2007-01-01から1ヶ月間の記事一覧
「新潮45」編集部/編 新潮文庫 <収録されている殺人事件> 神戸「風俗王」惨殺事件、千葉「キャバクラ嬢」撲殺事件、 横浜「恋人一家」惨殺事件、北九州「監禁男女」連続殺人事件、 新城「資産家三代目」誘拐殺人事件、神戸「大学院生」リンチ事件、 和歌山…
つのだじろう 竹書房文庫 主人公北斗少年は正義? の宇宙人と コンタクトできるコンタクトマンだった! と威勢いい感じのスタートだったのが、 ラストは打ち切りっぽいオチなのだった。 ノストラダムスめ。 ノアの箱舟に乗れた人類はいないのか~? コンタク…
つのだじろう 講談社 タイトルそのまま、時代設定が平成版というか21世紀版。 デジカメやらパソコンを駆使しまくりだ。 ゼロなど、「イケメン」と言うわ、 一太郎から1000円せしめるわだ。昔は100円未満だった気がする。 それに引き換え、一太郎は心身ともに…
佐々木喜善 筑摩書房 『遠野物語』に収録されている話の 大半を採取して提供した影の功労者による民話本。 東北の昔話にもかかわらず、たいていは誰でも知っている話ばかり。 類似話の流布がよくわかり、 たとえば『瓜子姫』の複数パターンも紹介されている…
アザール・ナフィーシー/著 市川恵里/訳 白水社 珍しく話題本を読んでみた。 といっても話題されてたのは去年の秋くらいだが。 1978年のイスラーム革命から18年間の 著者のイランで経験した回顧話。 イスラーム革命前の西洋化された世界だったのが、 突然前…
タマちく. 双葉社 漫画原作の人がにざ(『B.B.JOKER』)なんだ。 青年誌のためか下ネタがあるけど面白いよ。 殺し屋さんすげーナイス。
川口まどか 講談社 えーと、ゆかり全く出てません。 ユーサクの両親というか、 母親・杏子主人公の話が収録されている。 第8巻もそういう予定らしい。
宮尾登美子 新潮社文庫 江戸高級料亭八百善の歴史と内実についての物語。 歴史は本当のものっぽいけど、 内実はフィクション強いかと思われ。 八百善9代目となる人に嫁いだ人が 主人公モデルとなっている。 物語は永田町に店舗があった時代の頃のもので ここ…
H・P・ラヴクラフト/著 大瀧啓裕/訳 創元推理文庫 <収録作品> 『神殿』『ナイアルラトホテップ』『魔犬』 『魔宴』『死体蘇生者ハーバート・ウェスト』『レッド・フックの恐怖』 『魔女の家の夢』『ダニッチの怪』 『資料『ネクロノミコン』の歴史』 以前…
高橋克彦 角川文庫 この本も、著者自身やその周辺の怪異体験談エッセイ。 文体のせいかあまり怖くはなかった。 表紙絵のエピソードまで不思議話なのはすごいけど。 体験談よりも、『遠野物語』内にある メルヘン的な要素内容を覆す 『聴耳草紙』にまつわる話…
ロミ&ジャン・フェクサス/著 高遠弘美/訳 作品社 タイトルどおりの内容。 旧石器時代から現代までの <でぶ>の歴史および考察についての本。 数行に一度は必ず<でぶ>の単語が。 図版や写真も多数あり。 批判本ではなく、どちらかというと賛美本のようだ…
宮本常一ほか/監修 平凡社ライブラリー さて、日本貧窮の歴史をまとめた このシリーズも最終巻。 最後は明治から執筆当時(1960年)までの貧窮生活について。 この本刊行後、日本は高度成長期を経ているわけだが、 21世紀となった今でも、「貧しさ」はなくな…
木原 浩勝、中山 市朗/著 角川文庫 気がついたら今年は怖い本しか読んでない……。 怖がりの癖に怖い話好きなんだよ……。 この本は、テレビや映画にもなっている 新耳袋シリーズの原作本。 一応「実話体験談」というまとめかたになっていて、 映像化よりもなぜ…
宮本常一ほか/監修 平凡社ライブラリー 移民の賠償金裁判て最近もあったけど、 本書でも明治期のハワイ移民の過酷な生活についての記録があり。 「保障なき社会」というサブタイトルについては、 江戸時代から明治時代への社会制度移行によって 確かに各々身…
加門七海 メディアファクトリー 本人もしくは本人の友人が体験したとされる 霊的な怖い話を、雑談ぽい形式でまとめたもの。 ざっくばらんな口調が怖さを薄めてくれてはいるもののどれも結構怖い。 平家の霊を「ピチピチしていきがよかった(笑)」は笑えるけ…
宮本常一ほか/監修 平凡社ライブラリー 海外へ売られた売られた人々、海難事故で漂流した人々だけでなく、 さまざまや差別(宗教、地域、身分制度そのもの)や 一揆・譲位運動等、 ついて主に江戸時代を中心に書かれている。 ただし解説にもあるけれど、部落…
大庭みな子 朝日文庫 初の女子留学生の一人(その中でも最年少)だった 津田梅子の、帰国後の生活についての手紙を元に構成された伝記。 手紙の引用文を読む限り、現代からみても非常に自立した女性だ。 すごく堅そうなイメージでもなく、人望の高さも半端じ…
宮本常一ほか/監修 平凡社ライブラリー (2)は章タイトルだけ見るだけで 内容の想像はおおよそつくだろう。 「第一章 島に生きる人々」 「第二章 山にうずもれる世界」 「第三章 北辺の土地」 上記は都会の人々からは想像を絶する 過酷な自然の中で生活した…
永井豪/原作 桜多吾作/作画 双葉社 実は全4巻だが4巻目がまだないので3巻までの読了。 『マジンガーZ』の続編らしいが、 アニメも観てないので、実はこの漫画の世界観がよくわからんかったり。 第3話で炎ジュンが自分が混血児で悩む話とかも アニメであった…
梶原一騎/原作 川崎のぼる/作画 講談社漫画文庫 前作から5年、星飛雄馬が不死鳥のごとく蘇る! 大どんでん返しとか相変わらず一徹はほのめかし好き。 絵柄がかなり変わっていて、皆背が伸びまくり。 結構展開も早いので読むのも早い早い。 いろいろ見どころ…