2014-10-01から1ヶ月間の記事一覧

秘密 (上)(下)

ケイト・モートン/著 青木純子/訳 東京創元社 過去の事件を現代で解決しようとする作品。 第二次世界大戦時のイギリスの描写がよかった。 「秘密」がわかった瞬間が冷静に考えればそういう流れに なりそうとはわかるがびっくりした。

SF・異色短編 4 (藤子・F・不二雄大全集)

藤子・F・不二雄 小学館 異色短編でも、特にブラックな話が 数多く収録されている。 表紙の話もそうだけど、 自制できないスーパーマンの話など 『パーマン』描いていた作者が、と思うと怖い内容だ。

母と娘(こ)の40年戦争

吉永みち子/著 集英社文庫 著者と母との愛情と確執の40年を書いたのも。 「やさしい子」の謎を母の死後、正体をたどっていく エピソードが興味深かった。

笑いオオカミ

津島佑子/著 新潮社 戦後直後数年での出来事だが 少年少女の旅がとても幻想的だった。

赤い月 (上)(下)

なかにし礼/著 新潮社 なかにし礼の母がモデルの小説。 終戦直後の大混乱の描写がすごい。 そして、何が何でも日本に生きて戻ろうかと する浪子の執念がこれまた凄い。

虎鮫海峡 (戦場ロマン・シリーズ (4))

新谷かおる 秋田書店 珍しくアメリカ軍が主役の連作が混じっていて、 しかもコミカルで息抜きになってよかった。

ザ・コクピット 第5、6巻

松本零士 小学館文庫 戦記ものなので当然悲劇話が前提だが、 ときどきぞっとするオチがある話が 混ざっているのでびっくりする。

文庫版 寄生獣 (1)(2)

岩明均 講談社文庫 文庫になったのを機会に購入。10年以上ぶりの再読。 話の出だしがSFらしくて改めていいなあと思う。 記憶と異なっている部分もあったので復習風に読んでいる。

ケンガンアシュラ 第10巻

サンドロビッチ・ヤバ子/作 だろめおん/画 小学館 プロレス対相撲、 連載時では冗長じゃないの? という感じがしたが 単行本で読むとまとまりよかった。

世界鬼 第8巻

岡部閏 小学館 特異点メンバーが、<世界鬼>の本拠地へ。 王様が怖すぎだ。 メーズについてとうとう明かされるが、 番外編で描かれた『メーズ』はもう公開しないのかな?

図書準備室

田中慎弥/著 新潮社 <収録作品> 『図書館準備室』『冷たい水の羊』 陰鬱な雰囲気の中の暴力描写が さらに暗い気分にさせられた。

プラダを着た悪魔

ローレン・ワイズバーガー/著 佐竹史子/訳 早川書房 ハイブランドの名前がずらずらといっぱい出てくるし、 ヒロインの語り口がとどまりないので ジェットコースター的な感じで一気に読めた。 上司が最後までいい人ぶりを全く出さなかったので良かった。

白暮のクロニクル 第1〜3巻

ゆうきまさみ 小学館 吸血鬼探偵ものらしい。 12年ごとに起こる「羊殺し」という大きな謎の他 オキナガに関わる事件がちょいちょい。 シリアスだけどギャグも混ぜていい意味で さらっと読める。 ゆうきまさみが描く公務員て魅力的。

鉄十字の鷲と虎 (戦場ロマン・シリーズ (2))

新谷かおる 秋田書店 戦場ロマンシリーズ第2巻。 表題作が新谷かおるの戦記漫画デビュー作らしい。

ザ・コクピット 第3巻

松本零士 小学館文庫 第二次世界大戦版ハーロックが収録されてる。 ハーロックはドイツ人で飛行機乗りという設定だった。 なら、日本人の名前もトチローにして欲しかった。 見た目トチローなのに。

格闘ファミリー

吾妻ひでお 奇想天外社 タイトルどおり格闘メインの生活を 送っている一家のギャグもの。 これもドタバタギャグ。

ボーダー 第2巻

渡辺ペコ 集英社 トランスジェンダー重いテーマを 取り上げていて、前巻で大きくふくらませるのかな と思ったら、あっさり完結だった。 将来は大変かもだが現状はこれでよきことかなということか。

あるいは酒でいっぱいの海

筒井康隆/著 集英社文庫 短篇集。ちょっと毒が薄いかな。 表題と表紙はぴったりな内容。

午前4時、東京で会いますか?―パリ・東京往復書簡

リシャール・コラス、Shan Sa/著 大野朗子/訳 ポプラ社 シャネル日本法人の社長・作家のリシャール・コラス(フランス人)、 パリ在住の作家・画家のShan Sa(中国人) によるフランス語で書かれた書簡集。 中身は、多彩な才能に恵まれた二人の人生につい…

さよならを告げた夜

マイクル・コリータ/著 越前敏弥/訳 早川書房 現代ハードボイルドもの。 マフィアとかはロシア系になるのね。 話自体はベタな流れなので結末も予想出来るが なんか洒落ていた。

孤独の虎 (戦場ロマン・シリーズ (3))

新谷かおる 秋田書店 ドイツ軍メインの戦記漫画。 虎というのはドイツの戦車の名前ティーガーIから。 メッサーシュミットとか名前自体なんかカッコいい。

ザ・コクピット 第2巻

松本零士 小学館文庫 ちょっとずつ読んでいる。ドラマ性が高いシリーズだなあ。

ざ・色っぷる

吾妻ひでお 奇想天外社 女しかいない島に住む 色っぷるとママが結婚相手となる 男性を求めて旅するドタバタギャグ。 女の子の絵が大人っぽい系。 他、初期作品も入っている。

兄弟

なかにし礼/著 文藝春秋 なかにし礼の自伝小説。 『弟』と比較して読みたかったのだが こちらの方が内容がハード。 なんといっても「兄貴、死んでくれてありがとう」だから。 破天荒すぎる兄に振り回され苦労する弟(なかにし礼)の壮絶な半生。 戦争のせい…

処女連祷

有吉佐和子/著 三笠書房 今、集英社文庫とかの方が手に入りやすくなってる。 有吉佐和子が再評価されてるのかな。 戦後直後、女子大入学・卒業した 女性グループのその後の10年くらいの月日。 と、当時の結婚、独身観がかいま見れて面白いのだが 後半になっ…

重版出来! 第4巻

松田奈緒子 小学館 相変わらず熱い展開だし、仕事とは何かというのを 問わされる内容。 だけど、編集者と漫画家で漫画家比重が増えてきている。 漫画家以外の人らと関わる話はまたあるのかな。