2022-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ランナウェイ

ハーラン・コーベン/著 田口俊樹、大谷瑠璃子/訳 小学館文庫 サスペンスもの。 長女が麻薬中毒にさせた彼氏が惨殺され 彼女が行方不明に。 必死に捜索をする父親の姿を描く。 途中カルト宗教が絡んでいくがその経緯や結末がややこしい。

ナイトメア・アリー

ウィリアム・リンゼイ・グレシャム/著 柳下毅一郎/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 1920から30年代と思われるアメリカでの 幻想的で奇妙な物語。 各章がタロットカードに基づく。 野心あふれるマジシャンであるスタン・カーライルが 読唇術を取得し、それをもとに…

マハラジャの葬列

アビール・ムカジー/著 田村義進/訳 ハヤカワ・ミステリ シリーズ2作目。 1920年6月、インド東部に位置する 藩王国サンバルプールの皇太子が カルカッタで暗殺されその事件を追う。 当時のインドは全域イギリス領になっていたのかと思っていたが 本作品のサ…

ダブル

深町秋生/著 幻冬舎文庫 ヤクザが組織に裏切られて容姿を変えて 復讐のために潜入する。 性別関係なく暴力やドンパチ半端ないが フィクション度が強いので、これはお話ですからと 割り切りはできた。

ゴールデンカムイ 第31巻

野田サトル 集英社 完結。 途中だれているときはもう読むのを止めようかと 思った時もあったが、最後まで読むことができて良かった。 しかし、熊はどこから湧いてきたのだろうか。 生き残りメンバーの後日談あり。

死者の書

ジョナサン・キャロル/著 浅羽莢子/訳 創元推理文庫 作家マーシャル・フランスに魅入られた 主人公トーマスと恋人のサクソニーが フランスの伝記を書くために彼が住んでいた ゲイレンという田舎町へ出発する。 そこまでの過程は割と二人の行動が微笑ましいの…

阿片窟の死

アビール・ムカジー/著 田村義進/訳 ハヤカワ・ミステリ シリーズ3作目。 2作目が出てたのに気づかず飛ばしてしまった。 1921年年12月インドのカルカッタ。 イギリスのエドワード皇太子が親善訪問という歴史的事実を背景に 謎の連続殺人事件が起こる。 民衆…

夜は満ちる

小池真理子/著 新潮社 <収録作品> 『やまざくら』『縁』『坂の上の家』 『夜は満ちる』『イツカ逢エル…』『蛍の場所』 『康平の背中』 全て、女性が主人公で恋愛が絡む 幻想ホラー小説短編集。 どれも話の過程は普通の恋愛小説として進むのに ラストでぞっ…

よき自殺

トニ・ヒル/著 宮崎真紀/訳 集英社文庫 サルガド警部三部作二作目。 前作ラストで失踪した妻の謎も並行しつつ、 化粧品会社での連続自殺事件の謎が進む。 自殺の原因、無茶振りなところもある。 妻の失踪直前の行動がわかるが、これがまた次回に引っ張る展開…

あちらにいる鬼

井上荒野/著 朝日新聞出版 著者の父親である 作家、井上光晴と母、瀬戸内寂聴との三角関係を小説化。 母とみはる(寂聴)の目を通した父の姿。 生々しくて時は凄絶感もあるが文章自体は淡々としている。

夢で見たあの子のために 第10巻

三部けい KADOKAWA 千里の両親殺害や「火の男」、 一登が殺し屋になった謎が回収。 ということへ「結」へと次巻は話が進みそう。 前から気になっていたけど、 若園の変な柄スーツは最後までそのままなのか。

二度目の人生アニメーター 第8巻

宮尾岳 少年画報社 完結。 物語の長さちょうどいい。 結論としては未来は変わってしまったけど ハッピーエンド。

カササギ殺人事件 〈上〉〈下〉

アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭/訳 創元推理文庫 とうことで読了。 こっちも作中作『カササギ殺人事件』が存在している。 本作だとクリスティのオマージュがそこかしこに。 しかも孫がゲスト出演している。 著者がドラマ「名探偵ポワロ」の脚本をしてい…

ヨルガオ殺人事件 上・下

アンソニー・ホロヴィッツ著 山田蘭/訳 創元推理文庫 前作の『カササギ殺人事件』を飛ばしてしまい、 少し内容にも触れてあったが特に問題ないだろう。 前作で死亡したらしき、作家アラン・コンウェイの 『愚行の代償』が作中作として一部だけでなく全て載っ…