読書の記録_国外作家や行

喪われた少女

ラグナル・ヨナソン/著 吉田薫/訳 小学館文庫 フルダ三部作の二作目。 前作よりも過去に遡る形式となってる。 フルダの人生について詳細を補完する感じ。 本作ではアメリカ人の父親を探している。 アイスランドの絶景の描写がうまい。

闇という名の娘

ラグナル・ヨナソン/著 吉田薫/訳 小学館文庫 アイスランドミステリ。 定年前の年齢に迫っているのに 人事都合で早期退職を迫られるって警察なのに厳しい。 未解決事件を短期間で解決しようとする フルダだったが事件と並行して彼女の壮絶な人生が書かれる。…

死を歌う孤島

アンナ・ヤンソン/著 久山葉子 創元推理文庫 『消えた少年』の続編。 現代北欧ミステリによく出るテーマ 福祉国家の暗部的なものが入っていて 本書は社会保険庁が関連していた。 無人島での連続殺人事件だが 最後はあっけなかった。

消えた少年

アンナ・ヤンソン/著 久山葉子 創元推理文庫 スウェーデンのゴッドランド島を舞台にしたミステリ。 いきなりシリーズ8作目が初訳らしい。 ゴッドランド島は『魔女の宅急便』のモデルの街があるらしいが 本書は登場人物みな疑心暗鬼状態でラストまで進むし 主…

少女〈上〉〈下〉

M・ヨート、H・ローセンフェルト/著 ヘレンハルメ美穂/訳 創元推理文庫 犯罪心理捜査官セバスチャンシリーズ4作目。 本国ではその後の作品も出ているが 日本で翻訳されたのはここまで。 本作では事件に巻き込まれた少女と関わる セバスチャンが今までにない …

白骨 〈上〉〈下〉

M・ヨート、H・ローセンフェルト/著 ヘレンハルメ美穂/訳 創元推理文庫 シリーズ3作目。 事件は話が進むにつれ国際的なものに発展するが 結末はスッキリしないものだった。 それよりセバスチャン自身が招いたこととはいえ 彼自身への破滅がどんどん押し迫っ…

模倣犯 (上)(下)

M・ヨート、H・ローセンフェルト/著 ヘレンハルメ美穂/訳 創元推理文庫 犯罪心理捜査官セバスチャン、シリーズ2作目。 主人公のセバスチャンはじめ捜査メンバー誰もが なんて不快な性格なんだろう。 チームが瓦解しそうでしなさそうな危うさがある。 事件と…

犯罪心理捜査官セバスチャン (上)(下)

M・ヨート、H・ローセンフェルト/著 ヘレンハルメ美穂/訳 創元推理文庫 タイトル名になっている人物が主役の シリーズ1作目。 自分から事件に関わるセバスチャンだが 「犯罪心理捜査官」というのは大げさで 本作内では「心理学者」と名乗っている。 テンポよ…

エヴァンズ家の娘

ヘザー・ヤング/著 宇佐川晶子/訳 早川書房 わりとありがちな設定や背景な感じで 話が進んでいくが途中で印象が変わっていく。 英語タイトルが「GIRLS」と複数になっているのが 精神的な意味での「LOST」した少女たちといったところ?

影の子

デイヴィッド・ヤング/著 北野寿美枝/訳 早川書房 なかなか語られることが少なかった、 1975年・冷戦時代の東ドイツにての 秘密警察シュタージのことや未成年矯正施設のことなど 史実を基にしたフィクションが読めて興味深かった。

森は知っている

吉田修一/著 幻冬舎 鷹野シリーズ二作目。 鷹野の高校生の話で、そこからスパイになるまでの話。 一作目で出た他登場人物も出てきて こっから一作目での鷹野との関係性となると理解。

雷鈞/著 稲村文吾/訳 文藝春秋 本格推理もので、トリックが壮大だった。 こういうのって久しぶりに見た。 物理的なのと心理的トリック両方あり。 主人公の盲目の少年が 中国での孤児院育ちと、 その後養子になったドイツの生活と現代を 交えて書かれているの…

孤狼の血

柚月裕子/著 角川書店 昭和末期の広島の架空の町街で起こる ヤクザ抗争にベテラン型破り刑事と 大卒の新人刑事の部下が立ち向かう。 結構迫力ある描写もあり。 途中の展開が全く予測できなくてびっくりさせられた。

血を売る男

余華/著 飯塚容/訳 河出書房新社 人生の節目ごとに金を稼ぐために 売血した男の一生。 庶民の強さとしたたかさがよく書かれている。 悲惨な方向になりそうでならずにすんで安心して読めた。

兄弟 (上)(下)

余華/著 泉京鹿/訳 文藝春秋 <文革篇>は上巻の半分過ぎぐらいで、 ほぼ<開放経済篇>だった。 宋鋼と李光頭の二人の兄弟が時代に翻弄。 いくらでもシリアスに書ける悲劇を 喜劇調(特に李光頭のパート)にして一気に読ませる。

たんぽぽ娘

ロバート・F・ヤング/著 伊藤典夫/訳 河出文庫 <収録作品> 『特別急行が遅れた日』『河を下る旅』『エミリーと不滅の詩人たち』 『風』『たんぽぽ娘』『荒寥の地より』 『主従問題』『第一次火星ミッション』『失われし時のかたみ』 『最後の地球人、愛を…

ヒトラーのスパイたち

クリステル・ヨルゲンセン/著 大槻敦子/訳 原書房 第一次大戦後から第二次大戦ドイツ情報部の 作戦と結末、エージェント(スパイ)たちの末路などが満載。 写真もかなり多い。 なのだが、文章は教科書じみたものなので退屈。

トーベ・ヤンソン短篇集

トーベ・ヤンソン/著 冨原 眞弓/訳 ちくま文庫 短篇のみではなく、エッセイもあり。 書簡集というのもあるのだが、日本の女子中学生からの手紙文のみで トーベ・ヤンソンの返信内容が全くないのが謎。 ムーミンシリーズもそうなのだけど、 ここで収録されて…