2022-01-01から1ヶ月間の記事一覧

CAボーイ

宮木あや子/著 KADOKAWA 「校閲ガール」シリーズと世界が少し関連ある ワーキングもの。 スペック高いイケメンでも裏には苦労がある シリアスさもあり。

ユドルフォ城の怪奇 上・下

アン・ラドクリフ/著 三馬志伸/訳 作品社 1794年に発表されたゴシック小説の開祖的作品。 雰囲気が最高。 著者はイギリス人だが、作品はフランスとイタリアが舞台。 ロマンスとホラー要素関係以外の謎については 予想どおりであったが、 ホラー要素部分が一…

ダラスの赤い髪

キャスリーン・ケント/著 府川由美恵/訳 ハヤカワ・ミステリ文庫 テキサス州ダラス市が舞台。 主人公がニューヨーク出身でレズビアンで 身長180cmで赤毛の刑事と設定が盛りすぎ。 アメリカといえどもテキサスだと 差別を受けたり、犯人の彼女に対する行動も …

清少納言を求めて、フィンランドから京都へ

ミア・カンキマキ/著 末延弘子/訳 草思社 タイトルわかりやすくだけど、もう少し短くして欲しかった。 あと、表紙イラストにいる清少納言と一緒にいる人物が 著者と似ても似つかぬことになっているのが違和感。 話は2010年から2011年に長期休暇で フィンラン…

森の惨劇

ジャック・ケッチャム/著 金子浩/訳 扶桑社ミステリー文庫 山で大麻を育てながら暮らす ベトナム帰還兵が徐々に精神が蝕まれる様が丁寧。 そこから近場のキャンプ場に滞在する 陽キャな作家一行を襲うのは少々やりすぎ というかホラー作品扱いされるのは当然…

凍える墓

ハンナ・ケント/著 加藤洋子/訳 集英社文庫 19世紀アイスランドで実際にあった 最後の女性死刑囚の一人、 アグネスの死刑執行までの日々を描く。 結構当時の農家の生活の描写など細かい。 著者がオーストラリア人なのにびっくり。

ガール・ミーツ・ガール

誉田哲也/著 光文社 『疾風ガール』 の続編。 前作とは異なり今作はタイトルどおりの青春もの。 武士道シリーズの分類に入る内容だった。

ハクメイとミコチ 第10巻

樫木祐人 KADOKAWA 一年に一作のお楽しみといったところ。 どの話から読んでもよい。 ハクメイの出生の秘密が少し明かされる。

増山超能力師大戦争

誉田哲也/著 文藝春秋 『増山超能力師事務所』の続編。 表紙イラスト担当が変わって別作品ようだ。 超能力の限界についていろいろ考えさせられる内容。 増山周囲の不穏な部分が残ったまま終わったので 話は続くかもという雰囲気。

ウサギ狩り人 (上) (下)

ラーシュ・ケプレル/著 古賀紅美/訳 扶桑社文庫 ヨーナ・リンナシリーズ6作目。 刑務所に入ってしまったヨーナがどう事件を捜査するか 気になるところだったが、あっさり解決してした。 というか、刑務所生活などいろいろゆるい。 ラビットハンターが病みす…

幻選短編集 豪画沙 GOGASHA (上)

永井豪 講談社 2017年発行当時に著者デビュー50周年を 記念した作品集。 デビルマンでの悪魔たちがなぜ誕生したかの 前日譚の話が収録されている。

水溜まりに浮かぶ島 第5巻

三部けい 講談社 完結。 最後まで皆無事なのかは気になったが 予定調和ではあった。 黒松が改心したとしてもこのまま生きているのは 厳しいものがある。 母親が宗教法人の幹部になっているのは驚きだが 何かそういう描写があったか記憶にない。

その裁きは死

アンソニー・ホロヴィッツ/著 山田蘭/訳 創元推理文庫 元刑事ホーソーンシリーズ2作目。 弁護士殺害事件を追う。 事件解決のトリックなどは王道な本格ものでは。 容疑者の一人がアンノという名前の日本人が登場している。 著者は島田荘司の『斜め屋敷の犯罪…

疾風ガール

誉田哲也/著 光文社文庫 バンド青春もの。 登場人物のひとりが自殺をしてしまい その原因を追ったりするので 途中グロい展開が出てくるかとハラハラしたが 純粋に青春ものだった。

潮が舞い子が舞い 第7巻

阿部共実 秋田書店 こんな高校生や大人いないわ、というくらい 悪い人が全く出てこないという。 刀禰が7巻でクローズアップされている。

僕の心のヤバイやつ 第6巻

桜井のりお 秋田書店 両思い確定でかつ 放課後デートもしてしまっているのに 付き合っていないとは。 市川が山田のために1巻よりもずっと成長している。

人形は指をさす

ダニエル・コール/著 田口俊樹/訳 集英社文庫 イギリスのサイコミステリ警察もの。 ロンドン警視庁が主体なのって最近珍しい? 殺害予告どおり殺人が起こって それが派手で勢いある物語になっている。 犯人が実行するの困難な殺人もあるのだけど? という疑…

バグダードのフランケンシュタイン

アフマド・サアダーウィー/著 柳谷あゆみ/訳 集英社 2005年イラクのバグダードで起こる怪奇事件。 タイトルどおりフランケンシュタインなのだが、 そのきっかけがが自爆テロ事件からで いかにもありそうな感じで始まる。 シリアスな物語だがユーモアもあり。…