2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

たったひとつの冴えたやりかた

ジェイムズ・ティプリトリー・ジュニア/著 浅倉久志/訳 ハヤカワSF文庫 もやや古典扱い的な名作SF。でも初読。 作者の名前もろくの見ずに読んでいたから、 実は作者は女性なんだよ、というのはびっくりしなかった。 どこかで作者の生涯について何かで読んだ…

聖☆おにいさん 第2巻

中村光 講談社 半年も早く2巻登場! 日本以外だと内容OKなのか謎なブッダとイエスが主人公漫画。 で、今夏なのにホワイトクリスマスな表紙に笑ったよ。 2巻はクリスマスから始まるから12月発売予定だったんだよなあ。 で、相変わらず本は薄いんですが 内容は1…

未来歳時記 バイオの黙示録

諸星大二郎 集英社 近未来? ものSF漫画。 バイオ戦争後の日本では、 遺伝子操作された食物が当たり前の世界となっていた。 そのうち、人の遺伝子が入った植物や動物が現れ…… という出だし。 一話完結だけど、連作短編扱いなので全話読み終わる事で 全ての世…

ゾディアック

ロバート・グレイスミス/著 イシイシノブ/訳 ヴィレッジブック 2007年に公開された同名映画の原作。 1960年代後半にアメリカで起こった連続殺人事件に関する ノンフィクション。 何が怖いかというと「未解決」事件だから。 口絵等で使われてる生々しいゾディ…

ハンニバル・ライジング (上)(下)

トマス・ハリス/著 高見浩/訳 新潮文庫 これ映画にもなってるけどそっちは未見。 タイトルどおり、『羊たちの沈黙』のレクター博士主役話。 心の宮殿という発想はすごいなあ。 で、レクター博士はリトアニアの貴族の子息で、 少年期の戦争時の悲惨な体験やら…

[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ

シオドア・スタージョン/著 若島正/編 若島正、小鷹信光、霜島義明、宮脇孝雄/訳 河出書房新社 <収録作品> 『帰り道』『午砲』『必要』 『解除反応』『火星人と脳なし』『[ウィジェット]と[ワジェット]とボフ』 奇想コレクションでは、スタージョンだけ3冊…

悪魔の薔薇

タニス・リー/著 安野玲、市田泉/訳 河出書房新社 <収録作品> 『別離』『悪魔の薔薇』『彼女は三(死の女神)』 『美女は野獣』『魔女の二人の恋人』『黄金変成』 『愚者、悪者、やさしい賢者』『蜃気楼と女呪者』 『青い壷の幽霊』 奇想コレクション。 後…

百鬼夜行抄 第10巻

今市子 ソノラマコミック文庫 文庫版も10巻突入! 読解力が必要な漫画ですが、今回収録分はいつもよりは わかりやすい展開の話が多かった。 『緋い糸』が一番怖いよー。 開さんがよく出てくるようになったためか、 司ちゃんがほとんど出なくなったなあ(表紙…

この世界の片隅に 中巻

こうの史代 双葉社 なんと下巻じゃなく中巻があるとな? ほのぼの系が途中で男女愛憎どろどろに入りかかってびっくりだ……。 周作の選択は現在ではありえないけど、 当時の感覚ならありなのかい? と議論が勃発しそう。 で、中巻の後半にて呉にも昭和20年3月…

うぐいすさんちの日常怪話

うぐいすみつる 新書館 実録怖い話エッセイ漫画。 姉妹作のネムキコミック版と勘違いして買ってしまったー。 でも、内容は所々怖すぎなのでOKだったのか? ネムキコミックの方がもっと怖いんだけどね。

天気晴朗なれども日は高し

山上たつひこ 小学館 <収録作品> 『仇討ちミコちゃん』『さるとび佐助 修業編』 『さるとび佐助 活劇編』『天気晴朗なれども日は高し』 『幕末お笑い三人組』『いやだなあ沖田くん』 『八百八町青空侍』『鬼刃流転』 時代劇ギャグ漫画ばかりを収録したみた…

最後のウィネベーゴ

コニー・ウィリス/著 大森望/編訳 河出書房新社 <収録作品> 『女王様でも』『タイムアウト』 『スパイス・ポグロム』『最後のウィネベーゴ』 『女王様でも』『タイムアウト』は 女性作家ならではの発想のSF作品。 『スパイス・ポグロム』は日本製宇宙コロ…

殺し屋さん 第3巻

タマちく. 双葉社 おまけの「殺し屋専門学校」がウケる……! 敵討ちの女子高生ネタはあまり好きじゃないです。 エロが、というより女子高生の頭の弱さがね。 シリーズとしては警察犬ネタと刑事ネタの方が好きかな。 殺し屋さんを憎んでいるはずなのに、 愛が芽…

ブラックジュース

マーゴ・ラナガン/著 佐田千織/訳 河出書房新社 <収録作品> 『沈んでいく姉さんを送る歌』『わが旦那様』 『赤鼻の日』『愛しいピピット』『大勢の家』 『融通のきかない花嫁』『俗世の働き手』『無窮の光』 『ヨウリンイン』『春の儀式』 奇想コレクショ…