2021-07-01から1ヶ月間の記事一覧
浅野いにお 小学館 『イソベやん』が完結! そして本当に人類は終了して 地球がくそやばい。
島本和彦 小学館 大学中退をやっと決意し 第一部完了。 え、第二部が開始するの?
シャルロッテ・リンク/著 園田みどり/訳 集英社文庫 ドイツ作家だけど、本作もイギリスが舞台。 大雪で閉じ込められた屋敷内で見つけた 20世紀初頭から現代までのとある女性の ドラマチックな人生の手記の秘密。
ピエール・ルメートル/著 橘明美/訳 文藝春秋 隣家の子どもをうっかり殺してしまった 12歳の少年アントワーヌ。 事件が発覚するかしないかハラハラしながら話が進む。
桜井のりお 秋田書店 現在刊行中の5巻まで読了。 1巻の最初の方はありがちなラブコメかなと思ったが 市川が山田のことが好きだと自覚したあたりで確変。 ナンパイは本作のヘイトキャラであるが、 彼が出ると二人の仲に新たな進展がある。
井上靖/著 新潮文庫 『夏草冬涛』の続編。 旧制中学を卒業して受験に失敗した洪作が 浪人生活と両親のいる台湾へ向かうところまでの物語。 金沢の旧制四高の柔道部との日々が印象的。 洪作の境遇が複雑なのは1作目からだが、 全くひねくれていないで成長して…
ディディエ・デナンクス/著 堀茂樹/訳 草思社 社会派ミステリ。 1961年パリで起きたアルジェリア人弾圧事件に乗じて 殺害された高校教師。 その後1982年にその息子が殺害される。 殺害される原因が第二次世界大戦でのナチス関連で フランスで起こった歴史の…
阿部共実 秋田書店 ゆっくり時間は進んでいるが 今まで絡みがなかったキャラたちに 繋がりが出てきたりして同じクラス内でも 人間関係に広がりが出てきた。
増田俊也/著 角川文庫 『七帝柔道記』の外伝と書かれているとおり 北大柔道部や柔道関係の人たちのエピソードなど。 沢田のモデルの人が『七帝柔道記』をきっかけに 作者と再会し対談していたのが嬉しくなる。
村上龍/著 文藝春秋 それぞれ独立した短編集だが 何気ない日常から抜け出そうとする語り手たちの物語。 全員、周囲の人間観察が細かいのが特徴的。
諸星大二郎 集英社文庫 『 夢見村にて 妖怪ハンター 稗田の生徒たち 第1巻』の文庫版。 2014年から2巻が出ないままだったが ここにきて未収録の『美加と境界の神』が文庫版で収録なので 続刊は絶望的なのか。 『美加と境界の神』は黄泉平坂が題材で 思ったよ…
シャルロッテ・リンク/著 浅井晶子/訳 創元推理文庫 ドイツの人気作家によるミステリ小説。 イギリスのヨークシャー地方にある 自然豊かな館で起こる残虐な事件。 犯人はすぐわかるけど、その動機や 事件が起こる経緯などが重い内容だった。
フェルディナント・フォン・シーラッハ/著 酒寄進一/訳 東京創元社 ドイツミステリで評価が高いのは知っていたが 実際読んでみると実際そのとおりだった。 刑事事件弁護士である著者が体験した事件に 着想した短編集。 淡々としていた物語の運びなのに 深み…
柚月裕子/著 宝島社 佐方シリーズ3作目、完結。 3作中2作は佐方検事だった。 2作目での悲しい話だった『本懐』の完結編が 収録されて、救われた結末になってよかった。
ジョン・クロウリー/著 浅倉久志、大森望、畔柳和代、柴田元幸/訳 国書刊行会 <収録作品> 『古代の遺物』『彼女が死者に贈るもの』『訪ねてきた理由』『みどりの子』 『雪』『メソロンギ一八二四年』『異族婚』『道に迷って、棄てられて』 『消えた』『一…
三部けい KADOKAWA 起承転結の「転」。 裏切りそうな人物が「火の男」と タッグを組んで一線を超えてしまったと思いきや ラストでとんでもない提案をしてくる。
三部けい 講談社 展開は早め。 敵と味方がわかりづらくてハラハラさせられる。 次で正体バレしそう?
ジーン・ウルフ/著 酒井昭伸、宮脇孝雄、柳下毅一郎/訳 国書刊行会 <収録作品> 『鞭はいかにして復活したか』『継電器と薔薇』『ポールの樹上の家』 『聖ブランドン』『ビューティランド』『カー・シニスター』『ブルー・マウス』 『私はいかにして第二次…
ヴォルフラム・フライシュハウアー/著 北川和代/訳 創元推理文庫 旧東独出身の老刑事が、謎の変死体事件に関わる。 ドイツ統一後のベルリンの闇が描かれている。 事件の真相については 本格ミステリ十戒に反したものだった。 いや、本書は本格ミステリじゃな…
増田俊也/著 角川文庫 著者の自伝的小説。 過酷すぎる練習の部分が辛すぎるが 練習以外では優しすぎる先輩や同期の仲間などの ギャップが熱い。