2010-09-01から1ヶ月間の記事一覧

ジェイン・オースティン伝

クレア・トマリン/著 矢倉尚子著 白水社 伝記として良作。 少し謎に包まれている部分もあるが、 ジェイン・オースティンの生涯と 周囲の家族の生涯が描かれていて面白い。 特に彼女が生涯を過ごした時代の背景もよく書かれているので 歴史風俗本としても読め…

初めてリーダーとなる人のコーチング -チームの力を引き出し、個人を活かす23章

パトリック・J・マッケナ、デビッド・H・マイスター/著 伊豆原弓/訳 日経BP社 仕事本。専門職の現場リーダー向け本。 実践的で具体的な内容であり、難解度は相当低く読みやすい。 この本で書いてある通り現場の案件を減らさずに マネジメントの仕事もしなく…

テルマエ・ロマエ 第2巻

ヤマザキマリ エンターブレイン 1巻にて大ブレイクした漫画2巻。 風呂ネタのみで続けられるのか? という不安があったが 2巻でも勢い止まらず。 のっけから男根崇拝ネタから来るとはハードル高いな。 子どもが読みづらいのでは、という意見もあるようだけど …

石のささやき

トマス・H・クック/著 村松潔/訳 文春文庫 姉の子どもの死をきっかけに、 姉も父と同じ病なのではという恐怖におののく主人公。 派手な怖さはないが、最後の一行が やっぱり……という感じ。

ほぼ日手帳公式ガイドブック2011

ほぼ日刊イトイ新聞/編著 マガジンハウス 手帳やら鞄の中身やらの雑誌の特集て面白いよね。 2011年の手帳はほぼ日にしてみるぞ、ということで (今のもまあ気に入ってはいるが 書くスペースが狭いのが難) 形から入ってみたりした。

世界一周恐怖航海記

車谷長吉/著 文藝春秋 車谷長吉60歳にして初の海外旅行。 ピースボートの世界一周船旅で3ヶ月ちょっとかかるらしい。 うちの親も行きたい発言していたな。 実際中高年が多いみたいだ。 井戸掘りあるとかいっていたが 本書ではそういう話は全く出てきていない…

半島を出よ (上)(下)

村上龍/著 幻冬舎 文庫版出てます。 タイトルでまあ想像がつくけど、 2011年の経済が完全破綻した日本が舞台で 北朝鮮の特殊部隊が福岡を占拠してしまう話。 上巻は占拠とその直後の話が中心で、 下巻は住民票も持たなかったり様々な理由で 社会から外れた少…

緋色の迷宮

トマス・クック/著 村松潔/訳 文春文庫 息子が少女を誘拐殺害したかもしれない、 という疑惑から ぎりぎり機能していた家族が 壊れゆく過程が怖すぎる。

死者を侮るなかれ

ボストン・テラン/著 田口俊樹/訳 文春文庫 アメリカの暗黒部分をこれでもかと見せしめる ボストン・テラン第2作目。 キャラクターで魅せようとしているのか ちょっと後半が甘ったるいかなと思った。

神は銃弾

ボストン・テラン/著 田口俊樹/訳 文春文庫 2000年度CWA新人賞受賞作で、このミス2001年海外編第1位。 ストーリーは単純。カルト教団に誘拐された娘を救出する話。 しかし爽快さがないのはノワールらしい。 文体が、現在形混在なのが読み難いが そういう所…

f植物園の巣穴

梨木香歩/著 朝日新聞社 戦前日本の世界であるが 現実と非現実世界が混じり合っている感じ。 泉鏡花や『百鬼夜行抄』等と雰囲気が似ている。

うちの妻ってどうでしょう? 第3巻

福満しげゆき 双葉社 福満氏は自分の名前をしょっちゅう検索しているらしいので、 この文もチェックするのかな? ・今の妻の顔は細くなったので体全体とアンバランスぎみ ・でも可愛いけど。 ・クソ豚呼ばわりが出てたのでよかった。 ・赤ちゃんが黒塗りなの…

愛すべき娘たち

よしながふみ 白泉社 この本を常備してある書店が なかなか見つからなかったのでなかなか読む事ができなかった。 どの話も共感できる内容だった。 母娘の確執の話はリアルすぎるな……。

愛がなくても喰ってゆけます。

よしながふみ 太田出版 よしながふみ版グルメガイド。 杉並周辺が多めかな。 メニューよりも人間ドラマの方が中心に描かれている。 実在の人かもしれんが、 中途な仮名じゃない方が良かったかも。

平ら山を越えて

テリー・ビッスン/著 中村融/編訳 河出書房新社 <収録作品> 『平ら山を越えて』『ジョージ』『ちょっとだけちがう故郷』 『ザ・ジョー・ショウ』『スカウトの名誉』『光を見た』 『マックたち』『カールの園芸と造園』『謹啓』 奇想コレクション。ビッスン…