2011-05-01から1ヶ月間の記事一覧

オレたち花のバブル組

池井戸潤/著 文藝春秋 銀行の裏側を書いたバブル組第二弾。 タイトルが能天気風なのが損してる気もしないでもない。 半沢の今回の敵は前作よりももっと強力であったが、 対決の過程がワクワクさせられた。

空の境界 (上)(下)

奈須きのこ 講談社ノベルス このお話はファンタジーだと 最初の数ページで思わないと話の全体像が受け入れづらかった。 本当は伝奇小説の系統なんだけどねとはわかるんだけど。 主要登場人物は皆美形で天才系でっていうのは 大人になってから読むとキツいも…

天顕祭

白井弓子 サンクチュアリ出版 未来か別世界の日本が舞台なんだろうか。 ヤマタノオロチ伝説の神話がモチーフになっている。 なかなか凝った内容なのだが 汚染の描写が今の日本を連想させるので恐ろしさがある。

エステルハージ博士の事件簿

アヴラム・デイヴィッドスン/著 池央耿/訳 河出書房新社 <収録作品> 『眠れる童女、ポリー・チャームズ』 『エルサレムの宝冠 または、告げ口頭』 『熊と暮らす老女』『神聖伏魔殿』『イギリス人魔術師 ジョージー・ペンバートン・スミス卿』 『真珠の擬母…

西遊妖猿伝 西域篇 第3巻

諸星大二郎 講談社 シリアスよりもコメディ的バトルが多めの巻。 悟空がお笑い要素のキャラに巻き込まれていて 少し人間らしさが出てたの微笑ましかった。 微笑ましいといえば、口絵のあらすじのカラーが デジタル塗りなんだが、 これモロ先生自身が塗ってい…

贋作王ダリ―シュールでスキャンダラスな天才画家の真実

スタン・ラウリセンス/著 楡井浩一/訳 アスペクト 個人的にはダリは好きじゃないんだが。 ダリの現存する作品の半分は贋作で それはダリも承知だった……。 ダリ専門美術商兼詐欺師だった著者自身の自伝でかつ ダリの秘密が明かされる。 と、まあ小説ともノン…

オレたちバブル入行組

池井戸潤/著 文藝春秋 軽そうなタイトルでバブル時代の話かな、と思ったら 21世紀の話で驚いた。 上司に罪を被されそうになった主人公が 形成逆転する過程は爽快。 この主人公は敵に回したくないわ。

風にそよぐ墓標-父と息子の日航機墜落事故-

門田隆将/著 集英社 本書は、日航機墜落事故から25年たった2010年に刊行された。 当時小学生だったけど、当時連日報道されてたためか 記憶に残っている。 遺族の人たち、特に現在は父親になった人たちの 当時の出来事の回想話であるが、あまりにも過酷過ぎで…

チョコレートコスモス

恩田陸/著 毎日新聞社 演劇小説。 現代版『ガラスの仮面』といっていい内容だ。 オーディションのエピソードが とても盛り上がるというのが良くわかってる。 さすがに月影先生や速水社長はいないけど(笑)

私が愛したウルトラセブン

市川森一/著 NHK出版 1993年に放送された同タイトルドラマのたぶんノベライズ本。 登場人物の紹介内容に時代を感じるわー。 今思うと結構豪華な俳優陣だなと思う。 ウルトラセブンの裏側であった青春物語だけど 虚構混じりなので実話でないことを考慮に入れて…

戦争はなかった

小松左京/著 新潮文庫 <収録作品> 『影が重なる時』『四次元ラッキョウ』『青ひげと鬼』 『釈迦の掌』『生きている穴』『完全犯罪』 『木静かならんと欲すけど』『失業保険』『運命劇場』 『戦争はなかった』『くだんのはは』『四月の十四日間』 基本的に…

おひとりさま物語 第3巻

谷川史子 講談社 設定で、男性主人公の話と不倫話があって 驚いたが、中身はいつもどおりなのでひと安心? よく読むと、他の話の背景に以前出ていた人が 出ていたりするのだが同じ街の話なのだろうかね。

眼球譚(初稿)

ジョルジュ・バタイユ(オーシュ卿)/著 生田耕作/訳 河出文庫 富士見さんじゃあないが、本当に何やってんのこの人たちは? という印象。 変態さんしか出ないし、メインの登場人物は10代だよなおそらく。 あまりにも露骨で悪ふざけ的なエログロなので 陰惨さ…

空へ

ジョン・クラカワー/著 海津正彦/訳 文藝春秋 1996年エベレストにての遭難事故の話。 山恐ろしい。 日本人女性も死亡したそうだが事故のこと記憶にない。 著者も当事者メンバーのひとりであるので、 事故に至るまでの経緯なども詳しい。

曲芸師のハンドブック

クレイグ・クレヴェンジャー/著 三川基好/訳 ヴィレッジブックス 書類偽造に関して天才的な才能を持っているのに、 謎の頭痛や環境のせいで薬物過多で自殺未遂を繰り返し、 自分の身元さえ偽造した人生を送らなければならない ジョニーの数奇な人生が気の毒…

百頭女

マックス・エルンスト/著 巌谷國士/訳 河出文庫 20世紀の寄書と呼ばれるコラージュ文学本。 「シュルレアリスム展」で原画を鑑賞して大変楽しかったので本も購入した。 奇妙なコラージュ画とキャプションの組み合わせがいい!

女たちのジハード

篠田節子/著 集英社 1997年直木賞受賞作。 損保会社勤務のOL4人の人生の決断を 爽快に書いている。 作品自体は1994年ごろ執筆であるが、 当時の会社員の感覚が、 今からみると何か古い部分もあるので多少違和感がある。

コロンバイン銃乱射事件の真実

デイヴ・カリン/著 堀江里美/訳 河出書房新社 1999年に起こった アメリカの学校史上最悪の事件を 10年後に関係者にインタビューおよび 検証したノンフィクション。 事件の直後から発表された事件の内容が 虚偽のままだったというおそろしさ。 特に、事件を起…

ナジャ

アンドレ・ブルトン/著 巌谷國士/訳 岩波文庫 私小説がシュールレアリスムになるとこうなる 考えるんじゃない、感じるんだでいい内容。 どうしても理解したい場合は、訳注を読めばいいと思う。