2013-03-01から1ヶ月間の記事一覧

海街diary 蝉時雨のやむ頃 第1巻

吉田秋生 小学館 完結してから読む予定だったが マンガ大賞とって入手しやすいので読み出してしまった……。 複雑な家庭の姉妹たち、というのは 吉田作品らしいなと思ったが、 絵柄がずいぶん変わっているのに吃驚した。

海街diary 蝉時雨のやむ頃 第1巻

吉田秋生 小学館 完結してから読む予定だったが マンガ大賞とって入手しやすいので読み出してしまった……。 複雑な家庭の姉妹たち、というのは 吉田作品らしいなと思ったが、 絵柄がずいぶん変わっているのに吃驚した。

ラピスラズリ

山尾悠子/著 ちくま文庫 基本ハードカバーばかりなので文庫で読めるのは貴重。 「冬眠者」の物語。作中作風な中篇を挟んだ連作短篇であるが 終わりまで読むと本当に不思議な体験をしたかのような錯覚にとらわれた。

20世紀イギリス短篇選(下)

小野寺健/選・訳 岩波文庫 <収録作品> 『あいつらのジャズ』ジーン・リース 『確実な人生』ショーン・オフェイロン 『この四十年』ノーラ・ロフツ 『レディだけの旅』オリヴィア・マニング 『届かない花束』ウィリアム・サンソム 『蠅取紙』エリザベス・テ…

20世紀イギリス短篇選(上)

小野寺健/選・訳 岩波文庫 <収録作品> 『船路の果て』ラドヤード・キップリング 『故郷への手紙』アーノルド・ベネット 『ルイーズ』サマセット・モーム 『岩』E・M・フォースター 『上の部屋の男』P・G・ウドハウス 『キュー植物園』ヴァージニア・ウ…

百年佳約

村田喜代子/著 講談社 『龍秘御天歌』の続編。なぜか版元が異なる。 前作では葬式の話だったが、今回は結婚の話。 百婆が亡くなっていて霊になっているためか 強烈な個性のぶつかり合いは少し薄め。でもやはり濃い内容。

私たちが子どもだったころ、世界は戦争だった

サラ・ウォリス、スヴェトラーナ・パーマー著 亀山郁夫、田口俊樹;関口時正、河野万里子、赤根洋子/訳 文藝春秋 これはいい企画本。 第二次大戦中に書かれた、少年少女の日記や手紙を 歴史順に抜粋してまとめたもの。 国はポーランド、ロシア、ドイツ、イギ…

ヴァンパイアハンター・リンカーン

セス・グレアム=スミス/著 赤尾秀子/訳 新書館文庫 昨年映画公開してた。観てないけど想像はできる……。 『高慢と偏見とゾンビ』の著者の作品ということで どんだけふざけた内容だろうかと思ったが、 リンカーンの生涯の史実に沿いながらも ヴァンパイアハン…

小さな吹雪の国の冒険 英国短篇小説の愉しみ

西崎憲/編・訳 筑摩書房 <収録作品> 『小さな吹雪の国の冒険』F・アンスティー 『パール・ボタンはどんなふうにさらわれたか』キャサリン・マンスフィールド 『怒りの歩道』G・K・チェスタトン 『アセム』O・ゴールドスミス 『ピム氏と聖なるパン』T・F・…

金原瑞人YAセレクション みじかい眠りにつく前に 2 昼下がりに読みたい10の話

金原瑞人/編 ピュアフル文庫 <収録作品> 『真菜の来た夏』あさのあつこ 『雨坊主』芦原すなお 『きみに連帯のメールを』石井睦美 『げた箱は魔法のクスリ』大島真寿美 『白いタンポポ』加納朋子 『愛生園』川島誠 『窓』松村栄子 『フェスティバル』森絵都…

世界鬼 第2巻

岡部閏 小学館 結構最近の話である、タコ型世界鬼の導入の部分まで収録。 絵が急激に上手くなってる! ラストもいいところで切っているが、 本編も神展開といわれるエピソードが入っていて濃ゆい。 おまけ漫画重い。

死んだら何を書いてもいいわ―母・萩原葉子との百八十六日

萩原朔美/著 新潮社 萩原葉子が死去する少し前の同居生活の思い出を メインで語るエッセイ。

地球の長い午後

ブライアンW.オールディス/著 伊藤典夫/訳 ハヤカワSF文庫 世界観が凄過ぎ! 植物に支配された地球の世界に圧倒された。 ある意味救いのはに話である。 話は連作短篇というか中篇なためか、 話がうまくまとまってない感じがした。

アイ・アム・レジェンド

リチャード・マシスン/著 尾之上浩司/訳 ハヤカワ文庫NV 映画版観てないので、先入観なしで読む事ができた。 地球最後の人、という設定の話は他にもあるが かなり衝撃的な内容だった。 ふと藤子・F・不二雄のSF短篇漫画にも似たような話があったけど この小…

神は細部に宿るのよ 第3巻

久世番子 講談社 安定した内容だなあ。 なんかあるある感が増えてきた…… てことは川下仲間だったのかー。

ハルカ・エイティ

姫野カオルコ/著 文藝春秋 小野ハルカの半生を書いた物語。 大正生まれで昭和を駆け抜けた人生なので それなりに面白い。 だけど、この人の本のヒロインたちの 倫理観や恋愛観みたいなのがどうも相性が良くないなあ。 所々モニョる。

帝一の國 第4巻

古屋兎丸 集英社 うっかり飛ばしていた巻。 刊行スペースが案外早いのね。 文化祭の話でとんでもない絵面が出て凄く笑えた。

よつばと!  第12巻

あずまきよひこ アスキー・メディアワークス 発売がどんどん延期になってやっと発売。 よつばと一緒に楽しんだり驚いたり、ショックを受けたり。 キャンプの回がやっと収録されたぞ。 なんとなくこれで最終回と言われても、納得しそうなオチだった。

厭な物語

アガサ・クリスティー他/著 文春文庫 <収録作品> 『崖っぷち』アガサ・クリスティー 『すっぽん』パトリシア・ハイスミス 『フェリシテ』モーリス・ルヴェル 『ナイト・オブ・ザ・ホラー・ショウ』ジョー・R・ランズデール 『くじ』シャーリイ・ジャクスン…

倒立する塔の殺人

皆川博子/著 理論社 太平洋戦争末期から戦後直後の 東京が舞台のミステリ。 女学生たちがなんだか耽美な存在なのは 皆川小説らしい。そんで、時代的に著者の体験も背景に少しありそう。

看板描きと水晶の魚 英国短篇小説の愉しみ

西崎憲/編・訳 筑摩書房 <収録作品> 『豚の島の女王』ジェラルド・カーシュ 『看板描きと水晶の魚』マージョリー・ボウエン 『羊歯』W・F・ハーヴィー 『鏡のなかの貴婦人』ヴァージニア・ウルフ 『告知』ニュージェント・バーカー 『詠別』J・ゴールズワ…

ダブル・ジョーカー

柳広司/著 角川書店 <収録作品> 『ダブル・ジョーカー』『蝿の王』『仏印作戦』 『柩』『ブラックバード』 中二病ぽい設定がなんだか楽しくなってきた。 一応史実どおりの流れで進んでいるらしく 最終話で太平洋戦争開始となった。

帝一の國 第5巻

古屋兎丸 集英社 テンションがますます高い漫画だ。 土下座の朝練ってすげえなあ。 と感心していたら、とんでもな展開に……!! 選挙の行方はどうなるんだろうと思ったら 4巻を飛ばしていたのに気づく。

劇的な人生こそ真実―私が逢った昭和の異才たち

萩原朔美/著 新潮社 祖父の萩原朔太郎も美男子だったが、孫である著者も美形だなあ。 彼が若かりし頃、天井桟敷のメンバーになったのをきっかけに出会った人々 寺山修司、沼正三、増田通二、土方巽、森茉莉、東野芳明そして 実母の萩原葉子の強烈なエピソー…

獄中記―煉獄篇

ジェフリー・アーチャー/著 田口俊樹/訳 アーティストハウスパブリッシャーズ カテゴリCのウェイランド刑務所で過ごした日々の日記。 日本と比べると相当緩やかな感じなんだが、 食事は最悪らしい。イギリス人でさえ最悪とかいう刑務所の食事って……。

ぼおるぺん古事記 三 海の巻

こうの史代 平凡社 お、終わってしまった。神代編のみなのが残念。 ぜひ古事記全編描いて欲しいなあ。 訓み下し文で少しずつ古事記を読んでいるのでイメージの参考にもなった。