2013-09-01から1ヶ月間の記事一覧

重版出来! 第2巻

松田奈緒子 小学館 出版業界受けよさそうな内容だけど、 仕事に前向きな姿勢は業界関係なく前向きな気分にはさせてくれる。 でも、2巻最終話はこれで終わりで3巻からは新章になるのは いいのか??

これからお祈りにいきます

津村記久子/著 角川書店 <収録作品> 『サイガサマのウィッカーマン』『バイアブランカの地層と少女』 「祈り」が共通の短篇収録。 あと、女性ではなく男子高校生、男子大学生が主役。 サイガサマの設定が妙にリアルだった。

あるいは吾妻ひでおでいっぱいの吾妻ひでお (Azuma Hideo Best Selection)

吾妻ひでお 中川 いさみ/編 河出書房新社 タイトルどおり、あじまキャラが出る漫画ばかり 収録されている。既に持っている話もちらほら。

イノサン 第1、2巻

坂本眞一 集英社 本書の元ネタは読了済みだがずいぶん前なので真っ白な状態で読めた。 絵が緻密で暗いが話に合っていて面白い。 妹のマリーの履歴が塗りつぶされているところは今後何かあるのだろうか? 調べれば出てきそうだけど後の吃驚を楽しみたいので調…

エロイカより愛をこめて 第6〜9巻

青池保子 秋田文庫 久しぶりに続きを。5巻のラストを忘れてしまい 少し復習もしたり。主要人物がどんどん人間離れしているよ。

首斬り人の娘

オリヴァー・ペチュ/著 猪股和夫/訳 早川書房 中世の名残が残ったドイツが舞台の時代ミステリ。 本当に魔女狩りネタが好きだよなあと思った。 タイトルの首斬り人の娘より首斬り人クィズルが大活躍。

よろずのことに気をつけよ

川瀬七緒/著 講談社 江戸川乱歩賞受賞作かつデビュー作。 話の掴み方などはぐいぐい引っ張る流れは 無茶な部分もあるが読みやすかった。

シャーロック・ホームズたちの冒険

田中啓文/著 東京創元社 <収録作品> 『「スマトラの大ネズミ」事件』『忠臣蔵の密室』『名探偵ヒトラー』 『八雲が来た理由』『mとd』 パスティーシュ集。 結構凝っている内容じゃないかなと思いつつ、 オチがギャグのもあったり。

DAILY PLANNER EDIT

マークス/編 エディシォンドゥパリ 去年買いそびれた本だけど 今年買う手帳の参考になりそうだ。

生き抜いた私 サダム・フセインに蹂躙され続けた30年間の告白

パリソウラ・ランプソス、レーナ・カタリーナ・スヴァンベリ/著 久山葉子/訳 主婦の友社 タイトル通り。サダム・フセインの愛人だった パリソウラ・ランプソス(ギリシャ系だとは知らなかった)の 半生の物語。フセインて西洋コンプレックス強かったのだなあ…

恐怖新聞2 全6巻

つのだじろう 秋田書店 無印『恐怖新聞』の続編みたいなもの。 掲載誌が「サスペリア」なので少女マンガ風であるが 絵が劣化しているなあ。 話がヒドいのは別に気にならなかったが(期待全くしてなかったから?)

ケンガンアシュラ 第5巻

サンドロビッチ・ヤバ子/作 だろめおん/画 小学館 冒頭での氷室と金田の死闘仕合は凄い迫力。 仕合後仲良しになっているコマに笑った。 選手が全て登場し、 次巻、いよいよトーナメント発表でますます盛り上がる!

ミーナの行進

小川洋子/著 中央公論新社 カバに乗って通学する芦屋在住の美少女。 と一年間同居する従姉が語り手。 古き良き昭和の物語なのだが、ミュンヘンオリンピックの 事件に触れられていて急に現実に引き戻された。 ああテロの時代だったんだなあと。

残穢

小野不由美/著 新潮社 ドキュメンタリー小説といって実話なのかフィクションか よくわからない構造になっている。 土地が汚染と伝染で呪われていくと『呪怨』みたい。 安全な土地ってなさそうな……というのが怖いというか不気味。

櫻の園 完全版

吉田秋生 白泉社 連載時のカラーも載っているよ、ということで完全版。 昔ざっとは読んでいたが、ちゃんと読んだのは今回初めて。 吉田秋生というと、近作よりもこの頃の絵柄のイメージだったなあ。 懐かしい。

乱と灰色の世界 第5巻

入江亜季 エンターブレイン なぜここで装丁が変わる?? 一応最終章らしきシリアスぽい話に入るからかだろうか。 乱とその他皆との思惑のずれが誤解を生まないか心配。

あいどる

ウィリアム・ギブスン/著 浅倉久志/訳 角川書店 21世紀前半の日本を舞台にしたのは 『ニューロマンサー』以来なのかな。 さすがに作品中ほどテクノロジーは進んでないが、 それほど現在の世界とズレてない。 二次元アイドルと結婚できるって発想が この1990…

第六ポンプ

パオロ・バチガルピ/著 鈴木康士、中原尚哉、金子浩/訳 早川書房 <収録作品> 『ポケットのなかの法』『フルーテッド・ガールズ』『砂と灰の人々』 『パショ』『カロリーマン』『タマリスク・ハンター』 『ポップ隊』『イエローカードマン』『やわらかく』 …

ブラック・ジャック創作秘話~手塚治虫の仕事場から~ 第4巻

宮崎克/作 吉本浩二/画 秋田書店 『ブラック・ジャック』関連のみだと苦しいのかな、 とときどき他の時代のエピソードも混じっている。 秋田の編集者のいい人エピソードは、吾妻ひでおの自伝マンガと 比べてみると違いがあって面白い。

痺れる

沼田まほかる/著 光文社 <収録作品> 『林檎曼陀羅』『レイピスト』『ヤモリ』 『沼毛虫』『テンガロンハット』『TAKO』 『普通じゃない』『クモキリソウ』『エトワール』 超現象的ホラーじゃなくて人間怖い系のホラー。 なんともいえない厭な感覚な話ばか…

死刑囚弁護人

デイヴィッド・ダウ/著 鈴木淑美、増子久美/訳 河出書房新社 死刑執行が行われているテキサス州の弁護士による回想記。 死刑が確定した後に弁護士がつくのってアメリカ的なのか。 ほぼ報われない仕事についてだけ書かれていると救いがないが、 家族の愛情で…

愚行録

貫井徳郎/著 東京創元社 一家四人惨殺という事件。 殺害された夫婦の過去を追うインタビューと 交差してどこかの兄妹の会話が混ざる。 結構心の闇ぽい内容だが 最後の方で、タイトルの意味がやっとわかる構成となっている。

さよならタマちゃん

武田一義 講談社 かわいらしい絵とタイトルだが、 かなりハードな癌体験記。 なるべくユーモアぽく進めようとしているが 重いときは重い。 周囲の人がいい人ばかりなのが救い。

ブラック・ジャック・キッド

久保寺健彦/著 新潮社 将来ブラック・ジャックになりたい少年の成長物語。 ファンタジーノベル大賞受賞作だが、ファンタジー度はかなり低め。 めぐみとクリスマスのエピソードくらいか。 『ブラック・ジャック』連載中の時代だから1970年代なんだろうが あま…