2009-01-01から1ヶ月間の記事一覧

よにんぐらし 第1巻

宇仁田ゆみ 竹書房文庫 4コマかなと思ったがストーリーものだったなり。 たぶん普通の親子四人暮らしほのぼの漫画。 小さい頃の男の子が女の子よりも阿呆っぽいのは デフォルトなのか?

照柿 (上)(下)

高村薫 講談社文庫 文庫版で読了。 真冬に読むよりも 真夏のうだるような暑さの中で読んだ方が 数倍面白かったかも。 ふとしたきっかけで転落していく展開は きっと暑さのせいもあるだろうなあ。

コラムの花道 2007傑作選

TBSラジオ「ストリーム」/編 アスペクト サブカル! ってどの世代対象なのかはよくわからんが。 パン屋が殺し屋とかいった 時事ネタ関係ない内容の方が面白いな。 時事ネタ入ると古さをどうしても感じてしまう。 ちなみに、PodCastで視聴可能。

秀吉はいつ知ったか

山田風太郎/著 筑摩書房 「歴史」をテーマにした 未刊行エッセイを収録したもの。 表題については、本能寺の変をなぜ秀吉が 驚異的早さで知ったかを推理したもの。 信長を「火」、秀吉を「風」、家康を「土」でたとえたりとか。

西遊妖猿伝 大唐篇 第1~2巻

諸星大二郎 講談社 『モーニング』で連載再開して 講談社バージョンが出たのでこっちで購入。 『西遊記』をベースにしているとはいえ、 悟空の設定からして原作とは全く異なる内容で 先が読めないのが楽しみだ。

うさぎドロップ 第5巻

宇仁田ゆみ 祥伝社 第二部開始ということで、 いきなり10年くらい近く時間がたってたよ。 時代設定はあいまいらしいが、過去編はいったい いつ頃だったのだろうか……。 りんがそのまんまでかくなっているのはいいが、 コウキが母ちゃん似になって 美形になっ…

筒井順慶

筒井康隆/著 角川文庫 『筒井順慶』『あらえっさっさ』 『晋金太郎』『新宿祭』 ドタバタものはあまり好きじゃないけど 筒井なら読める。不思議。 以下ネタバレ含む内容

トロッコ

かんべむさし/著 出版芸術社 <収録作品> 『帝国ダイボー組合』『背で泣いている』『ループ式』 『原魚ヨネチ』『事件関連死者控』『集中講義』 『アプト式』『言語破壊官』『道程』 『ベルゴンゾリ旋盤』『スイッチバック式』 『サイコロ特攻隊』『鏡人忌…

きみのことすきなんだ

谷川史子 集英社 <収録作品> 『きみのことすきなんだ』『乙女のテーマ』 『騎士のマーチ』『花いちもんめ』 『早春に降る雪』『緑の頃わたしたちは』 初期作品短編集。 表題にもなっている『きみのことすきなんだ』は 『りぼん』で掲載した時に読んだ、と…

手紙

谷川史子 集英社 <収録作品> 『手紙』『ソラミミハミング』『河を渡る、きみと歩く』 『我が家の食卓』 1/15発売の最新短編集。『我が家の食卓』は巻末おまけで 他は雑誌掲載されたもの。この中だとやはり『手紙』。 きっかけはひどいけどなー。おかあさん…

妻たちの二・二六事件

澤地久枝/著 中公文庫 二・二六事件を起こした青年将校ら21人。 彼らの処刑後14人の妻が残された。 彼女たちの35年間をたどるドキュメント。 二・二六事件に参加するのがわかってながら 結婚した夫のわがままさが腹立つなあ、と。 昔は個人情報保護などない…

男組 全14巻

雁屋哲/原作 池上遼一/漫画 小学館文庫 5巻が抜けてるけど一応読了ということで。 説明口調がやたら多いので抜けてても話はわかるので。 いろいろと後にパロディされている漢漫画。 高校生なのに、巨大な権力を使う神竜剛次。 神竜剛次と少年刑務所からやっ…

最終兵器彼女 全7巻

高橋しん 小学館 タイトルまんま、彼女が最終兵器になってしまったお話。 というとコメディSF風なのだけど、かなりシリアスなお話。 凄く悲しい(哀しい)お話なのに泣けなかったなあ。 セカイ系? 日本も含めて、突然戦争が始まってしまう理由が 特に説明さ…

マークスの山 (上)(下)

高村薫/著 講談社文庫 直木賞受賞作ということで、高村薫の著作では有名かな? 犯人は初期から登場しているんだけど、 彼が連続殺人を犯したかの動機等がはっきりとされていない。 謎解きというよりも、警察側の主人公である合田を取り巻く 複雑怪奇な警察組…

グリム童話より怖い日本おとぎ話

中見利男/著 日本文芸社 一時期流行してい本当は怖い昔話の日本昔話バージョン。 『お伽草紙』に入っている話をメインに、 残酷度もそうだけど、 性的解釈を拡大した内容が本書の特徴。

赤いコートの女 東京女性ホームレス物語

宮下忠子/著 明石書店 2人の女性ホームレスにスポットを当てて、 どん底からなんとか福祉を受けられるようになるまでの 過程を書いたノンフィクション。 この2人の話も結構重たいものなのだけど、 (ホームレスなのに妊娠・出産/孫までいる家庭から家出した…

生きてゆく私

TONO 新書館 うぐいす姉妹のエッセイ漫画は面白いよなあ。 「おひとりさま」がテーマっぽい。 なのに、怖い話も載っていた(笑) 過去に出ていたコミックスもまた読みたくなった。

快男児 押川春浪

横田順彌・會津信吾/著 徳間文庫 押川春浪の伝記本。 作品表論的なのはほとんどないので 大半が野球ネタばかりであった。

1985年

アントニイ・バージェス/著 中村保男/訳 サンリオ文庫 作者は『時計じかけのオレンジ』の原作者として有名かな? オーウェル『1984年』に対する評論と、 パージェス自身による反ユートピア世界小説をまとめたもの。 オーウェルの『1984年』は未来の1984年で…

エッグ氏,ビーン氏,クランペット氏

P・G・ウッドハウス/著 森村たまき/訳 国書刊行会 <収録作品> 『ユークリッジとママママ伯父さん』『バターカップ・デー』 『メイベルの小さな幸運』『ユークリッジのホーム・フロム・ホーム』 『ドロイトゲート鉱泉のロマンス』『アンセルム、チャンスを…

雪姫ちゃんとゲゲゲの鬼太郎 水木しげるコレクション3

水木しげる 角川文庫 墓場で拾われた 鬼太郎の妹? とされる雪姫を 鬼太郎ファミリーに加えて敵と戦う話を メインに収録。 閻魔大王の血統書つきというだけで 妹と納得する展開、相変わらず強引だなあ。

完全版 怪人二十面相・伝

北村想/著 出版芸術社 <収録作品> 前編『サーカスの怪人』 後編『青銅の魔人』 映画『K-20 怪人二十面相・伝』の原作というか 映画の設定が小説とほとんど異なるので 原案というべきか。 北村想が江戸川乱歩の著作を読んで 怪人二十面相とはいったい何者か…