2018-04-01から1ヶ月間の記事一覧

シャーロック・ホームズたちの新冒険

田中啓文/著 東京創元社 前作よりもおふざけが増えているような。 トキワ荘ネタが出るとは思わなかった。 最終話は最近流行りの異世界転生ものかと思うような タイトルだったがそうでなかったのが少し残念。

闇に魅入られた科学者たち―人体実験は何を生んだのか

NHK「フランケンシュタインの誘惑」制作班/著 NHK出版 番組は未視聴。 タイトルに惹かれて読んだのだが ほとんど知っていたので新鮮味はなかった。

よつばと! 第14巻

あずまきよひこ KAODOKAWA カラーはともかくモノクロになると 誰だっけとなるくらい絵柄変わっているな。 よつばが東京都内に行く話にて 切符を見る限りどうやら埼玉在住らしい。

謝ったって許さない

ソフィー・リトルフィールド/著 嵯峨静江/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 普通に主人公犯罪行為しすぎなのだが 犯行動機が動機なためか見逃されているのか。 コージーミステリ風な設定なのだけど やっている内容はハードボイルドで結構痛そうな描写が多い。

落英 (上) (下)

黒川博行/著 幻冬舎文庫 地道な捜査をしていたが出世はとうてい無理な 二人の刑事が堕落していくのだけど 他作品に比べて結末が予想できやすい。

ハティの最期の舞台

ミンディ・メヒア/著 坂本あおい/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 三人の語り手。 ハティ、魔性ではあるのだけど 若者特有の傲慢さというか無謀というべきか 自ら破滅へ向かっている感じがする。

異星人の郷 (上)(下)

マイクル・フリン/著 嶋田洋一/訳 創元SF文庫 14世紀のスイスに近いドイツの村にて発生する 異星人とのファースト・コンタクトもの。 すぐ異星人を悪魔と決めつけてパニックものにならずに 全ての人ではないが彼らを受け入れて話が進むところがよかった。

黒面の狐

三津田信三/著 文藝春秋 戦後の混乱期。 という時代設定でないと発生しない 殺人事件、そのトリック。

U

皆川博子/著 文藝春秋 17世紀初頭のオスマン帝国と、第一次世界大戦時のドイツが舞台。 両方の時代を生きる不老の人物が登場する。 運命に翻弄される彼らであるが、 その背景が結構生々しかったりする。

スチーム・ガール

エリザベス・ベア/著 赤尾秀子/訳 創元SF文庫 タイトル通りスチーム・パンクもの。 いろいろな要素てんこ盛りで目が回る。

少年皇族の見た戦争

久邇邦昭/著 PHP研究所 元皇族で戦後は一般人とか 書かれているけど一般人じゃない。 そもそも著者は天皇陛下の従兄弟である。 タイトルに含まれる内容は前半までで 後半は会社員時代や伊勢神宮の大宮司での経験など 少々読みづらい文章で書かれていた。 結…

ビッグデータ・コネクト

藤井太洋/著 文春文庫 後ろから広告やあとがきないかな、 とかチェックしていると 「この作品は書き下ろしです」的な組み方で 最後のオチが書かれているので要注意。 SFかと思って読み始めたがそんなことはない サイバー事件を扱った。警察小説だった。 近未…

暗黒祭

今邑彩/著 角川ホラー文庫 蛇神シリーズ4作目らしかった、 ということは2作飛ばして読んだのだけど 特に支障はなさげだったなあ。 最初にあった行方不明の幼女はどうなった? 飛ばした分らしきエピソードも添えられているが 主要登場はほぼ一緒だし1作目から…

大正天皇

原武史/著 朝日新聞社 明治天皇、昭和天皇と歴史に残る天皇に挟まれて 影が薄かった大正天皇とは何か。 研究本もあまりないらしい。 生誕から死去までを淡々と記して 大正天皇はどんな天皇を目指していたのかが ぼんやりと見えてくる。 奇行で有名になってし…