2013-08-01から1ヶ月間の記事一覧
谷川流 角川スニーカー文庫 <収録作品> 『エンドレスエイト』『射手座の日』『雪山症候群』 原作である『エンドレスエイト』はしつこく繰り返しが なかったので安心した。もし本当にしたら実験小説になってた。
イアン・マクドナルド/著 下楠昌哉、中村仁美/訳 早川書房 <収録作品> 『サンジーヴとロボット戦士』『カイル、川へ行く』『暗殺者』 『花嫁募集中』『小さき女神』『ジンの花嫁』 『ヴィシュヌと猫のサーカス』 2047年の近未来のインドを舞台にした短篇集…
アンソニー・ブルーノ/著 紅葉誠一/訳 ノンフィクション。 連続殺人犯リチャード・カクリンスキーは サイコパスなんだろうが、快楽殺人鬼というよりは 気に食わない人物を排除するために殺すといった系である。 なかなかしっぽをつかまないカクリンスキーを…
雲田はるこ 祥伝社 『昭和元禄落語心中』の他作品も読みたいなあ、 となったらBLコミックのみだった。 表紙がこれなので、買うのに勇気が必要だったが内容はよかったよ。
飲んべえ女子独り酒マンガ。 『孤高のグルメ』系で特に大きなドラマもなく まったりとしてる。 酒マンガだが銘柄は具体的には出ず 酒にあった一品料理とセットで語られる。 酒もだけど出てくるつまみ料理が食べたくなる。
アルコ/画 河原和音/作 集英社 出てくる子らは皆いい子だよなあ、 とほのぼのする。 地方の話かと思っていたが東京が舞台だったらしい。 後半の絵柄が荒れているのか癖なのかわからないが、 女の子の顔が崩れていたのが気になった。
マルタ・シャート/著 上田浩二、菅谷亜紀/訳 小学館 シュテファニー・フォン・ホーエンローエは 日本ではよく知られていないが、西洋では結構有名人らしい。 ユダヤ人だけど貴族でプリンセスと呼ばれ、 社交界での膨大な人脈を誇ってヒトラーとも直々に関わ…
上原善広/著 新潮新書 特異な話を書いているはずなのに 物足りなさを感じた。新書という形式がよくないのか? 題材は悪くないがバラバラな印象。
天童荒太/著 文藝春秋 『悼む人』の続編みたいなの。 こちらは静人の日記形式で悼む人の旅の工程を書いている。
植芝理一 講談社 第一章はちょい引くくらいの設定でついていけなかったが、 第二章はラブストーリー(といっても普通じゃないけど)なのでついていけたよ。 最後の方が中途な終わり。
岡部閏 小学館 タコ編は長かったなあ。 でも、アリスメンバー全員の狂気が浮き彫りになったよね。 紙面になってから読み返すと、 WEBで読んだ当時には理解できてなかったことがわかってくる。 おまけのメンバー紹介も内容補足になってるし。
篠原ウミハル 芳文社 御子柴自身に関わる話は長め。 でも、新たな面をみせてくれる。 それにしても皆いい人ばかりだよなあ。
藤田和日郎 小学館 ここしばらくもやもやしていたが、 やっときたぞ!! っていう展開になった。 おまけのエンゲキブわかるわあ。
ベン・マッキンタイアー/著 小林朋則/訳 中央公論新社 イギリスではかなり有名らしい 第二次大戦時の暗号名「ミンスミート」作戦についての ノンフィクション。 アマチュア小説のアイディアを実現させるMI5凄い。 イギリスとドイツとのスパイ戦は本当に興味…
ハンヌ・ライアニエミ/著 酒井昭伸/訳 早川書房 む、むずい……。 未来のガジェットすごいし、ルパンネタ豊富の冒険活劇なのだが、 情報過多でラノベ設定高めなためか読みづらかった。
筒井康隆/著 新潮社 出だしの事件は筒井ぽいけど、 実際にあった事件が元になっていると思われる。 古語を多様しているが読みやすかった。 主人公の人生を通して、現代歴史が語られてますね。
荒川弘 スクウェア・エニックス 一気読みなり。 初連載で第一話から最終話まで大きな矛盾を作らずに 綺麗に完結させてるのが凄い。 バトルものだが、意外にも主要人物の死亡率が低かった。 (いや死亡しているけど)
三浦哲郎/著 新潮文庫 <収録作品> 『十五歳の周囲』『鰻の文鎮』『射撃』 『草の宴』『ある外套の話』『野の声』 『乳房』『結婚』『聖夜』 『三角帽子』 意外にも『十五歳の周囲』『ある外套の話』などの 戦争に絡んだ話がよかった。
さいとうたかを リイド社 2011年3月11日の大震災を経験してしまうと、 本書が完全に絵空事とは思えなかった。 地球規模で地殻変動が起こるほどの災害はさすがに……だが。 最初は少年ひとりでのサバイバル生活だが、 その後家族を探す旅に入ってから、人が出過…
リチャード・ドーキンス/著 垂水雄二/訳 早川書房 なんとも過激なタイトルだけど、内容はそんなに過激な内容ではない。 欧米では有名な無神論者でありダーウィン主義者。 あちらの方なので、一神教に関しての批判がメインで、 多神教関係には触れられていな…
ディアンヌ・デュクレ/著 神田順子/訳 柏書房 ヒットラー、ムッソリーニ、レーニン、スターリン、毛沢東、チャウシェスク…… と独裁者たちの周囲にいた愛人・妻のエピソード本。 彼女たちは影の存在なのだが、時代を経るにつれて 江青やエレナ・チャウシェス…