2020-01-01から1年間の記事一覧

死者の国

ジャン=クリストフ・グランジェ/著 高野優、伊禮規与美/訳 早川書房 フレンチミステリは癖が強いが 本編ももれなくそうであった。 猟奇殺人事件を追う パリ警視庁のステファン・コルソ警視の スタンドプレーがイラつくが、 他の登場人物たちも異様すぎであち…

IWGPコンプリートガイド

石田衣良/著 文藝春秋 ファーストシーズンまでのコンプリートガイド。 全話あらすじと著者解説がある他 作品で取り上げられている場所がどこかという地図や マコトが聞いていた曲の紹介など充実。 また、マコトとクー、リンが登場するショートストーリーが収…

ドラゴン・ティアーズ──龍涙

石田衣良/著 文藝春秋 10作目。 本作は2009年に発行しているが 既に外国人技能実習制度の闇を 書いているところがすごかった。 ただ、解決方法はそれで良かったかというと複雑である。

六人目の少女

ドナート・カッリージ/著 清水由貴子/訳 早川書房 イタリア人作家の作品だが 無国籍風な設定なためかどこの国の話なのか 戸惑いを感じた。 サイコサスペンスで出てくる 人に暗示をかけて殺人をされるのを 本編でも使用しているがあまりにも計画的すぎる。 最…

非正規レジスタンス 池袋ウエストゲートパークVIII

石田衣良/著 文藝春秋 8作目。 母子家庭やネカフェで寝泊まりしている非正規社員など 貧困問題をテーマにしていて 結構重い内容。救済策は実はあっても その対象者は気づかない。

Gボーイズ冬戦争 池袋ウエストゲートパークVII

石田衣良/著 文藝春秋 7作目。 表題作以外はオレオレ詐欺こと振り込め詐欺を はじめ時事ネタを取り上げている。 Gボーイズのみの内部抗争ものになると 一種のファンタジー風。

誓願

マーガレット・アトウッド/著 鴻巣友季子訳 早川書房 『侍女の物語』の続編。なんと約35年ぶり。 元アメリカのギレアデ共和国とは具体的に どう創設されて滅亡していったかがわかる。 前作では悪役ぽかったリディア小母が 実はギレアデを内部から潰そうとし…

わざと忌み家を建てて棲む

三津田信三/著 中央公論新社 幽霊屋敷ものの2作目。 3作目を先に読んでしまったが問題はない。 本作では凄惨な事件があった複数の家を移築して 1の家にしそこで起こる怪異の記録をまとめている。 4つの記録が書かれているが 最初の1、2が連続して読むとほぼ…

ゴールデンカムイ 第24巻

野田サトル 集英社 谷垣ニシパは一時離脱? 代わりに海賊房太郎が加わる。 各メンバーが札幌に集合しつつで 次巻が不穏な感じになってきた。 切り裂きジャックの模倣事件はまたアニメ化できなそうな エピソードになっているが何かの挑戦?

PRIDE-プライド 池袋ウエストゲートパークX

石田衣良/著 文春文庫 本書がIWGPシリーズの ファーストシーズ完結編とのこと。 確かに表題作の『PRIDE』はそういう終わり方だった。 一作目と比べてマコトが大人になってきている。

兄弟の血―熊と踊れII (上)(下)

アンデシュ・ルースルンド、ステファン・トゥンベリ/著 ヘレンハルメ美穂、鵜田良江/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 前作の強盗事件で逮捕された 三兄弟の長男、レオが出所するところから始まる。 でもレオが犯罪を続けようとする一方で 弟たちはまっとうに生き…

涼宮ハルヒの直観

谷川流著 角川スニーカー文庫 9年ぶりの新作。 3作品収録されているが、本筋の物語というよりは サイドストーリー的な内容だった。 さて続きは出るのだろうか?

語りなおしシェイクスピア 1 テンペスト 獄中シェイクスピア劇団

マーガレット・アトウッド/著 鴻巣友季子訳 集英社 「世界のベストセラー作家が、シェイクスピアの名作を語りなおすシリーズ第一弾。」 だそうで、アトウッドがシリーズまた始めたわけではなかった。 タイトルにも入っているとおり『テンペスト』を元にした …

洪水の年 (上)(下)

マーガレット・アトウッド/著 佐藤アヤ子/訳 岩波書店 『オリクスとクレイク』から時間あきすぎ! 前作読んだのは2011年だった。 マッド・アダム三部作の2作目で出版社まで違うので 全然別の話かと思ったらシリーズものだったという。 1作目は近いうちに再読…

晩夏の墜落

ノア・ホーリー/著 川副智子/訳 早川書房 プライベートジェット機が墜落し 助かった冴えない画家が真相を追う、 というサスペンスものかと思いきや 搭乗していた人々の墜落前の様々な人生ドラマが 書かれていて事件の真相はあっけなかった。 というか、最後…

我らが少女A

髙村薫/著 毎日新聞出版 合田シリーズ作品。 久しぶりに読む合田は定年退職も近づき 過去作品よりも丸くなっているが、 スマホでLINEしたりゲームでガチャしたりしている 合田が読めるとは驚いた。 でも相変わらずズック言っているのが微笑ましい。 池袋で起…

灰色のピーターパン 池袋ウエストゲートパークVI

石田衣良/著 文藝春秋 『池袋フェニックス計画』はオールスター 登場といったところで池袋を守るぞというところが IWGPぽさがあった。池袋は黒か白かというと 確かに灰色の方が合っているかも。

ルート66 〈上〉〈下〉

キャロル・オコンネル/著 務台夏子/訳 創元推理文庫 キャシー・マロリーシリーズ9作目。 なぜ上下巻に? ある手紙を元にマロリーがルート66を旅するのと 並行して誘拐された子どもたちを探す 親たちのキャラバンと殺人事件。 このシリーズのFBI捜査官はほぼ…

西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章 第1巻

諸星大二郎 講談社 出ていたのに気づかなかった。 西域篇途中なのに装丁が変わってしまっている。 火焰山の話ということで、 牛魔王が出るというかシルエットは出ている。 西域篇は多様な民族が出てくるところが面白い。

諸星大二郎劇場 第3集 美少女を食べる

諸星大二郎 小学館 表タイトルのは悪趣味だけどまさに 「悪趣味クラブ」の話だからとしかいいようない。 連作『月童』『星童』の艶めかしさよ。 珍しくTV出演していたときに描いていた『俺が増える』も収録。 印刷されるとこうなるのかと見入ってしまった。

いとしのムーコ 第17巻

みずしな孝之 講談社 完結。 ムーコも作中で10歳となっているし 実在ムーコも年をとってきていて生存しているうちに 完結してよかったかもと思う。 売れ行きよくなく打ち切りという噂もあったが 最終話は綺麗に終わらせたと思う。 それにつけてもよその子ど…

昭和天皇物語 第7巻

半藤一利/著 能條純一/作画 永福一成/脚本 小学館 大正天皇が崩御。 当時25歳という若さで天皇即位に改めて驚く。 軍の暴走というか二・二六事件へのフラグが 出てきたりとなんとも不穏な空気となっている。

楽園の世捨て人

トーマス・リュダール/著 木村由利子/訳 早川書房 著者も主人公もデンマーク人なので 北欧ミステリなのだが、 舞台はスペインのカナリア諸島という一風変わった設定。 世捨て人と呼ばれる おじいちゃんタクシードライバーの主人公が なぜ乳児遺棄事件にこだ…

赤(ルージュ)・黒(ノワール)―池袋ウエストゲートパーク外伝

石田衣良/著 徳間書店 なぜか版元が違う番外編。 マコトは名前のみで全く登場せず タカシはちょっと登場、サルが大活躍。 主人公は映像作家のギャンブル狂。 最初から最後まで大博打で生きるか死ぬかの スリルを描いている。

反自殺クラブ 池袋ウエストゲートパーク〈5〉

石田衣良/著 文藝春秋 表題作でマコトの意外な才能というか トラブルシューターとしての天賦の才能が明かされる。 テンポはよいけど結構ハードな内容。

生贄の木

キャロル・オコンネル/著 務台夏子/訳 創元推理文庫 キャシー・マロリーシリーズ10作目。 各章の始めにある、アーニーの日記が 木の上に人が袋詰された事件との関連が 近づいていく様が結構怖かった(ホラー物ではないけれど)。 夜中のホタルのシーンがマロ…

ハリウッド警察特務隊

ジョゼフ・ウォンボー/著 小林宏明/訳 早川書房 『ハリウッド警察25時』の続編で地域防犯調停局、 通称カラスと呼ばれる部署の警官たちのエピソードが中心。 前作登場している人物も何人か再登場。 だいたい警察小説だと刑事が主役だけど 本作のシリーズはパ…

電子の星 池袋ウエストゲートパーク〈4〉

石田衣良/著 文藝春秋 表題作は漫画版を読んだことあったが どうやらドラマ寄りなマコトたちのようだった。 毎回体を張っているが今回は人体破壊される 可能性もあったのにヒヤヒヤさせられる。

ゴーストハント 第5〜7巻

小野不由美/原作 いなだ詩穂/作画 講談社漫画文庫 7巻で完結。 心霊事件がどんどん物騒になっている。 6巻で絵柄が変わりすぎでビックリした。 各メンバーの謎が最終的にスッキリと解きあかされたが まさか1話から伏線があったとは。

骨音 池袋ウエストゲートパークIII

石田衣良/著 文藝春秋 シリーズ3作目。 表題作の内容はタイトルまんまな内容だった。 マコトがPHPから携帯使用へ移行されていた。 最後に収録されていた『西口ミッドサマー狂乱』が 一番印象深い。レイヴのシーン迫力あった。