2011-07-01から1ヶ月間の記事一覧

アーミッシュの謎 宗教・社会・生活

ドナルド・B・クレイビル/著 大藪千穂/訳 論創社 アーミッシュは普段馬車に乗っているけれど、 非アーミッシュの運転する自動車に乗ってはよいのか、 とか一見矛盾風にみえるアーミッシュの生活についての 疑問に答える本。 とはいってもあまり深くは書いて…

戦場のクリスマス 20世紀の謎物語

グイド・クノップ/著 中村康之/訳 原書房 ドイツの人気番組「ヒストリー」の書籍版から抜粋。 なので、ドイツネタが多め。 第一次大戦からサダム・フセインの死までの 20世紀の事件を検証されている。

刑務所図書館の人びと ハーバードを出て司書になった男の日記

アヴィ・スタインバーグ/著 金原瑞人、野沢佳織/訳 柏書房 日記ではないけれど、 タイトルどおりハーバード大学を卒業したけれど 就職が上手く行かずボストン刑務所図書館に就職したユダヤ人青年の体験記。 個性的な囚人たちと新米司書で見かけも大学生ぽい…

オリクスとクレイク

マーガレット・アトウッド/著 畔柳和代/訳 早川書房 マッド・アダム三部作の1作目だそうだ。 人類が滅亡したらしい未来の話。 謎のスノーマンとジミーの物語を経て スノーマンの生きる世界がつくられた理由が語られる。 最初が童話風なのだが、結構難解だっ…

乱と灰色の世界 第3巻

入江亜季 エンターブレイン 小学生が主人公だけど内容は大人向け度がアップした。 女性たちが色っぽすぎるし エピソードもエロティックになっているぞ。 キュンキュンエピソードでもあるけどね。 このまま凰太郎が本当に乱に手を出さないか心配だ。 タイトル…

着信アリ

秋元康/著 角川ホラー文庫 同名タイトル映画の小説版。 結局、映画で意味不明の描写や略されたエピソードは 本書で読まなければわからないではないか。 でも、こっち読んでもよくわからないけど。

ペコセトラ

渡辺ペコ 祥伝社 デビュー作含む短篇集。 あまり新作とも作風も絵も差がないので読みやすかった。

私はゲゲゲ 神秘家水木しげる伝

水木しげる 角川文庫 かなり最近(朝ドラ放送より前くらい?)までの自伝漫画。 基本的には知っているがダイジェスト的に読めてよかった。 この中である意味凄かったのは 本人か描いてるかアシスタントかは不明だが 萌えキャラ化された猫娘が出ていたアニメ…

月光条例 第14巻

藤田和日郎 小学館 なぜおとぎ話にバッドエンドの話もあるのか、 という結論をマッチ売りの少女に語らせた。 壮絶だなー。チルチルは救われるのか?

そしてカバたちはタンクで茹で死に

ジャック・ケルアック&ウィリアム・バロウズ/著 山形浩生/訳 河出書房新社 作者名で期待するけど、両人とも全くの無名時代の話で、 しかも実話を元にした(殺人事件起こるけど)当時の 日々をそのまま書いた日記ぽい話。 1944年当時のアメリカではこんな生活…

猫鳴り

沼田まほかる/著 双葉社 初出が『小説推理』だし、なんか不穏な書き出しだったりするので 途中で恐ろしい話になっていくかと思ったら そんなことにならずに終ったのでひょうし抜け。 猫の生涯の話で普通小説と読めば良い話なんだけど。

再婚生活

山本文緒/著 角川書店 夫のことを本当に呼んでいるか知らないけど 「王子」かー。じゃあ「姫」とか呼ばれてるのかな。 といってもタイトルの内容よりも ほとんど鬱病生活の話が大半だった。

生者たちのゲーム

パトリシア・ハイスミス/著 扶桑社ミステリー文庫 一人の女性を共有していた二人の男性。 女性が殺されたことで崩れる 二人の関係のバランスがあやうくなる。

ぼくらの 全11巻

鬼頭莫宏 小学館 アニメよりもやはり原作の方が傑作。 悲惨で鬼畜な設定なのにいやーな感じではないんだな。 死に向かう子供らが死ぬために生きるための各エピソードがいいのだな。 あと、大人たちがちゃんと出来うる限りのことを サポートする所も良い。

悪魔が来りて笛を吹く

横溝正史/著 角川文庫 一族のどろどろさの酷さが高い話だ。 やはり金田一がわざとでないかと疑われるほど鈍すぎないか。

ストレンジ・トイズ

パトリシア・ギアリー/著 谷垣暁美/訳 河出書房新社 可愛らしい装丁だが、中身は結構グロテスク。 家族で逃亡生活を送る子供時代の第一部の、 特に都度寄るさびれた施設のエピソードが面白い。

獄門島

横溝正史/著 角川文庫 原作は読んだ事なかったので。 といっても映画のオチは忘れてたりしてたので楽しめた。 本書は改訂版のようだったが、 肝心になるキーワードは変わってなかったので安心した。