2013-11-01から1ヶ月間の記事一覧
諸星大二郎 小学館 <収録作品> 『彼方より』『子供の王国』『夢みる機械』 『猫パニック』『地下鉄を降りて…』『マンハッタンの黒船』 『地獄の戦士』『クーリング・オフ』 入手困難だった作品が収録。 ずっと読みたかった『子供の王国』だったが、本当に…
恒川光太郎/著 文藝春秋 江戸時代が舞台のSF設定ありの時代小説。 SF設定というのはタイトルどおり「金色様」の存在だ。 とある藩内物語で広いようで狭い人間関係で 物悲しい物語が紡ぎだされている。
エレーヌ・ベール/著 飛幡祐規/訳 岩波書店 フランス系ユダヤ人女性による日記。 ナチス占領下のパリで生活する彼女が 逮捕される直前までの生活が書かれている。 ヴィシー政権時代のフランスの暗部もさりげなく読み取れる。
田辺聖子/著 講談社 三部作最終作だったりするが、独立して読んでも問題なし。 今から30年前の話で、35歳女性を「ぴっかぴか」と 表現していて明るい前向きな話だ。 しかし、後半での友人に起こる事件は 女性が独身であることの不穏さを暗示しているのだろう…
藤田和日郎 小学館 熱いバトルシーン。でもまだ続きそうだ。 一寸法師、よくぞ言った!!
アーナルデュル・インドリダソン/著 柳沢由実子/訳 東京創元社 アイスランドのミステリ小説。 他の北欧ミステリと同様、なんか暗くてどんよりしてる。 厭な感じもするが救いも少し。
空木哲生 KADOKAWA 本当に初期短篇集。 デビュー作も載っている。 絵の上手さの進歩がわかりやすいが、掲載順にしてくれた方が その過程がはっきりすると思った。
赤坂真理/著 河出書房新社 む、難しかった……。 時間の歪みやら大君という存在やらが難しくさせてる。 アメリカのディベートは訓練されてない日本人にはきつそう。
堀江貴文/著 文藝春秋 ホリエモン獄中記。 長野刑務所は三大ご飯がおいしい刑務所の一つらしい。 メニューもバランスがとれてそう。 運動も一応できるしダイエット環境に向いてるなあ。
佐野菜見 KADOKAWA スタイリッシュさは第1巻から衰えず。 そこはいいが、坂本君以外のキャラクターの 絵柄が怖いのが未だに慣れない。
空木哲生 KADOKAWA さほど期待もせずだったのだが、面白かった! 制作あるあるお仕事漫画だが、それがいい。 仕事に前向きになるよね。他の作品も読みたくなった。
川瀬七緒/著 講談社 シリーズ2作目。 虫嫌いな人は絶対このシリーズ受け付けられないだろうなあ。 と思いつつ。テンポがよくてサクサク読める。 ただ、話のパターンが他作品もだが似たり寄ったりな感じがした。
田中慎弥/著 講談社 <収録作品> 『犬と鴉』『血脈』『聖書と煙草』 円城塔と芥川賞を同時受賞した 田中慎弥の本を連続して読了したのは偶然であった。 というか、初めて田中慎弥の話を読んだが もっと私小説めいたものを書いているかと思っていたので 良い…
伊藤計劃、円城塔/著 河出書房新社 本屋大賞候補だったが、受賞しなくて正解だと思う。 普段本を読まない人だと、 19世紀の歴史およびその時代を舞台にした小説の元ネタが わからずぽかーんとしそう。 逆にわかっているとキターという気分になる。 作風は伊…
萩尾望都/著 河出書房新社 タイトル通り1970年代の対談集。 半分くらいのメンバーが鬼籍に入っているなあ。
月村了衛/著 ハヤカワ文庫JA 至近未来が舞台の警察小説。 人型兵器を使って犯罪者と闘うというと 『パトレイバー』ぽいんだが、 警察内外にも敵が多数いる部署という設定もあり 血なまぐさい上かなりシリアスであった。
シーラ・バンフォード/著 中村妙子/訳 評論社 第二次世界大戦時に フランスからイギリスへ渡った 旅芸人一座出身の犬の一生。 本書では、戦時中かつ一時的には兵士たちと一緒に 移動している(別に軍用犬でなく)がひどい扱いも受けてないし、 イギリスに渡…
神林広恵/著 幻冬舎 『噂の真相』の編集者だった 女性の当時の回想録。 た体力と度胸がないと無理な仕事だな。。。
諸星大二郎 小学館 <収録作品> 『彼方へ』『アダムの肋骨』『男たちの風景』 『貞操号の遭難』『商社の赤い花』『感情のある風景』 『生物都市』『食事の時間』『失楽園』 『眠る男の夢を見る男は夢の中で生きているのか?』 最初と最終話が新作で、あとは…
古屋兎丸 集英社 生徒会長選挙編完結! 誰が生徒会長になるかは予想はついてたが リアクションが予想つかないので面白いなあ。 一息ついたと思ったが、新一年生登場で 新たな波乱が起こりそう。
佐藤亜有子/著 河出書房新社 今年の1月に自殺した著者のデビュー作。 現役東大(作中は違う名前だが)在籍の 女子大生が「ボディ・レンタル」と称して売春行為を行っている。 最高学府がブランドになってかつ美形ぽい設定。 虚無な感じだが、バブルぽい雰囲…