2023-05-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくらは怪談巡礼団

加門七海、東雅夫/著 KADOKAWA 怪談専門雑誌『幽』の企画もの。怪奇もので有名な土地を訪問して毎度奇妙な体験をする。参加したことによって霊感持ちになってしまったらしきU君がなんだかかわいそう。

Qrosの女

誉田哲也/著 講談社 「Qros」CMに出ていた謎の美女とは?現実世界だとユニクロCMに出演していたという感じか。美女の正体はあっさり明かされるが、彼女のストーカー問題が出てきて解決しようと週刊誌記者らが奮闘する。結構えげつない取材をする記者たちがな…

女精神科医ヴェラ 倒錯の罠

ヴィルジニ・ブラック/著 中川潤一郎/訳 文春文庫 ノワール風味たっぷりな作風がフランスミステリらしい。タイトルは一部偽りあり。いろいろ多様性ある人物が登場している。シリーズで3作は出版されているが、邦訳は今のところこの1作のみでストップされてい…

きのう何食べた? 第21巻

よしながふみ 講談社 シロさん58歳。確実に年を重なる丁寧な流れ。食費が値上りで36000円になっているがそれでも安くおさめすぎでは。

踊る骸

カミラ・レックバリ/著 富山クラーソン陽子/訳 集英社文庫 エリカ&パトリック事件簿5作目。エリカの母親がなぜ姉妹に冷たかったのかの謎が母親の幼馴染殺害事件をきっかけに明かされる。第二次世界大戦時のスウェーデンの立場の複雑さも書かれる。パトリック…

The 500

マシュー・クワーク/著 田村義進/訳 早川書房 ロビイストという職業がどういったものか主人公が就職してからのストーリーでわかってくる。そこからサスペンスものになって怒涛の展開へ。

死を哭く鳥

カミラ・レックバリ/著 富山クラーソン陽子/訳 集英社文庫 エリカ&パトリック事件簿4作目。いきなり4作目だったので、シリーズ登場人物の人間関係に戸惑う。たぶんネタバレもあっただろうに思う。事故死と思われたが実際には殺人事件、悪趣味的なリアリティ…

アンダルシアの友

アレクサンデル・セーデルベリ/著 ヘレンハルメ美穂/訳 早川書房 スウェーデンのクライムミステリもの。出版社経営のスペイン人男性と知り合った女性看護師が自ら望まないのに警察やギャング組織などに狙われる羽目になる。ほとんどの登場人物が悪人ばかり。…

一人称単数

村上春樹/著 文藝春秋 <収録作品>『石のまくらに』『クリーム』『チャーリー・パーカー・プレイズ・ボサノヴァ』『ウィズ・ザ・ビートルズ With the Beatles』『ヤクルト・スワローズ詩集』『謝肉祭(Carnaval)』『品川猿の告白』『一人称単数』 『ヤクル…

魔術師の匣 上・下

カミラ・レックバリ、ヘンリック・フェキセウス/著 富山クラーソン陽子/訳 文春文庫 女刑事とメンタリストのコンビの三部作一作目。癖強い二人のキャラクターが強烈で多様性を意識している?本作は、メンタリストのヴィンセント中心に話がまわっている。犯人…

スターリンの息子 上・下

マルティン・エスターダール/著 鵜田良江/訳 ハヤカワ文庫NV スウェーデンとロシアが舞台のスパイサスペンスもの。第二次世界大戦時からのスパイである「スターリンの息子」が残忍。主人公の恋人のパシーが速攻殺害されてないのが不思議なくらい。

碆霊の如き祀るもの

三津田信三/著 原書房 刀城言耶シリーズ。4つの怪談がある山と海にて隔離された村で起こった連続殺人事件。殺人事件は解決したかのように見えたのだがラストでぞっとしたホラー結末になるとは。

偽りの果実

イアン・ランキン/著 熊谷千寿/訳 新潮文庫 マルコム・フォックス警部補シリーズ2作目。スコットランド独立運動とも関連し25年前以上前の事件が捜査中の汚職事件に関わっていく。1作目もだが、登場人物表が少なすぎ。重要人物が出てないのはなぜ。シリーズ3…