2007-10-01から1ヶ月間の記事一覧

ねずみ男とゲゲゲの鬼太郎 水木しげるコレクション2

水木しげる 角川文庫 「金」にまつわる話、ということでねずみ男に 関わる話がまとめて収録。 鬼太郎が全く出ない『終末株式会社』の ねずみ男が一番ねずみ男らしい話だと思う。

新耳袋 第九夜

木原浩勝、中山市朗/著 角川文庫 映像化もされている警備会社話が収録されている。 あの、霊現象が起きても全て気のせいにしている 警備員の人のは笑えるよな。 これに関連する迎賓館の話もあり。 渋谷の南平台にあるというこの迎賓館について、 調べようと…

ゴーレム100

アルフレッド・ベスター/著 渡辺佐智江/訳 国書刊行会 100のところは正確には「100乗」と読むんだ。 自分はSF小説はあまり読まないので、ベスターの本は初読。 そんな自分でも『虎よ、虎よ!』のタイトルくらいは知っている、 そのくらい有名な人。 未来のNY…

鬼太郎の地獄めぐり 水木しげるコレクション1

水木しげる 角川文庫 このシリーズは、陰陽五行で分類して編集しているらしい。 本作は、「土」がテーマでタイトル話以外地獄関係の話が多い。 自分が子供の頃に放送されていた 夢子ちゃんが出てくるバージョンの『ゲゲゲの鬼太郎』の頃に 連載されていたも…

新耳袋 第八夜

木原浩勝、中山市朗/著 角川文庫 外と内をテーマに収録。 途中で話数がなくなるので、今何話かわからなくなるところが 怖い度UP。さらに、新耳袋愛好家が亡くなってから、 作者ら関係者に姿を現すという話も。 あとは、映像版でも名作の『約束』『ヒサオ』の…

ビリー・ミリガンと23の棺 (上)(下)

ダニエル・キイス/著 堀内静子/訳 ダニエル・キイス文庫 『24人のビリー・ミリガン』の続編。 前作の後のビリーの人生はどうなったの? という疑問に答える内容になっている。 多重人格ということで無罪になったビリーだが、 その後送られたライマ病院は刑務…

グミ・チョコレート・パイン 全3巻(文庫版)

大槻ケンヂ/原作 佐佐木勝彦&清水沢亮/作画 講談社漫画文庫 ケラリーノ・サンドロヴィッチが脚本&監督で映画化! ということで、文庫版が出ました。 通常版は古本屋で手に入りにくいよ、ということで新刊文庫で まとめて買い直したのです、家人が。 最近原作…

新変身忍者嵐

石ノ森章太郎 秋田文庫 ハヤテの変身前の頭の飾りが凄く気になるよ。 この新のバージョン連載時に、実写ドラマが放映されていたらしく、 そっちの主人公の格好に合わせているらしいが。 前回の全2巻(無印)バージョンよりも設定が細かく進んでいるが、 最後…

学校怪談 第7巻

高橋葉介 秋田文庫 結構長いシリーズだね。八千華以外は今までの体験から学習して、 怪奇現象に立ちむかえるように成長しているなあ。 ミゾロギのキモさアップしてたし。 話が安定していて安心して読める。 怖い話としては読んでおらず、幻想的世界を楽しむ、…

24人のビリー・ミリガン (上)(下)

ダニエル・キイス/著 堀内静子/訳 ダニエル・キイス文庫 早川書房から出ているこの文庫シリーズ名すごいよな。 版型が普通の文庫よりちょっと大きいです。 1992年にハードカバー版が出版した直後に すぐ読んで以来の再読かな。 日本でも、多重人格や、幼児虐…

オペラ座の怪人

ガストン・ルルー/著 三輪秀彦/訳 創元推理文庫 すごく久々に再読。 おおまかなストーリーは、 舞台化や映画かやらされている話なので 割と憶えていたのだけど、 中盤以降のエリックの過去がすっぽり忘れていた。 よって、結構活躍するペルシア人の存在も全…

冷血

カポーティ/著 瀧口直太郎/訳 新潮文庫 ノンフィクション・ノヴェルの原点。 1965年以前にはドキュメンタリーではない、 こういった手法の作品が なかったというのが案外意外。 アメリカ中西部の片田舎で起こった クラター一家惨殺事件の犯人ペリーとディッ…

よつばと! 第7巻

あずまきよひこ メディアワークス 既に3回以上読み返し済み。 読めば読む程いやされたー感増すので幸せ。 ついでに過去のも読み返しした。 やっぱり牧場の話が良いな。牧場行きたくなる。 たぶん30代前半の男3人(とーちゃん、ジャンボ、ヤンダ)+ 外国人幼…

黒博物館スプリンガルド

藤田和日郎 講談社 善人は救われ悪は滅びる。 定型パターンが藤田和日郎の漫画なわけだけど、それを飽きさせない内容で良い! ビクトリア朝時代におこった実際の事件をベースを うまく活劇フィクションに仕上げている。 後半の少年少女主役の話の悪役のモデル…