2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

網内人

陳浩基/著 玉田誠/訳 文藝春秋 ネット時代での新たな探偵誕生。 探偵役はダークヒーローでいいのかな? 作品内の仕掛けがしっかりミステリしているのが良い。

よつばと! 第15巻

あずまきよひこ KADOKAWA まだクリスマスも迎えてないが ランドセルでいい最終回(まだ続くけど)だった。 絵が少し荒れていた気がするのが心配。

生者と死者に告ぐ

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ第7作。 ピアがおめでとうだが、彼女の家族が今回明らかに。 オリヴァーはやっと身辺落ち着いた。 しかし国家レベルの事件が多発しすぎ。 本作の狙撃事件も話が進むうちに規模が拡大す…

大奥 第19巻

よしながふみ 白泉社 完結! 作品のテーマやクオリティが 最初から全くブレずに完結したのが凄い。 和宮が本当の御台になったシーンが泣ける。 対して本作の西郷隆盛が嫌いになったぞ。

死者の声なき声 上・下

フォルカー・クッチャー/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 シリーズを遡って2作目。 サイレント映画からトーキー映画へとの移行期での 女優連続殺人事件。 ラートが単独行動をとるのはシリーズずっとなんだろうが それで大変な目にあうのには懲りないみたい。

絶望スクール 池袋ウエストゲートパークXV

石田衣良/著 文藝春秋 外国人留学生問題が、中国人からベトナム人になっているのが 時代的流れに即している。 そういえばマコトの家の果物屋が襲撃されたの 久しぶりだったな。

西遊妖猿伝 西域篇 火焔山の章 第2巻

諸星大二郎 講談社 話が伝奇ホラーへ進んでいるのが嬉しい。 新たな登場人物だけではなく 過去の登場人物も再登場とわらわらしていきた。 牛魔王の正体が近づいてきた?

1984年に生まれて

郝景芳/著 櫻庭ゆみ子/訳 中央公論新社 1984年生まれの彼女の人生と オーウェルの『1984』が重なり合うシーンがSF的。 自伝小説ではなく、自伝「体」小説という構造が深い。

悪しき狼

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ6作目。 オリヴァーがやっと落ち着いてきて、チーム自体もちゃんと機能してる。 今回はおぞましすぎる児童虐待事件の話。 それと連動して今までのシリーズであった謎の部分 (特に素…

キング誕生 池袋ウエストゲートパーク青春篇

石田衣良/著 文春文庫 IWGPシリーズ番外編。 タイトルのとおり、いかにしてGボーイズが誕生し タカシがキングになったかの物語。 マコトが当然語り手。 話は冒頭で語っているとおり。

領主館の花嫁たち

クリスチアナ・ブランド/著 猪俣美江子/訳 創元推理文庫 19世紀半ばのイギリスを舞台にした家ホラー。 ホラーとしては、『ねじの回転』を連想させられたが、あまり怖くない。 むしろ人の嫉妬や我儘などのために 勝手に追いやられるクリスティーンが気の毒す…

狼の帝国

ジャン=クリストフ・グランジェ/著 高岡真/訳 創元推理文庫 他の作品もだが、表紙のとおり本作もジャン・レノで映像化。 テロリストがトルコ人グループというのが珍しい。 他の人たちは置いといて、 事件に関わらず得なかった青年刑事が気の毒だった。

通過者

ジャン=クリストフ・グランジェ/著 吉田恒雄/訳 TAC出版 700ページもあるが 展開がとにかく早くて本当にジェットスター状態。 追われるものの逃げっぷりや身分詐称が 無理ありそうだけど一応回収はされている。 でも真犯人とラストが唐突すぎて呆然とさせら…

ゴールドスティン (上)(下)

フォルカー・クッチャー/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 1931年のベルリンを舞台にした警察小説。 ナチスが台頭しつつある景気がどん底な ドイツの重苦しい雰囲気を背景に話が進んでいく。 シリーズ3作目だが途中でも問題なし。

殺人者たちの王

バリー・ライガ/著 満園真木/訳 創元推理文庫 三部作の二作目。 途中からでも大丈夫かなと思ったが 結構ガッツリ一作目とも関連強いではないか、 しまった。 しかも次巻に続くなラストという。

夢で見たあの子のために 第7巻

三部けい KADOKAWA 「火の男」とその模倣犯。 今回ヒントらしきも出ているけれど そのままで話が進むのだろうかなあ。

潮が舞い子が舞い 第5巻

阿部共実 秋田書店 描写やセリフ回しのエモさが増している。 大人も子どももなんかいいな。

七つの試練 池袋ウエストゲートパークXIV

石田衣良/著 文藝春秋 IWGPシリーズ14作目。 表題作は現代的。 承認欲求が過ぎて死もいとわない 世の中って洒落にならない。

リヴァトン館

ケイト・モートン/著 栗原百代/訳 武田ランダムハウスジャパン ケイト・モートンのデビュー作だが すごく完成度が高かった。 イギリスの当時の階級制度がお屋敷の住民をとおしてよくわかって、 現代だとありえない世界である。 当時起こった事件や出来事につ…

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 第10巻

浅野いにお 小学館 人類滅亡までのカウントダウンが始まったが 思ったよりも進んでいないなあ。

穢れた風

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ5作目 ということでやっと原作同様刊行順に読了。 風力発電は環境に良さそうだがいろいろしがらみもあるのね。 ここまで読んでいくと、オリヴァーとピアの立ち位置が逆転? オリヴァ…

死体は笑みを招く

ネレ・ノイハウス/著 酒寄進一/訳 創元推理文庫 オリヴァー&ピアシリーズ2作目。 日本発行順で読んでしまったので時系列がバラバラ。 今回の容疑者たちの一部はその後の話に出るので 犯人じゃないと除外しやすいが。 ともかく、本作なピアが中心なためか や…

メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち

シオドラ・ゴス/著 鈴木潤/他訳 創元推理文庫 ヴィクトリア朝のロンドンが舞台で ジキル博士、ハイド、ドクター・モロー、 フランケンシュタイン、ラパチーニの娘たちが出てくると なんともワクワクする設定である。 それにシャーロック・ホームズが添え物で…