2005-05-01から1ヶ月間の記事一覧

アルプスの少女ハイジ

ヨハンナ・スピリ/著 関泰佑・阿部賀隆/訳 角川文庫 去年はアニメ放送30周年だったなあ。 この本はアニメの原作本。 ハイジは5歳でおじいさん(70歳くらいらしい)に 引き取られて、8歳でクララに会ったらしい。 にしても、ハイジは動きまわり過ぎ。 年齢…

知識人99人の死に方

荒俣宏/監修 角川ソフィア文庫 『人間臨終図巻』に出ている人物が かぶってない方がいいのに(引用までしてるし)。 あと、思い入れたっぷりの文章があったりするけど、 いかがなものか。 むしろ、淡々と記録のみしてある 巻末の「戦後著名人怪死・一覧」が…

監督不行届

安野モヨ子 祥伝社 モヨ子旦那は庵野秀明監督です。 ところで、女性コミック雑誌連載時に、 ここに出ていたアニメやら特撮ネタが 完全にできていた人っていたのだろうか……? オタク夫婦エッセイとしては、純粋に楽しめたけど、 上記事項は私もあまりよくわか…

さくらん

安野モヨ子 講談社 きよ葉みたいな性格の花魁はありえなさそうだが、 勢いあるので面白い。ゴージャスな着物姿が見られるのでいいや。 ていうか、読むまでタイトルが主人公の名前と思っていたよ。

中原淳一 きもの読本

中原淳一 平凡社 文章の内容は、もう着物が日常服でなくなっている 昭和30年代から40年代の内容なので、 現代読んでもそんなに違和感ない。 つうか、中原先生の目線は男性なのに、女性そのものだよなあ。 挿絵多数で嬉しいだ、私自身の好みは戦前のもの。 戦…

夏目漱石全集5 三四郎/それから

ちくま文庫 再読本なので、いつもと違う視点で読んでみた。 『三四郎』 三四郎の若さゆえの馬鹿っぽさは、まあ二の次。 美禰子の心理が読めないのは、三四郎の目で話が進むので当然。 ただ、広田先生みたいな人を出すのが この小説の凄いところだと思う。 だ…

紫の履歴書

三輪明宏 水書房 なんとなく読んでみました。 美貌写真は素敵でした。 若かりし頃の普通の格好の写真が男装麗人、 というか男性なんだが。 女装のほうが違和感なし。 今の黄色い髪は止めた方が良いのにと 写真を見つつそう思う。 肝心の内容の小説仕立ての自…

二つの祖国

全3巻 山崎豊子 新潮文庫 分厚く全三冊。 本当は全部読むつもりじゃなかったのに、 気になって気になって、結局二日がかりで読了。 なのに、結末がまたそれなのさ……。 ところで何で主人公ケニーは、 なぜエミーと結婚したのかわからないよ。 エミーと結婚せ…