2019-11-01から1ヶ月間の記事一覧

無痛

久坂部羊/著 幻冬舎 この著者の作品は、一見ノンフィクション風のもあるが 本作は、完全にフィクションで物語が進む。 ラストがホラー風なのは必要ないかも。

昭和天皇物語 第5巻

半藤一利/著 能條純一/作画 永福一成/脚本 小学館 欧州よりの帰国→摂政になる →原敬暗殺→山縣有朋死去→関東大震災 と、特にめまぐるしい展開だった。 大正天皇の容体も悪くなって来て大正時代の終焉が近づく。

呼び出された男―スウェーデン・ミステリ傑作集―

ヨン=ヘンリ・ホルムベリ/編 ヘレンハルメ美穂/他訳 早川書房 <収録作品> 『再会』トーヴェ・アルステルダール/著 颯田あきら/訳 『自分の髪が好きな男』シッラ・ボリリンド、ロルフ・ボリリンド/著 渡邉勇夫/訳 『現実にはない』オーケ・エドヴァルドソン…

二流小説家

デイヴィッド・ゴードン/著 青木千鶴/訳 早川書房 二流小説ばかり執筆している冴えない男性が、 凶悪な死刑囚から回想録執筆を依頼されることを きっかけにグロテスクな殺人事件に巻き込まれる。 展開がかなりスピーディで事件の真相など結構驚かされる。 ま…

シャッター・アイランド

デニス・ルヘイン/著 加賀山卓郎/訳 早川書房 毎回作風が異なるが、 今回は1950年代に嵐で外部から閉ざされた島が舞台。 最初は暗号ミステリな風から始まっているのだが 途中からなんだか変な雰囲気を醸し出し一気にラストへ。 でも袋とじにする理由は謎。

ウィリアムが来た時

サキ/著 深町悟/訳 国書刊行会 イギリスがドイツ帝国に征服されたIF歴史物。 1910年代初頭が舞台で、しかもサキの長編てなんか新鮮。 思ったよりも占領されたイギリス国民たちは 穏やかな生活を送っているが、ラストでそうでないことが。

ハリウッド警察25時

ジョゼフ・ウォンボー/著 小林宏明/訳 早川書房 ハリウッドと派手そうな土地での 警察官たちの群像劇。 癖が強い警官ばかりだったが話が進むにつれ 愛着が湧いてくる感じだった。

1122 第6巻

渡辺ペコ 講談社 次でラストになりそうな雰囲気。 おとやんまで風俗へ行きだすなど とんでもない展開になるかと思いきや 一応対話ができていた。 美月側夫婦はすっかり落ち着いてた。 ただ大学生の存在が少し不穏。

不条理日記 完全版

吾妻ひでお 復刊ドットコム 結構ボリュームがある。 いくつか読んだことある話もあるが 大部分は初めて読めてよかった。 ひょっとして書き下ろし部分が絶筆になるのだろうか。

下山手ドレス別室 第3巻

西村しのぶ 祥伝社 ほとんどが園芸ネタばかりで しかもどんどんマニアックに。

私のイサベル

エリーサベト・ノウレベック/著 奥村章子/訳 早川書房 主人公のカウンセラーが、受け持った患者を 自分の娘と思い込むが、それが事実かそうでないかの 周囲を巻き込む出来事がスリリングだった。 個人的にはエピローグがしっかりしたものある方がよかった。

東京輪舞

月村了衛/著 小学館 昭和から平成で起きた事件の裏側で 操作に関わった公安刑事の半生物語。 主人公が負け続けているが誇りを失わず 職務を全うしようと奮闘。

スワロウテイルの消失点

川瀬七緒/著 講談社 シリーズ7作目。 全体の構成はもはや様式美なのだが、 素材が異なるためか飽きることなく読める。 赤堀の味方が作品を重なるごとに少しずつ増えている。

中間管理録トネガワ 第9巻

福本伸行/協力 萩原天晴/作橋本智広、三好智樹/画 講談社 次、10巻で完結らしい。 そろそろマンネリ化していたのでちょうどいいか。 利根川も疲れてきているようだし。

あなたを愛してから

デニス・ルヘイン/著 加賀山卓朗/訳 早川書房 レイチェルの波乱万丈な人生。 サスペンスものだな、というのは最初の時点でわかるが 後半の展開は全く予想していなかった。 え、ここで終わりなラスト。 それにしてもルヘインの作品は作品ごとに作風が異なる。

寝た犬を起こすな

イアン・ランキン/著 延原泰子/訳 早川書房 リーバスが「警部」ではなく「巡査部長」として 警察へ復帰。シボーンとの立場が逆になったり 以前敵対していた苦情係のフォックスと共闘したり。 タイトルのとおり30年以上前の リーバスの先輩元刑事たちの事件を…

平成ストライク

遊井 かなめ/他著 南雲堂 <収録作品> 『加速してゆく』青崎有吾/著 『炎上屋尊徳』井上夢人/著 『半分オトナ』千澤のり子/著 『bye bye blackbird…』遊井かなめ/著 『白黒館の殺人』小森健太朗/著 『ラビットボールの切断』白井智之/著 『消費税狂騒曲』乾…

火星の人 (上) (下)

アンディ・ウィアー/著 小野田和子/訳 ハヤカワ文庫SF 映画『オデッセイ』の原作本。 アメリカ版なろう小説という評判を聞いていたが 確かに主人公、一人きりで火星生き延びていてすごいけど 他の宇宙飛行士含むNASAの人たちもすごいという話だった。 主人公…

亜人 第15巻

桜井画門 講談社 佐藤がしぶとい。 そういえば海斗が脱走していたの忘れていた。 日本の存亡がかかっている戦いなのに ちょいちょい笑わせるシーンがあるが今回は特に多い。

爆発の三つの欠片

チャイナ・ミエヴィル/著 日暮雅通、嶋田洋一、市田泉/訳 早川書房 <収録作品> 『爆発の三つの欠片』『ポリニア』『の条件』 『の皇太后』『山腹にて』『クローラー』 『神を見る目』『九番目のテクニック』『こそが世界』 『ノスリの卵』『ゼッケン』『シ…

深夜百太郎 出口

舞城王太郎/著 ナナロク社 『入口』からの後編。 二つの街の関連については 結局何も説明がなかった。 家族との物語が多めで 奇妙な明るさがある恐怖譚だった。

歌舞伎町ゲノム

誉田哲也/著 中央公論新社 歌舞伎町セブンの連作短編集。 メンバーが前作で欠けてしまったが 本作で掃除屋シンちゃんがセブンメンバーになった。 シンちゃんの役割がプロだけど一番大変そう。 話は短編といえ、しっかり進んでいた。

黒と青

イアン・ランキン/著 延原泰子/訳 早川書房 1997年にCWAのゴールド・ダガー賞受賞作。 複数の殺人事件と並行して、 実際にあったジョン・バイブル事件を模倣した ジョニー・バイブル事件が発生。 リーバスが禁酒をしていてなんか新鮮。 まあ次作品では禁酒辞…