2014-05-01から1ヶ月間の記事一覧

黒警

月村了衛/著 朝日新聞出版 機龍警察シリーズと異なり SF要素はない一種の警察もの。 途中まではあまり動きが良くないが、 後半は勢いがよくなって面白く読めた。

妖怪変化 京極堂トリビュート

講談社 <収録作品> 『鬼娘』あさのあつこ 『そっくり』西尾維新 『『魍魎の匣』変化抄』原田眞人 『朦朧記録』牧野修 『粗忽の死神』柳屋喬太郎 『或ル挿絵画家ノ所有スル魍魎ノ函』フジワラヨウコウ 『薔薇十字猫探偵社』松苗あけみ 『百鬼夜行イン』諸星…

風魔の小次郎 第1〜5巻

車田正美 集英社文庫 第二部完結までが収録。 破天荒な展開なのはお約束。 木刀なのに4000年も綺麗なままとか形状がアレとか 他にナニなことが起こるのはツッコミ入れてはダメらしい。

アンドロイドの夢の羊

ジョン・スコルジー/著 内田昌之/訳 ハヤカワ文庫SF タイトルだと、ディックのパロディ小説ぽいが 中身は全く異なった。ややドタバタしているが しつこくないし展開は早いので面白く読めた。

レッドスーツ

ジョン・スコルジー/著 内田昌之/訳 早川書房 スタトレ小ネタ全くわからないけど ユーモアSFでかつホロリとさせるオチで純粋に楽しい。

河岸忘日抄

堀江敏幸/著 新潮文庫 パリの河岸に停泊している船で暮らす晴耕雨読 の前半がない生活。 主人公は日本人だが語学は全く問題ないようだ。 特に仕事も必死にせず大きな贅沢はしてないが優雅だ。

ケンガンアシュラ 第8巻

サンドロビッチ・ヤバ子/作 だろめおん/画 主人公の仕合が本当に久しぶりすぎだった。 ヤマシタカズオの顔芸はやっぱり楽しい。 因幡くんと瓜田社長が案外良い奴の巻。

世界鬼 第6巻

岡部閏 小学館 『依存』で顕在化の話が収録。 すごくシリアスなはずのシーンだが笑えるよね。 モノじゃねーし言っている本人がモノ扱いしているところとか。

月光条例 第29巻

藤田和日郎 小学館 完結巻。 最終回のオチはちょっと納得できなかったなあ。 皆でお願いに行くところが蛇足気味かと思った。

図書館の主 第8巻

篠原ウミハル 芳文社 『クリスマスキャロル』『にんじん』に まつわる話がメインで収録。 『にんじん』は虐待話という印象だったが 別の面も見えるというエピソードは面白かった。

おひとり様物語 第5巻

谷川史子 講談社 おひとり様の定義がずいぶん広くなっているなあ。 一番良かったのは元おひとり様の既婚女性の話だった。

春を嫌いになった理由(わけ)

誉田哲也/著 幻冬舎 あまり怖くないホラーもの。 超能力や霊能力を信じないヒロインが 霊能力者の通訳をするハメに……。

影を買う店

皆川博子/著 河出書房新社 <収録作品> 『影を買う店』『使者』『猫座流星群』 『陽はまた昇る』『迷路』『釘屋敷』 『水屋敷』『沈鐘』『柘榴』 『真珠』『断章』『こま』 『創世記』『蜜猫』『月蝕領彷徨』 『穴』『夕陽が沈む』『墓標』 『更紗眼鏡』『…

火の鳥 第10巻・太陽編(上)(下)

手塚治虫 朝日新聞出版 火の鳥シリーズ最終作。 すごく久々に読んだ。 未来バージョンが全く憶えていないのに愕然。 未来といっても2000年みたいなので現実が時代を越えてしまっている。 主人公が素顔より狼顔の方がカッコいいのは変わらず。

ベルサイユのばら 全10巻

池田 理代子 集英社 家人の実家から借りてきているのを読了。 文庫ではなく発行リアルのものなので改変なしバージョン。 通して読むのは初めてかな。 アニメと比較するとストーリーの進み方がすごく早いのに驚かさせる。 でも要所要所はしっかりしているので…

犬身

松浦理英子/著 朝日新聞社 人が犬に変身するので犬身。 ファンタジー要素があるのに 家族内の隠れたドロドロ問題と絡む 不思議な話だった。

殺人鬼フジコの衝動

真梨幸子/著 徳間文庫 ジャンルとしてはイヤミスなんだろうが、 ミステリというよりはホラーぽい。 本当に最後の最後まで読まないと 全体の真相がわからないようになっているが、 フジコの人生そのものが痛々し過ぎる。 フジコの殺人自体は実際にある殺人事…

アルモニカ・ディアボリカ

皆川博子/著 早川書房 『開かせていただき光栄です』の完全続編。 前作からのネタバレが思いっきり出ているので ちゃんと順序通りに読まないとダメ。 前作の重要人物の壮絶な過去が事件と関わりが。 18世紀イギリスの闇がよく書かれている。