2006-06-01から1ヶ月間の記事一覧

さんさん録 第2巻

こうの史代 双葉社 昨日が発売日だった。もう完結なのね。 じいさんの恋話が2巻から顕著になっているのが読めないんだ。 しかし、日常の何気ない動作の美しさを描かせると 本当に上手だなと感心する。

カエテミル-インテリアのアイデアBOOK

川上ユキ 大和書房 これはわかりやすい! 床に物を置かないとか、割と当たり前なことが書いてあったりもするけど、 でもそのとおりなんだ、とぶんぶん首を縦に振る程同意する。 この人のインテリア本は写真ではなく、 イラストで説明するところが新鮮なのか。

二都物語

(上)(下) ディケンズ/著 中野好夫/訳 新潮文庫 今さら初読了の有名本だ。 フランス革命の時代のロンドンとパリが舞台。 ダーニーとカートンが赤の他人なのにうり二つという 設定から、何が彼らの身にあったか予測が途中でできたりするが、 そんなベタな…

リングにかけろ2 第1巻~6巻

車田正美 集英社 『リングにかけろ』の続編で連載中のもの。 主役は剣崎の息子、麟童(りんどう)。 第一話のグレっぷりは剣崎の面影がある感じがするが 回を重ねるごとに、育ての親の石松に近いキャラになってる。 で、石松が別人過ぎ。他のキャラは絵柄は…

担任

新津きよみ 角川ホラー文庫 すぐ読めた。それほど怖くないけどなー。 ちょっとせつないホラー系か? 作者は東京埼玉の地理詳しいね。

幻の翼

逢坂剛 集英社文庫 百舌シリーズ二作目。 いきなり四作目を読んでいるので、ネタバレされている箇所が いろいろあって悲しかったけど、 それでも面白いの。 これ、1988年に単行本初版が発行されているので 所々古さがあるのにも関わらず、 ここで書かれる陰…

陽のあたる坂道

石坂洋次郎 角川文庫 いかにも昔の日活映画の原作に相応しい内容だ。 ちなみに3回も映画化で、 主役は1回目から順に、石原裕次郎→渡哲也→三浦友和。 田代家の次男坊である信次はどう見ても裕次郎っぽい。 家にも裕次郎主演の映画版はあるらしいが3時間もある…

飛ぶのが怖い

エリカ・ジョング/著 柳瀬尚紀/訳 新潮文庫 1950年代生まれの女性が20代後半の頃の話で、 著者の自伝っぽい内容らしい。 人妻(かつユダヤ人)の奔放な性の話が話題だったのだろうか、当時は? あまり興味も持てずにだらだら読了だったが、 主人公の夫が精神…

さんさん録 第1巻

こうの史代 双葉社 2巻が出た(る)らしいのが第1巻のみ読了。 なんか良いよね、こうのさんの漫画は。 なんてことはない日常話なのだけど良い心持ちになれる。 事故で妻を亡くし、息子一家と同居することになった 参さんこと奥田参平が、妻が残した記録ノー…

よみがえる百舌

逢坂剛 集英社文庫 タイトル通り『百舌の叫ぶ夜』の続き。 これも凄く面白いわけなのだけど、読む順番に失敗。 正しく読む順は以下の通り。 なにしろ間2冊飛ばしたため、 その間2冊でのネタばらしが混じっていてるので。 最初の数ページで、気づいた。 でも…

寺田寅彦随筆集 第二巻

寺田寅彦/著 小宮山隆/編 岩波文庫 <収録作品> 『蓄音機』『亮の追憶』『一つの思考実験』 『電車の混雑について』『相対性原理側面観』 『子猫』『浮世絵の曲線』『二十四年前』 『解かれた象』『伊吹山の句について』『池』 『路傍の草』『備忘録』『怪…

女王蜂

横溝正史 角川文庫 ドラマ版はいずれも未見。 18歳になったばかりの女王の風格さえある 美貌の少女の周囲で起こる連続殺人事件。 まあ、かなり強引な展開だね! 当時だから許されるのかもしれないが、 現代発表だとたたかれそうかも。 例によって金田一の事…