読めるが表紙はラノベ風。 子供時代だけ超能力を持っていて 大人になると喪失するという設定は今だと珍しくないかも。 実際10代で読んだ方が主人公に共感しやすいだろうな。
絲山秋子/著 新潮社 <収録作品> 『恋愛雑用論』『強震モニタ走馬灯』『葬式とオーロラ』 『ニイタカヤマノボレ』『NR』『忘れられたワルツ』 『神と増田喜十郎』 全てに共通することが、 ファンタジー色が強いのと震災ということか。
キャサリン・ゴヴィエ/著 モーゲンスタン陽子/訳 彩流社 カナダ人が書いた歴史小説。 文章が翻訳調なのは仕方ないが よく調べられていて面白かった。 ここ数年で、お栄こと葛飾応為の評価が高まって嬉しいものである。
青池保子 秋田書店 『エロイカより愛をこめて』の 少佐の部下Zが主役のスパイ物。 こちらの方がシリアス度高めである。 なんかZを通して、少佐の魅力が引き出されている。
松本零士 小学館文庫 まだ続いている。実は何巻までかは調べてないので不明。 戦記ものなのに松本零士美女がほぼ毎回登場している。
諫山創 講談社 最新刊追いついた。 内部抗争はひと段落だったが、巨人の誕生の秘密が 少しずつ明かされそうな流れだった。 無駄に引き伸ばしせずに、きれいに風呂敷をたたんで欲しい。
ジョージ朝倉 祥伝社 祭田夫妻の展開が早くてびっくり。 すごく勢いがある。 並行して別のキャラの恋愛が始まったがこちらも面白い。
新田次郎/著 新潮文庫 実在した戦前の社会人登山家 加藤文太郎の生涯を小説化したもの。 山の描写、加藤の心理描写がいちいち素晴らしい。
河田雄志/作 行徒妹/画 徳間書店 サウザー主役で、原作そっくりな絵の ギャグ漫画。1巻だと出落ちで飽きそうだったが 意外にレベルを保っている。
古屋兎丸 集英社 帝一がまともな方向に頑張っている巻。 あの世界に丹下ジムがあるのか、と小ネタも笑える。 美々子に対して帝一の妹が言う苦言は読者代表ぽい。 そしてまたもや最後の方で帝一と弾に危機が襲ってきたので次が気になる。 でも、菊馬も文化祭…
諫山創 講談社 現時点出版されている分まで。 いろいろ解決するどころかややこしい展開に。 人類破滅は防げるのか?
メイ・サートン/著 武田尚子/訳 みすず書房 メイ・サートン60代前半、心機一転で移転した 家でのペットらと自然の描写が美しい日記。
原克/著 講談社 新人サラリーマンの目を通して物語風に 1920年代のOLの生活を描く。 100年くらい経っているのに、すごく変わってないって……。
諫山創 講談社 5巻の後半で登場した 女型巨人の正体の謎は解けるが 謎が謎を呼ぶ展開で気が抜けない感じ。
筒井康隆/著 角川書店 ブログを書籍にしてものだが面白い。 月に2回、東京と神戸を往復する生活で とても精力的だ。
門田隆将/著 小学館 三菱重工爆破事件の事件発生から犯人一派らを逮捕までの 警視庁公安部側からみたノンフィクションもの。 事件から40年たっているから、 可能な限り関係者が実名で書くことが可能になったのだろうか。 謎っぽい公安の捜査の過程も書かれて…
新谷かおる 秋田書店 同じキャラクターが連続してでてくる。 本作ではヨーロッパ戦線にてのアメリカ兵活躍もの多し。
松本零士 小学館文庫 時々スターシステム? という疑問が出たのは トリさんやミーくんが出ていたから。 おいどん顔は平たい顔の一族の松本零士版だからいいんだけど。