2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧

円 劉慈欣短篇集

劉慈欣/著 大森望、泊功、齊藤正高/訳 早川書房 <収録作品>『鯨歌』『地火』『郷村教師』『繊維』『メッセンジャー』『カオスの蝶』『詩雲』『栄光と夢』『円円のシャボン玉』『二〇一八年四月一日』『月の光』『人生』『円』 デビュー作から『三体』との…

天国の修羅たち

深町秋生/著 角川文庫 ヘルドックスのシリーズ完結作。 まさか3作目の主人公で物語の結末もつけるのが 警視庁捜査一課の女性刑事とは予想してなかった。 話の長さは短かったがその分内容凝縮。

天冥の標Ⅴ: 羊と猿と百掬の銀河

小川一水/著 ハヤカワ文庫JA 4作目は3作目の数年後くらいだったが 本作は4作目から数十年後。 小惑星パラスで農業を営むタックと 反抗期の娘ザリーカの物語が中心。 それとは別に、実は過去作でもいまいち理解できてなかった 情報生命体ノルルスカインの誕生…

天冥の標Ⅳ: 機械じかけの子息たち

小川一水/著 ハヤカワ文庫JA 《恋人たち(ラバーズ)》という呼ばれる セクサロイドが誰によって誕生し存在しているのか、 彼らの幸福とは何かということが語られる。 《恋人たち(ラバーズ)》の物語なので、 あらゆる性描写が本編の大半で書かれていてくど…

流浪地球

劉慈欣/著 大森望、古市雅子/訳 KADOKAWA <収録作品>『流浪地球』『ミクロ紀元』『呑食者』『呪い5.0』『中国の太陽』『山』 表題作は映像化されていたためか長編かと思っていた。 太陽から離れて地球自体が宇宙船になるという発想が面白い。 他作品も、宇…

きのう何食べた? 第20巻

よしながふみ 講談社 20巻で15周年。 巻数が多い漫画は途中で飽きてくることもあるが 本作は作中人物と一緒に年を経ることができるためか そんなことない貴重な作品である。 ケンジがなぜ「シロさん」呼びなのかの謎が解明する。 でも人伝で知るのはいかがな…

天冥の標 3 アウレーリア一統

小川一水/著 ハヤカワ文庫JA シリーズ3作目は西暦2310年。 1作目の先祖や2作目の子孫が出てきて楽しくなってくる。 アウレーリアの先祖であるサー・アダムスが中心。 物語の軸はブレずに進むが、 本作では宇宙海賊との戦闘などのアクションが多め。

冥の標 2 救世群

小川一水/著 ハヤカワ文庫JA シリーズ2作目で、時代が201X年と現代に。 パラオの島から発生した謎の疫病。 世界中でパンデミックとなっていく流れが 現実世界のコロナウイルスの流行と似通ってることに驚異を覚えた。 冥王斑から生還した患者がずっと保菌者…

シャギー・ベイン

ダグラス・スチュアート/著 黒原敏行/訳 早川書房 2020年度ブッカー賞受賞作品。 1980年代イギリス労働階級の没落と 主人公のシャギーと母親アグネスの生活をが重なる。 シャギーが主役という扱いになっているようだが、 真の主役はアルコール依存症に陥るア…

妙なる技の乙女たち

小川一水/著 ポプラ社 SFお仕事連作短編集。 近未来のシンガポール沖にあるリンガ諸島で働く 日本出身もしくはルーツを持つ女性たちの物語。 お仕事小説なので失敗はしつつも前向きな女性たちが魅力的。 宇宙エレベーターと南の島という組み合わせが面白い。

その少年は語れない

ベン・H・ウィンタース/著 上野元美/訳 早川書房 リーガルミステリという体裁をとっているが、 弁護士ジェイと息子のルーベンの家族の物語といっていいかも。 ジェイは白人男性だが、ルーベンはベトナムからの養子という設定。 11年前の裁判事件以降は疎遠に…

ゴーストライター

ロバート・ハリス/著 熊谷千寿/訳 講談社文庫 2010年に映画化もされているらしい。 珍しく海外ミステリで訳者あとがきも解説もなかった。 イギリス元首相、アダム・ラングの回顧録の ゴーストライターになった「私」。 前任者が不審死をしているなど不穏なと…

煉獄の獅子たち

深町秋生/著 KADOKAWA 『ヘルドッグス 地獄の犬たち』が映画化するそうで その後の作品出てきるかと思ったら3部作完結していた。 シリーズ2作目。 地獄の次だから煉獄か。続編だけど前日譚。 ラストで確かに『ヘルドッグス』に続く内容になっている。