2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧
ローラン・ビネ/著 高橋啓/訳 東京創元社 1942年プラハにて起こった 「金髪の野獣」ことラインハルト・ハイドリヒの 暗殺事件を題材にした歴史小説。 ナチス幹部で暗殺成功したのはこの事件だけだった、確か。 小説と言われているがほぼノンフィクション的な…
平井和正/原作 石ノ森章太郎/漫画 秋田文庫 アニメ映画とはまた違う印象。 ラストは打ち切りエンド風なんだけど……。 あと動物憑きはエスパーだったのか?
今日マチ子 秋田書店 はっきりとは断言されてないが 沖縄戦、ひめゆり部隊の話が元になっている。 可愛らしい絵柄だけど、戦争の残酷さがストレートで伝わる。
皆川博子/著 東京創元社 2段組みで結構分厚いけど一気に読めた。 ウィーン、ハリウッド、上海など 20世紀前半のどこか退廃した空気や トーキーへ移行直前のサイレンス映画などが 元結合された双子の話と合わさって幻想的で良かった。
諸星大二郎 双葉社文庫 手元には持っていなかったが、どこかで一回読了している。 表題作は少年時代の不思議な話。 ほとんどは80年代に執筆されてもの。
手塚治虫 秋田書店 短篇集。主に『プレイコミック』で掲載されたものがメイン。 バッドエンドの話の比率が高い。
ヤマザキコレ マッグガーデン カラーがアニメ塗りぽくて、タイトルがこれなのだが 萌え系ではなくて王道ファンタジーものだったので良かった。 本編はトーン大量じゃなく描き込み系だし。 人外魔法使いエリアス、マジ紳士。
坂本眞一 集英社 マリーさん恐ろしき11歳。 将軍の処刑のエピソードが、こう改変しつつ史実の内容へ 落とすのか!! 将軍が変態になって読者には全く同情されないキャラに なっているが、バチストパパンは格好良過ぎだった。 二人のマリーの比較話も良かった。…
ランサム・リグズ/著 山田順子/訳 東京創元社 古い写真からインスピレーションを受けて 書かれた物語らしい。 不思議な物語としては面白かったが これ続編があるのか? 俺たちの戦いはこれからだって感じなので。
ナム・リー/著 小川高義/訳 新潮社 <収録作品> 『愛と名誉と憐れみと誇りと同情と犠牲』『カルタヘナ』『エリーゼに会う』 『ハーフリード湾』『ヒロシマ』『テヘラン・コーリング』 『ボート』 幼い頃、ベトナム難民としてオーストラリアへ移民し 後アメ…
こうの史代 日本文芸社 主に3.11後の東北地方の風景を描いたスケッチ集。 漫画というよりは絵物語に近いかも。 普通にエッセイにしているとシリアスだったが、 雄鶏が失踪した妻を探す旅の過程という設定なので ユーモアが出ている。一気には読まず少しずつ…
高橋よしひろ 集英社 銀牙よりもある意味凄い。 忍犬と呼ばれる犬が乗馬するのはさておき、 普通に人間の言葉を喋っている!! というのは序の口で、最初から最後まで「何コレ……?」 という突っ込みが止まらず。
河原和音/作 アルコ/画 集英社 失速しそうかと思いきや 意外と面白さが継続している。 猛男の両親の話がいいエピソードだったなあ。 赤ちゃんがただ者でなさそうなところがらしい。
フィリップ・K・ディック/著 佐藤龍雄/訳 創元SF文庫 ディックだと思わなければ 割と正統派的タイムとラベルもので読みやすかった。 文庫あらすじは本筋とはほぼ関わらない内容。
三輪チサ/著 メディアファクトリー 幽霊バスに乗った死者。 途中怖いシーンもあるが全体的にはそれほどでも。 刑事の息子が幽霊バスに乗った理由がわからないままなのが消化不良。
誉田哲也/著 光文社 姫川玲子シリーズ2作目。 シリーズ化が意識化されたためか 他の人物も動いている感じがした。
つのだじろう 講談社 後心霊研究所がなくなって 別の研究所が出ている。 3巻以降は霊の話もあるが気功啓蒙話に。
金の星社 <収録作品> 『くだんのはは』石ノ森章太郎 『落雷』星野之宣 『地上』山上たつひこ 『飛ぶ教室』ひらまつつとむ 『百鬼夜行』諸星大二郎 『THE WORLD WAR 3 地球THE END』松本零士 『山の彼方の空紅く』手塚治虫 『ある日…』藤子・F・不二雄 半分…
金の星社 <収録作品> 『ドラえもん』から「ぞうとおじさん」藤子・F・不二雄 『雨の中のさけび』樹村みのり 『すきっ腹のブルース』手塚治虫 『焼けあとの元気くん』北見けんいち 『cocoon』から「暗闇とペン先」今日マチ子 『愛と炎 東京大空襲』巴里夫 …
小川洋子/著 朝日新聞出版 小鳥の小父さんと呼ばれる男性の 風変わりな一生。 小父さんいい人だけど、不審者扱いされるのも わからないでもない。。。
ヨハン・テオリン/著 三角和代/訳 早川書房 スウェーデンミステリ。 20年前に失踪した息子のサンダルが出てきたことを きっかけに事件の真相を探り出そうとする女性とその父親。 島の描写などが良いのだが、進行はゆっくりしているのと 女性の態度がイラつく…
松本零士 講談社漫画文庫 タイトルの意味は最後の最後で明かされるが いろんな謎はあまり明かされずに終わる。