読書の記録_国外作家あ行
ジョン・アーヴィング/著 岸本佐知子/訳 新潮文庫 インドを舞台にしたなんともカオスなストーリー。一応主人公は、整形外科医のファルーク。インド出身だがカナダ在住で故郷の存在は曖昧。ファルークの人生の過去・現在あちこち多様な話が転がって着地点が最…
荷午、王小和/著 島田荘司/訳 講談社 下訳の方がいるとはいえ島田荘司の訳。はるか未来? で知能が発達して人間から独立した動物王国にて起こった殺人事件。ロバの探偵と蛙の助手コンビで事件を追う。独特な世界観の事件でミステリだがなんでもありになって…
ユッシ・エーズラ・オールスン/著 吉田奈保子/訳 ハヤカワ・ミステリ シリーズ第9作。次で最終巻らしい。作中時間は、ロックダウン発生などコロナ禍が一番ひどい時期。そんな中32年前から2年おきに発生していた殺人が起こる可能性が出てきた。1作目から引っ…
アシュリィ・エルストン/著 法村里絵/訳 創元推理文庫 とある事情で別人を名乗ってターゲットの恋人になっている女性の前に彼女の本名を名乗るそっくりさんが現れる。なぜ彼女がスパイめいたことをしているのか、彼女の上司は何者かなど謎だらけで後半の反撃…
ラモーナ・エマーソン/著 中谷友紀子/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 タイトルと表紙だとコメディぽいのだがナバホ族出身で幽霊が見えるリタの半生が本作の事件と交差して語られるシリアスもの。タイトルにあたる「うるさい幽霊」が全く魅力なくただただ押し付け…
リチャード・オスマン/著 羽田詩津子/訳 ハヤカワ・ミステリ 関わる事件の規模がどんどん大きくなってくる上、複数の事件が同時に起こっていく。木曜殺人クラブのメンバーたちは絶好調だが協力メンバーたちも増えていくのでそのうち人物把握できなくなるかも…
リチャード・オスマン/著 羽田詩津子/訳 ハヤカワ・ミステリ シリーズ2作目。1作目ではぼやかしていたエリザベスの元職業が明らかに。あとがきを読んで、ミス・マープルものというより特攻野郎Aチームの方がモチーフらしいとのことだが確かに話が進むにつれ…
リチャード・オスマン/著 羽田詩津子/訳 ハヤカワ・ミステリ 高級老人施設に住む<木曜殺人クラブ>のメンバーたちが殺人事件の解決へ挑む。スマホも使いこなし、頭脳だけでなく実際の行動力もアグレッシブな老人たちが魅力的。
イサベル・アジェンデ/著 木村榮一/訳 河出文庫 チリがモデルとされる南米の国にての女性三代記。祖母クラーラが霊的能力が強くてポルターガイスト的能力も使えるしエピソードが多め、母ブランカは女性たちの中では少なめで孫アマンダが幸運な運勢を持ってい…
ミヒャエル・エンデ/著 大島かおり/訳 岩波書店 やっぱりいいよね、となる読後感。ファンタジー世界ではあるけどたっぷり風刺が含まれてそれほど甘くもない。現代がこの作品が発表されていたときよりさらに時間の時短や効率化などを重視する世の中になってい…
アーナルデュル・インドリダソン/著 柳沢由実子/訳 東京創元社 エーレンデュルシリーズの番外編。エーレンデュルの部下であるエリンボルクが主人公で普段触れられない彼女の家庭環境などがしっかり書かれている。タイトルは本作の殺人事件の被害者のことなの…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 シリーズ完結。ハリー・クリフトンの生涯が終わる。ハリーらしい亡くなり方だった。1部からの謎であったハリーの父親は誰かなのかもちゃんと解決されていた。
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 時代は1970年代へ。まだ残っている三人の敵の決着が一応ついた?なんだか自滅していった感があるが。ハリーは代理であるがノーベル賞授賞式でスピーチ、エマはサッチャーが首相へとなるきっかける与えると世…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 気がついたら作中が1970年になっていた。宿敵であるレディ・ヴァージニアとエマの裁判が中心として進んだ。一方ハリーは4部から続く旧ソ連とのスパイ合戦が決着ついたか。
ドン・ウィンズロウ/著 田口俊樹/訳 ハーパーBOOKS 三部作二作目。前作から脱出し、舞台はアメリカの西の地域へ。前半は緊張感ある逃亡生活だが、後半は一転、華やかな映画界へと踏み出す。映画がなぜか一作目を元にしたもので最初に関わるアルターボー…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 マルティネス一家との対決が佳境に入る。対決の煽りを受けて重要人物が死亡してしまうのが残念。伏線的に悲劇が起こりそうなのは予想していたがこんなに早かったとは。セバスティアンがサムと出会ったことが…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 なんで表紙が飛行機のパイロット? と思ったらストーリーで重要な部分だった。ジャイルズの女運悪さの問題から始まったかと思ったらセバスティアンが国際的贋金事件に巻き込まれるスリラー展開に。クリフト…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 ハリーが刑務所に入るというところからスタート。第二次世界大戦に突入しているにも関わらず彼の生存を信じるエマがアメリカへ探しへ行く。主要人物たちの障壁相手のヒューゴーはここで退出、案外早かった。…
アンディ・ウィアー/著 小野田和子 ハヤカワ文庫SF 月面都市アルテミスが舞台主人公ジャズはサウジアラビア出身の女性。荷物運輸(ポーター)を生業とした彼女が引き受けた仕事がアルテミスやその住民の生命まで握る大事件へ発展する。都市の設定が綿密で…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 ウィリアム・ウォーウィックシリーズと関連ある作品らしいので読み始めた。 ハリー・クリフトンの波瀾万丈な人生。そう、第1部なのに波瀾万丈すぎすのだった。1919年から1940年まで。ハリーの周囲の人物でヒ…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 新潮文庫 ウィリアム・ウォーウィックシリーズ1作目。1作目は新潮文庫だった。美大出身ということを武器にウォーウィックが絵画窃盗事件の捜査に加わる。2作目でも登場人物たちの紹介も兼ねる1作目。
ドン・ウィンズロウ/著 田口俊樹/訳 ハーパーBOOKS 新シリーズ三部作の1作目。本シリーズでウィンズロウは断筆するらしい。ニューイングランドのイタリア系ギャングに所属する男の彼女を、アイルランド系ギャングのボスの次男寝取ったことによって抗争が起こ…
マーガレット・アトウッド/著 小川芳範/訳 ちくま文庫 <収録作品>『ルゥルゥ、もしくは<言語>の家庭生活』『ぶさ猫』『青ひげの卵』『罪食い人』『緋色のトキ』『サンライズ』 1980年代前半にカナダで出版された短編集。『ぶさ猫』のみ男性が主人公。普遍…
ジェフリー・アーチャー/著 戸田裕之/訳 ハーパーBOOKS 別作品で登場していた登場人物が主人公のシリーズ2作目。らしいがいずれも未読。1986年が舞台で、主人公ウイリアムと宿敵っぽい犯罪者グレアムとの対決。警察小説でもあり、法廷ミステリでもある。ジェ…
ディーリア・オーエンズ/著 友廣純/訳 早川書房 幼い頃に家族に捨てられてもずっと湿地に住む少女の成長物語と湿地近くの櫓から転落死した事件が並行して語られる。はたして少女が犯人なのか、という謎が出てくるがそちらよりも、数奇な運命に翻弄されつつも…
カズオ・イシグロ/著 土屋政雄/訳 早川書房 AI頭脳を持つ人工フレンドのクララの視点での病弱な少女ジョジーとの出会いと別れの物語。ジョジーは向上処置の副作用で病弱みたいだが、処置を受けない子どもは大学進学が困難などなにかと格差がある世界となって…
マルティン・エスターダール/著 鵜田良江/訳 ハヤカワ文庫NV スウェーデンとロシアが舞台のスパイサスペンスもの。第二次世界大戦時からのスパイである「スターリンの息子」が残忍。主人公の恋人のパシーが速攻殺害されてないのが不思議なくらい。
アンドレアス・エシュバッハ/著 赤坂桃子/訳 ハヤカワ文庫SF もしコンピューターが20世紀初頭に発明されてインターネットや携帯電話、カラーテレビなど普及しナチスによって人々の生活が監視されているという歴史改変SF。よきディストピア小説。冒頭の方でコ…
ディーパ・アーナパーラ/著 坂本あおい/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 インドのスラム街で連続して子どもや女性が失踪する。地元の少年たちが事件解決しようと奮闘する。たぶん現代のリアルなインドの情勢が書かれているのだろうが、結末の描写で失踪した子ども…
ポール・アダム/著 青木悦子/訳 創元推理文庫 イタリアのヴァイオリン職人シリーズ3作目。日本オリジナル作品。本作では殺害された教え子の謎を追ってノルウェーへ赴く。ノルウェーの物価高に嘆くところが現実的。ミステリ的には謎解き要素が薄い作品だが、…