2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

偶人館の殺人

高橋克彦 祥伝社文庫 偶人は「からくり」と読む。 江戸時代のからくり師大野弁吉を題材にした歴史ミステリ。 館は関係あるけれど、プロローグと終わりの方にしか 出てこない。

玉子魔人の日常

高橋克彦 中公文庫 初エッセイ集本。1980年代の本みたい。 家にあったので読んでみた。 感情表現について、わかりやすくおおげさに するのがデフォルトみたい。

大奥 第3巻

よしながふみ 白泉社 男女逆転世界の大奥のお話。 ようやく、第1巻の最終話とリンクされた! 大人になってからの家光が少女時代よりも 凛々しくなって将軍の格が出てきて 面白くなってきた。 2巻は痛々しい感じで読むのが怖い感じもしたけど 次巻が楽しみだ。…

怪物王女 第6巻

光永康則 講談社 一話完結で時系列順に話が進んでいたけど、 今回の最初の話は少し前になるエピソードだった。 クローン姫の話が良かったよ。 ケルベロッテちゃんのクローンものだったし。

新興宗教オモイデ教

大槻ケンジ 角川文庫 ゆっくり展開しているようで、ジェットコースター的な ストーリー展開だったなあ。 どちらかというと青春小説だ。 メグマの超能力合戦だけで終わらなかったのが良かったんでは。 ただ、主人公がなぜ凄い能力の持ち主だったのかや、 どの…

波乱へ!!

横尾忠則 文春文庫 横尾忠則自身による、自伝本。 同時に、1960年代~1980代にかけての カルチャーやら周囲の有名人たちのエピソードもあり。 横尾芸術の軌跡がよくわかる面白本。

文豪怪談傑作選 吉屋信子集 生霊

吉屋信子/著 東雅夫/編 ちくま文庫 収録作品17編あり。 少女小説の大家だった著者の、別の面が見える作品集。 怪談と名がついているけれど、 怪異または奇妙な話といった方がいいかも。 作品の大半が昭和20年代のものばかりなので、 戦争に関わる内容ものが…

願い星、叶い星

アルフレッド・ベスター/著 中村融/訳 河出書房新社 <収録作品> 『ごきげん目盛り』『ジェットコースター』 『願い星、叶い星』『イヴのいないアダム』 『選り好みなし』『昔を今になすよしもがな』 『時と三番街と』『地獄は永遠に』 正直、所々理解をし…

百年の孤独

G・ガルシア=マルケス/著 鼓 直/訳 新潮社 愛が欠如し、それぞれが孤独に生きた ブエンディア一族の百年の歴史を書いた小説。 物語のための物語というべきか なんとも壮大な世界観。 ブエンディア一族のそれぞれの挿話も 多々あり、また一族全員の奇妙な死の…

《復刻版》大正大雑誌

流動出版 その名のとおり、 大正時代に発行されていた雑誌のより抜き本。 古本市で買ったものなので、 復刻といっても昭和53年に発行されたもの。 通勤時に電車で読もうと思ったのだけど、 結構過激な思想話ものなどがあるので、 自宅でちまちま読んでた。夏…

心の鏡

ダニエル・キイス/著 稲葉明雄・小尾芙佐/訳 ダニエル・キイス文庫 <収録作品> 『エルモにおまかせ』『限りない慈悲』 『ロウエル教授の生活と意見』 『アルジャーノンに花束を』『心の鏡』『呪縛』 『ママ人形』 日本オリジナル編集短編集。 ちなみに収録…

デトロイト・メタル・シティ 第4巻

若松公徳 白泉社 DMCまで実写映画&アニメ化だそうで。 DMCの歌詞を完全再現できるかに出来がかかっている? 前半は、3巻からのサタニック・エンペラー編完結。 後半はいつもどおりの一話完結もの。 笑い度的には、一話完結ものの方が まとまりがあって面白い…