2005-04-01から1ヶ月間の記事一覧

小説帝銀事件

松本清張 角川文庫 小説なの? 社会派推理ものらしいのに、ほぼドキュメンタリーのように 見えるのは気のせい? 事件については、簡単に↓が書かれています。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B8%9D%E9%8A%80%E4%BA%8B%E4%BB%B6

失踪日記

吾妻ひでお イーストプレス 吾妻さんの漫画、まともに読むのこれが初めて。 『ななこSOS』のアニメ(原作だよね?) はかすかに覚えてるくらいだ。 本作は、ホームレス編、ガス配管工編、漫画家生活編、アル中編、 と全部本人実話(!)を元に描かれてる。 …

総門谷

高橋克彦 講談社文庫 この間テレビでたまたま観たオーパーツのネタが ぎっしり入っていた。テレビが予習になったので 登場人物たちが何語っているかはわかったよ。 UFOから始まり、ノストラダムスの大予言まで出てきたし。 スケールでっかいねえ、というか何…

高橋克彦版 四谷怪談

高橋克彦 講談社文庫 ベースはむろん鶴屋南北版。 基本にのっとりつつも現代風に怖がらせている。 お袖の因果話が江戸時代のものっぽいよなあ、と思う。 伊衛門の、状況に流されて悪人ぶりが強くなる過程がいい。 いい人な伊衛門はいやだなあ。 しかし、お岩…

女系家族

山崎豊子 新潮文庫 昭和30年代とは思えないような、旧時代然した世界の話。 大阪の大商家の三姉妹が、遺産相続で陰湿な争いを して、それのおこぼれを預かろうと周りの人間が関わって、 どろどろしすぎ。読んでいて不愉快になっていく。 亡くなった三姉妹の…

モンキー・パトロール 第6巻

有間しのぶ 祥伝社フィールコミックス もう内容が気になるので、雑誌も読み出している漫画。 6巻は、もう香ちゃんモリタ良かったよねの巻だ。 あとストーカー治郎もな。 雑誌読んでいたので、帯推薦者で既に笑えた。 次は、釈由美子もコメント寄せて欲しい………

死と彼女とぼく

全5巻 川口まどか 講談社漫画文庫 1巻目が絵と後のが絵が違い過ぎるけれど、 テーマは一貫としているので安心して読める。 でも、ゆかりはユーサクに出会う前はちょっと ヤンキーだったの? どんどん後のになるにつれ お嬢様系になっているよ。 死者との関わ…

不信のとき

有吉佐和子 新潮文庫 浮気の代償の大きさ、愚かさというのがテーマか? 浮気がばれたときに出された妻の衝撃のカードが恐ろしい。 当時大反響で映画化にもなったらしい。 印刷業界が左うちわの好景気、 というところで何故か時代を感じてしまうのであった。

華麗なる一族

上・中・下 山崎豊子 新潮文庫 山崎豊子本初読了作品。 かなり時間がかかったよ。 世間的には最も有名な『白い巨塔』は全5巻もあるらしい。 タイトル通り、関西の企業家一族の物語で、 特に不透明な銀行が舞台になっている。 善人がどんどん悪人につぶされて…